でも転職できるか不安…
転職する方法は!?
管理人の「転職サポーターゆうき」です!
フリーターから就職した経験や転職経験、人事目線を活かして働き方や転職に関する記事を執筆しています。
介護職は、高齢化の歯止めがきかない日本において、もっとも必要な仕事のひとつです。
しかし、仕事内容が過酷なケースも多く「介護職を辞めたい」「転職したい」と考える方は多いのではないでしょうか。
とは言え、
- 介護職から異業種へ
転職できるのか? - 転職に失敗しないか…
と不安になりますよね。
そこでこの記事では、人事目線と独自のリサーチをもとに「介護業界から転職を成功させるコツ」をまとめました。
- 介護業界を
辞めたい理由を明確にする - 早めの転職活動を意識する
- 介護職の経験を活かす
関連記事:【サポート力が高くて安心】おすすめ転職エージェント3選まとめ

【転職の軸を決める】介護職を辞めたい理由を明確にしよう
1つ目のコツは、介護職を辞めたい理由を明確にすることです。
ひとことで「介護職を辞めたい」と言っても、その理由は人それぞれですよね。
- 体力的にきつい
- 給料が少ない
- 人間関係が悪い
など、不満や転職理由は様々です。
転職をするうえで「介護業界を辞める理由」は、転職活動の軸になります。
軸が定まれば、転職活動がスムーズに進みやすくなり、やるべきことが明確になります。
以下は分かりやすい例です。
体力的にきつい
⇒オフィスワークの求人を探す
長時間労働のない業界を狙う
給料が少ない
⇒月給○○円以上を条件にする
人間関係が悪い
⇒面接時に社内の雰囲気を
きちんと確認する
逆に
とにかく介護業界を辞めたい…
と転職理由が曖昧なままだと、どんな転職先を選んでいいかわからなかったり、目の前の餌につられてブラック企業に転職してしまうなんてこともあります。
転職を後悔する可能性も高くなります。
転職成功は、言い換えると
介護業界を辞める理由(転職理由)の改善
です。
なので、当たり前のことではありますが、介護業界を辞める理由は明確にして、転職活動の軸を定めることからはじめましょう。
介護職を辞めたい人に多い転職理由とは
ここからは、「介護職を辞めたい人に多い転職理由」をチェックしていきましょう。
転職サイトが「介護職で働く上でのストレス」を調査したデータは以下のとおりです。
- 給与が低い 54.3%
- 腰痛などの身体的な負担 39.3%
- 人手不足による業務過多 31.5%
- 感染症などのリスク 23.9%
- 同僚との人間関係 22.4%
出典:Leverages Medical Care「きらケア介護白書2021(p15)」(2022年02月25日)
給与に不満を持っているケースが多く、次いで体の負担や業務過多が挙がっています。
当サイト独自のリサーチでは、以下の項目を転職理由に挙げる方が多い結果となりました。
- 業務が過酷
- 人手不足で激務
- 給料が少ない
業務が過酷で介護職を続けるのが困難
もっとも多かった転職理由は、業務内容の不満です。
介護職の主な仕事は身体介護と生活援助です。
いずれも、決して楽な仕事とは言えません。
- 排泄介助や汚物処理に慣れない
- 腰痛を抱えて体がもたない
- 利用者とうまく
コミュニケーションができない
など、業務に不満を抱えて転職するケースが目立ちました。
なかには、介助で体がボロボロなうえに利用者家族からクレームを受け体力も精神的にも限界で辞めたという方もいました。
- 介護職をずっと続けられる自信がない
- 責任をもって仕事ができなくなった
など、仕事に対する自信を無くし転職する場合も多いようでうs.
介護業界の慢性的な人手不足で激務に
もうひとつ多かったのは「人手不足で激務」という理由です。
すでにご存知の方は多いかもしれませんが、日本は世界保健機関(WHO)が定める「超高齢化社会」(65歳以上の高齢者が占める割合が全人口の21%を占める社会)に突入しています。
今後もさらに高齢化が進むことは確実視され、介護職の需要は年々高まっています。
しかし一方で、介護業界は慢性的な人手不足と言われています。
そのため、介護職員のひとりあたりの負担は大きく、激務につながるケースが多いようです。
激務で介護職員の負担が
増える
↓
すると、離職者が増える
↓
さらに介護職員の負担が増える
こうした負のスパイラルに陥っている職場も多いのではないでしょうか。
仕事に見合った給料が貰えない
「仕事に見合った給料がもらえない」という理由も多い結果となりました。
介護職員の平均給与は、
- 常勤 182.260円
- 非常勤 130.820円
引用:厚生労働省「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果(p181)」(2022/02/02)
という結果が出ています。
これは決して高い数字ではなく、過酷な業務の割に収入が期待できる仕事とは言えません。
そのため、
- 将来が不安になった
- 給料を上げたい
- 報われない
という理由で転職する方も多いようです。
また、お伝えした3つの理由のほかにも
- 同僚とトラブルを起こした
- 職場いじめに遭った
など「人間関係に悩んで介護職を辞めた」という意見もありました。
いずれの場合も、介護職を辞める理由を明確にして、不満や改善したいポイントを言語化しておくことは非常に大切です。
【チャンスを逃さない】介護職を辞めたいなら早めの転職活動を意識しよう
2つ目のコツは、早めの転職活動を意識することです。

ただし、「転職活動」と言っても、「今すぐ介護職を辞めよう」と言いたいわけではありません。
いきなり仕事を辞めてしまうのは、リスキーです。
まずは、きちんと情報収集できる環境を整えて、いつでも転職できるように準備を進めておくことをおすすめします。
介護職を辞めたい方の多くは、介護業界から異業種・異職種への転職を考えているはずです。
異業種や異職種へ転職をするということは、「未経験者」として転職活動をすることになります。
実は未経験で転職をする場合、年齢は若いほうが有利になりやすいと言われています。
なぜなら、未経験の人材を採用する企業は、
- 将来性
- バイタリティ
- 指導のしやすさ
などを重視するため、ポテンシャルを期待できる年齢が若い人材を優先しがちだからです。
実際、未経験で応募できる求人の数は、年齢を重ねるごとに低下することも分かっています。

そのため、介護業からキャリアチェンジを考えているなら、なるべく早めを意識する必要があるんです。
また、基本的に転職(中途採用)は、いつどんなタイミングであなたの希望に沿う募集が出るかわかりません。
企業は、
- 退職者が出た
- 新規事業の立ち上げ
- 既存事業の拡大
など、それぞれのタイミングで人材を募集します。
なので、常に情報をキャッチアップして、面接ができるように準備しておくことが非常に大切です。
【転職成功のカギ】介護職で培った強みを活かそう
3つ目のコツは、介護職で培った強みを活かすことです。

介護職を辞めて別の仕事に転職する場合、
転職できるか不安…
と考える方が多いかもしれません。
もちろん、心機一転してがんばるのは悪いことではないですし、不安な気持ちもよくわかります。
ですが、転職活動ではこれまでの経験やスキルが評価対象になります。
つまり、介護職で培った経験やスキルをうまくアピールすることで、転職が有利になりやすいわけです。
そこで注目したいのは、介護師の汎用スキルです。
ここで言う汎用スキルというのは、様々な業界で応用可能なスキルを指します。
介護師の汎用スキルは以下のようなものが挙げられます。
- コミュニケーション力
- 対応力
- 責任感
- ビジネスマナー
介護職の強みはコミュニケーション力や責任感・対応力
介護職は、必ず人とのコミュニケーションが発生する仕事です。
そのため、コミュニケーション力が磨かれ、緊急時などの対応力もアピールできます。
また、人の健康や命を預かる仕事のため責任感が強く、目上の人を敬う姿勢や言葉遣い、対応力が自然と身についているはずです。
これらはすべて、転職活動で活きるあなただけの強みです。
ちなみに、コミュニケーション力や責任感、言葉遣い、対応力などを活かせる具体的な仕事としては、
- サービス職
- 販売職
- 営業職
- テレフォンオペレーター
- 事務職
- 受付職
などが考えられますね。
これらは未経験でもチャレンジがしやすい職種とも言えます。
介護職の経験は、あなたの貴重な財産と言えます。
【転職リスクを減らそう】介護職を辞めたいならきちんと情報収集する
最後にお伝えしたいのは、転職をひとりで悩まないことです。

先ほど、「早めの転職活動が大切」とお話しました。
しかし、転職活動をすると言っても、
- 仕事選びがわからない
- 転職活動をする時間がない
- そもそも転職に自信がない
など、なかなか一歩を踏み出せない方は多いはずです。
転職は人生は大きく左右するため、悩みますよね。。。
また、介護職の仕事を辞めてしまうと、
- 収入が途絶える
- ブランクが生じる
- 転職を焦ってしまう
など、非常にリスキーです。
僕もはじめて転職をしたときは、相当悩みました。
そんな経験から言えるのは、まずは最低限の見通しを立てたほうがいいということです。
情報収集をして転職活動の見通しを立てる
実は、きちんと情報収集をすれば、
- どんな職場が自分に合っているか
- 給料は上がるか
- 今転職すべきタイミングか
など、ある程度の見通しが立ちます。
そうすれば、転職に失敗するリスクは大幅に減ります。
転職の不安は、「この先どうなるかわからない」という不透明な将来にあります。
なので、在職中にきちんと情報収集をして、転職活動の見通しを立てることが大切です。

具体的には、エージェント系の転職サービスを活用するのがベストです。
エージェントを使えば、キャリアアドバイザーやカウンセラー(担当者)が、要望に沿った求人を紹介してくれたり、転職のあらゆる不安をサポートしてくれます。
例えば、
- どんな転職先があるか
- 給料や待遇はアップできるか
- 転職のタイミングはベストか
などをエージェントの担当者がプロの目線でアドバイスをくれます。
基本的にエージェントのキャリアアドバイザーや担当者は、紹介する企業の採用担当者と打ち合わせ等をして情報を集めています。
そのため、
- 職場の生の雰囲気
- 上司になる人物の人柄
- 面接で好印象を与える回答
- 詳しい仕事内容
などを知っている存在です。

エージェント系のサービスを活用すれば、これらをクリアにすることが可能です。
転職(中途採用)は、一斉採用の新卒と異なり、いつどんなタイミングで良い求人が出るか予測できません。
また、転職には2〜3ヶ月かかるケースが多いため、常に情報収集できる環境を作っておくことで転職の成功率は上がります。
もちろん、「転職はひとりでなんとかしたい」という人にはおすすめできませんが、、、
エージェントを活用することで、転職の不安や負担が軽くなるのは確かです。
失敗しないエージェントサービスの選び方
とくにおすすめしたいのは、大手マイナビワークスが手がける「マイナビジョブ20’s」です。

24歳から29歳の20代に特化したマイナビのサービスだけあって、使い勝手の良さ・サポートの質の高さはトップクラス。
- 紹介される求人はすべて20代対象
- 20代専任のアドバイザーがサポート
- マイナビならではのノウハウが心強い
転職経験のあるキャリアアドバイザーがサポートしてくれるので、転職の悩みや不安を相談しやすいエージェントです。
対応エリアは以下のとおり。
東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県、
京都、滋賀、大阪、兵庫、奈良
20代の転職には外せないエージェントなので、対象エリアの方は今すぐ登録しておきましょう。
30代やマイナビジョブ20’sの対象エリア外で転職をする人におすすめしたいのは、dodaです。

dodaは、国内最大規模の人材サービスを展開するパーソルキャリアが運営する転職エージェント。
おすすめの理由は以下のとおりです。
- 求人数は約10万件
国内トップクラス - 関東や関西だけでなく
全国の求人に対応している - 限定求人も多く
仕事探しの幅が広がる
また、最大規模のエージェントだけあって、経験豊富なキャリアアドバイザーが多く、サポート力が高いのも魅力です。
マイナビジョブ20’sの対応エリア外の方や30代以降の方は、dodaを徹底活用しましょう。
また、経験やスキルに不安がある方や社会人経験3年未満で転職をする方におすすめしたいのは、「就職カレッジ(ジェイック)」というエージェント系サービスです。

就職カレッジは、未経験者や第二新卒者を専門にサポートしている転職エージェントです。
公式サイトでは「フリーターや大学中退の就職」を売りにしていますが、正社員経験3年未満の転職(第二新卒)にも非常に力を入れているサービスです。
社会人経験が少ない20代は転職に苦戦するケースは多いですが、就職カレッジの場合、
- 未経験OKの企業を紹介
- 書類審査なし
- 就職講座を実施
このようなサポートをしてくれるので、転職成功率も上がります。
また、就職カレッジは全国で数十社しか国が認定していない「職業紹介優良事業者」なので、安心して転職活動を進められるのもポイントです。
就職カレッジの対応エリアは以下のとおり。
山形 福島 茨城 栃木
群馬 埼玉 千葉 東京
神奈川 新潟 石川 山梨
長野 岐阜 静岡 愛知
三重 滋賀 大阪 兵庫
奈良 和歌山 岡山 広島
福岡 熊本
(※対応地域は変わる可能性あり)
正社員経験が3年未満で転職をする場合は就職カレッジに登録しておきましょう。

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以下の記事では、サポート力が高く相談しやすいエージェントをまとめました。ぜひチェックしてみてください。