辛すぎて仕事を辞めたい
転職したほうが良いかも…
管理人の「転職サポーターゆうき」です!
フリーターから就職した経験や転職経験、人事目線を活かして働き方や転職に関する記事を執筆しています。
休みがない職場で働くのは辛いですよね。
- 体がもたない
- プライベートの時間がない
- 先が見えない
など、不安になるのではないでしょうか。
とは言え、「辞めて良いのか」「転職して良いのか」と悩む方は多いはずです。
僕も転職をしたとき、同じように悩んだ経験があります。
休みなしの辛い職場で転職を考えたときに大切なのは、限界になるまでがんばらないことです。
この記事では、僕の転職経験や人事目線をもとに「休みなしで転職を考えたときにすべきこと」をまとめました。
- 限界まではがんばらない
- 異常か判断がつかないときの考え方
- 休みが多い業界や仕事を知る
関連記事:【毎日深夜まで仕事…】残業がつらいから転職したいはアリと悩んだときの対処法

【1ヶ月休みなしで辛いなら】限界までがんばらないことが大切
すでにお気づきの方は多いと思いますが、「1ヶ月休みなし」もしくはそれに近い働き方は普通の状態ではありません。
休みがなく激務が続く毎日は、誰にとっても辛いものです。

もしも転職を考えるほど辛い場合は、限界までがんばらないことが大切です。
なぜなら、限界までがんばって体を壊してしまったら、転職どころではなくなってしまうからです。
実は労働基準法では、働き方について以下のような定めがあります。
- 使用者は、原則として、1日に8時間、1週間に40時間を超えて労働させてはいけません。
- 使用者は、労働時間が6時間を超える場合は45分以上、8時間を超える場合は1時間以上の休憩を与えなければいけません。
引用元:厚生労働省
また、「毎週少なくとも1度の休日か4週間を通じて4日の休日を設けること」が規定されており、休日に社員を働かせるには、労使協定書(サブロク協定)を提出する決まりになっています。
しかし、1ヶ月休みがないということは、こうした決まりが守られていないのかもしれません。

こうした決まりは、働く人の権利や健康を守る意図があります。
その決まりを会社が守っていないということは、自分で身を守る必要があるわけです。
また、厚生労働省がまとめている「過労死と精神障害の労災補填状況の推移」に関するデータを見ると精神障害の労災支給は増加をたどる一方です。

(出典 (公財)生命保険文化センター厚生労働省「厚生労働白書」(平成27年)より作成:http://www.jili.or.jp/lifeplan/lifesecurity/provision/5.html)
過労によって精神障害を抱えてしまうと、いざ転職しようと思ってもブランクや病気への懸念から転職活動が非常に不利になってしまいます。
なので、「一ヶ月休みがなくて辛い」「転職を考えている」というのなら、限界まで頑張るのはやめましょう。
「毎日が辛い」「このまま続けたらヤバい」と思っている段階なら、
- 休職する
- 転属願いを出す
- 転職する
などいくらでも行動は起こせます。
【本当に辞めていい!?】職場環境が異常か判断がつかないときの考え方
次にお伝えしたいのは、職場環境が異常なのか判断がつかないときの考え方です。

転職したいと考えても、
本当に珍しいこと!?
転職は甘いのかも…
と不安に思う人もいるかもしれません。
そんなときに目安にしたいのは、行政が定めている「過労死ライン」です。
現在労働行政は、1ヶ月に80時間の時間外労働を「過労死ライン」に設定しています。
月に20日出勤した場合、1日に4時間以上残業をしているイメージです。
これは、働きすぎで健康障害が出た場合に、長時間労働の関連性を見極めるために引き合いに出される数字です。
つまり、このラインを超える働き方をしている場合は、客観的に見ても「完全に働きすぎ」と言えるわけですね。
また、過労死ラインまでいかなくても、時間外労働時間が1ヶ月平均45時間を超える場合は、労働基準監督署が対応してくれやすいと言われています。

なので、辛いと思いつつも自分が働く環境が異常かどうか判断がつかない場合は、
20日出勤で
1日4時間以上残業しているか
時間外労働時間が
平均的に45時間を超えているか
を目安にしてみてはいかがでしょうか。
関連記事:【体力的にきつい仕事を辞めたい】体が辛くて転職するときの注意点

【もう1ヶ月休みがないのは嫌】休みが多い転職先を知る
3つ目にお伝えしたいのは、休みが多い転職先を知ることです。

当然ですが、転職先には「休みが多い仕事」を選ぶはずです。
そこで参考にしたいのは、残業が少ない業種や年間休日数の多い業種を調査したデータです。
もちろん、会社によって残業時間は変わりますが、残業が多い傾向にある業界、反対に残業が少ない傾向にある業界は存在します。
このあたりをきちんと押さえて、転職先選びをしていきましょう。
では、残業時間が少ない業種のTOP10です。
【残業時間が少ない業種TOP10】
- スポーツ/ヘルス関連施設(サービス)
- 薬局(メディカル)
- クレジット/信販(金融)
- 病院(メディカル)
- 専門店/小売店(小売/外食)
- 医療機器メーカー(メディカル)
- ホテル/旅館(サービス)
- 服飾雑貨メーカー(メーカー)
- 士業関連(サービス)
- 投信/投資顧問(金融)
スポーツやヘルス関連施設のサービス業やメディカル系の業種が多数上位にランクインしています。
また、意外なところでは店舗の営業時間が決まっている専門店や小売店なども残業は少ない傾向にあります。
ショッピングモールなどはモール自体の営業時間が決まっているため、残業しにくいということかもしれません。

そして、残業時間だけでなく、年間休日数が多い業界にも目を向けてみましょう。
休日が多い企業に転職することで、体や心にかかる負担を減らすことができます。
【業界別の休日数ランキング】
- 自動車/輸送機器メーカー 135.2
- 電子/電気部品/半導体メーカー 132.7
- コンピューター/OA機器メーカー 130.9
- 医療機器メーカー 130.5
- 機械/電気機器メーカー 130.5
- 設備関連/プラントメーカー 129.6
- 家電/AV機器メーカー 129.6
- リース 129.4
- 通信/ネットワーク機器メーカー 129.4
- 化学/素材メーカー 128.8
年間休日数に関しては、120日以上がボーダーラインと言われています。
なぜなら、土日休みや年末年始、祝日などの休みを合計すると約120日だからです。
つまり、120日以上は休みが多いと言え、逆に105日を下回ると相当休みが少ないと考えらます。
休みが多く残業が少なくても他の面でつらいケースがあることを想定しておく
ただし、いくら休みが多く残業が少ない業界や仕事でも、
- 勤務時間が不規則
- 土日祝は必ず出勤
- 転職が難しい
といったマイナスがある場合もあります。
例えば、残業時間が少ない業種の上位にランクインしている「メディカル」や「金融系」の仕事は、スキルや経験がないと転職が難しい業界です。
また、専門店などの「小売」「サービス業」は、残業が少ない代わりに土日祝は休めなかったり、休日が不規則な傾向にあります。

なので、残業時間だけで判断せずに
- 年間休日数
- 勤務体系
- 仕事内容
などを総合的に考え、トータルで自分が納得できる会社を転職先に選ぶことをおすすめします。
【転職活動を成功させるポイント】きちんと情報収集できる環境をつくる
最後にお伝えしたいのは、きちんと情報収集できる環境をつくることです。

「1ヶ月休みない」ということは、転職活動をする時間がなかなか取れないと思います。
しかし、転職の成功は「いかに精度の高い情報を集められるか」に懸かっています。
なぜなら、きちんと情報収集ができれば、
- どんな仕事が自分に合っているか
- 給料は上がるか
- 今転職すべきタイミングか
など、ある程度の見通しが立ちます。
転職に失敗するリスクが大幅に減ります。
逆に情報収集がおろそかになると、自分に合う転職先がなかなか見つからなかったり、転職のタイミングを逃してしまう可能性が高くなります。
転職の不安は、「この先どうなるかわからない不透明な将来」にあります。
なので、
- 在職中にきちんと情報収集をする
- 転職活動の見通しを立てる
この2つが大切なんです。
エージェント系のサービスを活用して情報収集をする
具体的には、エージェント系の転職サービスを活用するのがベストです。

エージェントを使えば、キャリアアドバイザーやカウンセラー(担当者)が、要望に沿った求人を紹介してくれたり、転職のあらゆる不安をサポートしてくれます。
例えば、
- どんな転職先があるか
- 給料や待遇はアップできるか
- 転職のタイミングはベストか
などをエージェントの担当者がプロの目線でアドバイスをくれます。
基本的にエージェントのキャリアアドバイザーや担当者は、紹介する企業の採用担当者と打ち合わせ等をして情報を集めています。
そのため、
- 職場の生の雰囲気
- 上司になる人物の人柄
- 面接で好印象を与える回答
- 詳しい仕事内容
などを知っている存在です。

エージェント系のサービスを活用すれば、これらをクリアにすることが可能です。
転職(中途採用)は、一斉採用の新卒と異なり、いつどんなタイミングで良い求人が出るか予測できません。
また、転職には2〜3ヶ月かかるケースが多いため、常に情報収集できる環境を作っておくことで転職の成功率は上がります。
もちろん、「転職はひとりでなんとかしたい」という人にはおすすめできませんが、、、
エージェントを活用することで、転職の不安や負担が軽くなるのは確かです。
失敗しないエージェントサービスの選び方
とくにおすすめしたいのは、大手マイナビワークスが手がける「マイナビジョブ20’s」です。

24歳から29歳の20代に特化したマイナビのサービスだけあって、使い勝手の良さ・サポートの質の高さはトップクラス。
- 紹介される求人はすべて20代対象
- 20代専任のアドバイザーがサポート
- マイナビならではのノウハウが心強い
転職経験のあるキャリアアドバイザーがサポートしてくれるので、転職の悩みや不安を相談しやすいエージェントです。
対応エリアは以下のとおり。
東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県、
京都、滋賀、大阪、兵庫、奈良
20代の転職には外せないエージェントなので、対象エリアの方は今すぐ登録しておきましょう。
30代やマイナビジョブ20’sの対象エリア外で転職をする人におすすめしたいのは、dodaです。

dodaは、国内最大規模の人材サービスを展開するパーソルキャリアが運営する転職エージェント。
おすすめの理由は以下のとおりです。
- 求人数は約10万件
国内トップクラス - 関東や関西だけでなく
全国の求人に対応している - 限定求人も多く
仕事探しの幅が広がる
また、最大規模のエージェントだけあって、経験豊富なキャリアアドバイザーが多く、サポート力が高いのも魅力です。
マイナビジョブ20’sの対応エリア外の方や30代以降の方は、dodaを徹底活用しましょう。
また、経験やスキルに不安がある方や社会人経験3年未満で転職をする方におすすめしたいのは、「就職カレッジ(ジェイック)」というエージェント系サービスです。

就職カレッジは、未経験者や第二新卒者を専門にサポートしている転職エージェントです。
公式サイトでは「フリーターや大学中退の就職」を売りにしていますが、正社員経験3年未満の転職(第二新卒)にも非常に力を入れているサービスです。
社会人経験が少ない20代は転職に苦戦するケースは多いですが、就職カレッジの場合、
- 未経験OKの企業を紹介
- 書類審査なし
- 就職講座を実施
このようなサポートをしてくれるので、転職成功率も上がります。
また、就職カレッジは全国で数十社しか国が認定していない「職業紹介優良事業者」なので、安心して転職活動を進められるのもポイントです。
就職カレッジの対応エリアは以下のとおり。
山形 福島 茨城 栃木
群馬 埼玉 千葉 東京
神奈川 新潟 石川 山梨
長野 岐阜 静岡 愛知
三重 滋賀 大阪 兵庫
奈良 和歌山 岡山 広島
福岡 熊本
(※対応地域は変わる可能性あり)
正社員経験が3年未満で転職をする場合は就職カレッジに登録しておきましょう。

転職を成功させるには、サポート力が高く相談しやすい転職エージェントを使うのがポイントです。
なぜなら、
- 自分に合う求人を紹介してもらいやすい
- 転職のコツ・ノウハウを吸収できる
- 情報収集が圧倒的に捗る
このようなメリットがあるからです。
以下の記事では、サポート力が高く相談しやすいエージェントをまとめました。ぜひチェックしてみてください。