転職したいけど、辞めて大丈夫?
人間関係を理由に転職するのはアリ?
こんな悩みを解決していきます。
管理人の「転職サポーターゆうき」です!
フリーターから就職した経験や転職経験、人事目線を活かして働き方や転職に関する記事を執筆しています。
職場の人間関係がうまくいかないと、毎日相当なストレスですよね。
とくに20代のうちは、上司や先輩から理不尽な要求をされたり、周囲に気を遣わなくてはいけなかったり、苦労が耐えないはず。
人間関係が劣悪な職場を辞めたくなるのは当然です。
とは言え、
「人間関係を理由に辞めるのは逃げかも」
「耐えるしか方法はないのでは?」
このように考えて、なかなか踏ん切りがつかない人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、僕自身の転職経験や人事担当目線から、人間関係が原因で転職するときに意識しておきたいことをお伝えしていきます。
先に結論を言ってしまうと、「自分が成長できるかどうか」を軸に転職を考えることが大切です。
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まずは、「人間関係を理由に転職するのは逃げや甘え」「不満を理由に仕事を辞めるのはNG」という考えを捨てることからはじめましょう。
たしかに、100%満足できる人間関係を職場に求めるのは間違いですし、不満ばかり言ってジョブホッピング(転職を繰り返す)するのはNGです。
しかし、人間関係が理由で
- 体調が悪い
- 仕事に支障をきたしている
- 出社したくない
- パワハラやモラハラを受けている
- キャリアに悪影響
このような状況に置かれているなら、会社を辞めたり転職を考えるのもひとつの方法です。
なぜなら転職は、「逃げ」「甘え」ではなく自分のキャリアをマネージメントする行動だからです。
自分の成長につながらないのであれば、環境を変える努力をすることも間違いではありません。
実は、転職している人の大半は、なんらかの「不満」を理由に仕事を辞めていることもわかっています。
以下は、転職サイトのエン・ジャパンが「転職のきっかけ」をアンケート調査した結果です。
転職を考えたきっかけ(複数回答)
- 給与に不満がある 44%
- 会社の将来性に不安がある 42%
- 会社の考え・風土が合わない 32%
- 仕事内容に不満がある 31%
- 職場の人間関係が良くない、
上司や同僚と合わない 26%引用データ:エン・ジャパン『 転職希望者のホンネ調査2015』より一部抜粋
このように、給与や仕事内容、会社の考え方に対する不満、将来性や人間関係を理由に転職している人が多いことがわかりますよね。
なので、「人間関係を理由に転職するのは逃げや甘え」「不満を理由に仕事を辞めるのはNG」という考えに固執する必要はありません。
20代で大切にすべきことは「我慢」ではない
また、20代で1番大切にすべきは「我慢ではない」ということも頭に入れておいたほうが良いですね。
なにが大切かというと、「成長すること」です。
もちろん、我慢してがんばった結果、自分が目指すポジションや得たいスキル、経験が手に入るのなら、耐え抜く必要はあります。
しかし、我慢をして何を得られるか理解していなかったり、思考停止で「耐えればいい」と考えるのは、大きなマイナスです。
せっかくの「20代」という貴重な時期を無駄にしてしまいます。
実は僕も以前は、「20代のうちは我慢・辛抱しかない」と思っていました。
ですが、転職活動をするなかで、「自分のキャリアは、自らマネジメントしないと誰も責任をとってくれない」ということを実感しました。
「成長できるか」をベースに考えないと、あとで必ず後悔します。
あの本田圭佑さんもこんな言葉を残しています。
結果にこだわるな、成功にこだわるな、成長にこだわれ。
転職の場合、結果や成功を一切気にしないのもリスキーではありますが、自身の成長を考えて行動することが非常に大切、ということは意識しておくと良いですよ。
転職理由が不安な20代へ【人間関係ではなくキャリアアップを意識する】
人間関係を理由に仕事を辞める場合、「転職理由」が不安になりますよね。
転職活動の面接で、「上司や先輩と意見が合わずに辞めた」とは説明できませんし、「人間関係が劣悪だった」なんて絶対に言えませんよね。
「どんな転職理由ならマイナスにならないんだろう」と悩むはずです。
そんなときは、不満を口にするのは止めて、「転職してどうしたいか」にフォーカスした転職理由を考えておくことをおすすめします。
具体的には、「キャリアアップ」に関する理由を用意しておけばベターです。
以下は、エン・ジャパンが発表している「退職理由の本音と建前」という少し変わったデータです。
退職理由のホンネランキング
- 上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった 23%
- 労働時間・環境が不満だった 14%
- 同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった 13%
- 給料が低かった 12%
- 仕事内容が面白くなかった 9%
引用データ:エン・ジャパン『 転職希望者のホンネ調査2015』 より一部抜粋
転職者の「ホンネ」を調査したランキングでは、人間関係を含めて、転職理由としてはそぐわない内容が並んでいます。
しかし、「建前(つまり面接等で話す内容)」を調査したランキングでは、、、
退職理由のタテマエランキング
- キャリアアップしたかった 38%
- 仕事内容が面白くなかった 17%
- 労働時間・環境が不満だった 11%
- 会社の経営方針・経営状況が変化した 11%
- 給与が低かった 7%
引用データ:エン・ジャパン『 転職希望者のホンネ調査2015』 より一部抜粋
ご覧の通り、キャリアアップがダントツでトップになっています。
つまり、転職者の多くは、人間関係や待遇の不満を「キャリアップ」という前向きな転職理由に変換して、転職活動を乗り切っているケースが多いと言えます。
人事担当者や面接官は前向きな転職理由に魅力を感じる
実際、面接ではキャリアアップに関する転職理由をよく聞きますし、人事担当者や面接官は当然、前向きな理由を話す応募者に魅力を感じます。
とくに20代の転職では、
このような熱意や
このように意欲がある人は魅力的に映ります。
なので、転職理由は「本音」の人間関係をそのまま伝えるのではなく、
- 転職してどうしたいのか
- なにを実現するために仕事を辞めるのか
- この転職が自身の将来にどんなプラスがあるか
これら考えて、前向きな転職理由を組み立てておきましょう。
転職先で人間関係に悩まないために【下調べを徹底する】
最後に、転職をするなら気をつけてほしいのが転職先の人間関係です。
せっかく転職できても、新しい職場でまた人間関係に悩むことになってしまったら、転職を繰り返すことになりかねませんよね。
もちろん、どんな職場でも人間関係のトラブルは起こり得ることですが、人間関係で悩まにためにいくつかポイントがあります。
以下の3つに注意して転職先を選びましょう。
- 信頼できる上司がいるかチェックする
- 会社の『空気感』をチェックする
- 仕事内容をよく理解しておく
基本的に、しっかりリーダーシップを取れる上司がいる職場は、部下のマネジメントが行き届いており、人間関係のトラブルも少ないと言えます。
また、人間関係の劣悪な職場は「空気感」でわかります。面接で会社を訪れたときにチェックしておきましょう。
さらに、自分の仕事内容、立場をきちんと理解しておくことで、転職後の人間関係構築がスムーズになります。
ただし、こうした下調べは個人の力では限界があるのも事実で、上司の人柄や会社の雰囲気は、求人情報だけでは情報収集できませんよね。
なので、転職を進めるのなら、エージェントサービスを使って情報収集をしておくことをおすすめします。
転職エージェントのキャリアアドバイザーやコンサルタントは、希望に合う仕事を紹介してくれるだけでなく、応募する企業の細かい情報を教えてくれます。
通常、キャリアアドバイザーは紹介する企業の採用担当者とミーティングをしていたり、企業訪問をして情報を集めているので、
- 上司になる人物の人柄
- 社内の雰囲気や気になるところ
- 詳細な仕事内容
などを知っているわけです。
キャリアアドバイザーの情報のある・無しでは、転職が成功する確率が大きく変わってきます。
エージェントサービスは有効に活用して、人間関係に悩まない転職先を見つけましょう。
転職エージェントは『20代の転職に特化したサービス』を選ぼう
繰り返しになりますが、「成長できるか」をベースに考えないと、あとで必ず後悔します。
結果にこだわるな、成功にこだわるな、成長にこだわれ。
本田圭佑さんが言っているように、自身の成長を考えて行動することが非常に大切、ということは意識しておきましょう。
また、人間関係で悩まない職場へ転職するには「情報収集」が欠かせません。
転職エージェントを活用して、応募企業の詳細情報を手に入れましょう。
転職を成功させるには、サポート力が高く相談しやすい転職エージェントを使うのがポイントです。
なぜなら、
- 自分に合う求人を紹介してもらいやすい
- 転職のコツ・ノウハウを吸収できる
- 情報収集が圧倒的に捗る
このようなメリットがあるからです。
以下の記事では、サポート力が高く相談しやすいエージェントをまとめました。ぜひチェックしてみてください。