でも、早期離職はまずい!?
転職が難しくなる!?
不安でしかたない。。。
管理人の「転職サポーターゆうき」です!
フリーターから就職した経験や転職経験、人事目線を活かして働き方や転職に関する記事を執筆しています。
新卒入社した会社を早期離職するのは、とても不安ですよね。
- 辞めたらキャリアに傷がつく
- 転職できないのでは
- フリーターしか道はない!?
と悩むはずです。
実は僕も20代で転職経験があるので、不安な気持ちはよくわかります。
たしかに新卒の早期離職は、様々な部分でマイナスに働く場合が多いです。
しかし、「辞めたい」という気持ちを背負ったまま現職を続けるのも、決して良いことではありません。
この記事では、僕の転職経験と人事目線をもとに「新卒で早期離職をする前にやっておきたいこと」をまとめました。
- 早期離職ときちんと向き合う
- 転職理由をきちんと
説明できるようにする - 転職をひとりで悩まない
関連記事:【新卒だけどすぐ辞めた】転職してやり直すためのコツをシェア

辞めたいなら知っておこう【新卒で早期離職する割合と人事の印象】
もしかすると、
珍しい!?
早期離職はレアなの?
と不安を感じている方は多いかもしれません。
本題に入る前に、どの程度の新卒者が早期離職を経験しているかをチェックしていきましょう。

以下は、厚生労働省が発表している「新規学卒就職者の在職期間別離職率」をわかりやすく整理したデータです。
新規学卒就職者の在職期間別離職率(3年目までの離職率)
大学卒
- 平成27年度 31.8%
- 平成26年度 32.2%
- 平成25年度 31.9%
短大等卒
- 平成27年度 41.5%
- 平成26年度 41.7%
- 平成25年度 41.3%
高校卒
- 平成27年度 39.3%
- 平成26年度 40.8%
- 平成25年度 40.9%
引用元:厚生労働省
このデータでは、新卒者の入社後3年目までの離職率は3割から4割程度ということがわかりますね。
早期離職に「入社○年以内」といった定義があるわけではありませんが、同期入社が10人いたら、そのうち3〜4人は早期離職をするのが一般的と言えそうです。

また、在職期間別の離職率では、新卒1年目で辞める割合が若干高いこともわかっています。
新規学卒就職者の在職期間別離職率(1年目から3年目までの離職率)
大学卒(平成27年度)
- 1年目 11.9%
- 2年目 10.4%
- 3年目 9.5%
専門等卒(平成27年度)
- 1年目 18.1%
- 2年目 12.2%
- 3年目 11.2%
高卒(平成27年度)
- 1年目 18.2%
- 2年目 11.6%
- 3年目 9.6%
引用元:厚生労働省
新卒で早期離職を決断する人の多くは、
- 仕事が合わない
- ブラック企業に入社してしまった
- 人間関係が合わない
といった理由で、早めに見切りをつけて辞めるケースが多いようです。
早期離職は転職活動でマイナスのイメージを与えてしまう
では、新卒で早期離職した場合、転職活動にどんな影響がでるのでしょうか?

1番の影響は、転職時の人事担当者に与える印象です。
人事担当者としては、「早期離職=不安」というマイナスの印象を受けます。
なぜなら新卒の早期離職は、
- すぐに辞めそう
- 職場にうまく馴染めないかもしれない
- なにか問題を抱えているかもしれない
このような想像につながるからです。
人事や採用担当者にしてみれば、入社後にすぐ辞めてしまうほど迷惑なケースはありません。
採用した自分の責任でもあり、会社の評価にも影響するからです。
なので、早期離職をする場合は、信頼性という部分でマイナスを背負うことになるということは頭に入れておきましょう。
逆に言えば、転職をする際は、
- どうしたら信頼してもらえるか
- 面接官や採用担当者を
安心させられるか
をきちんと考えたうえで面接等に臨むことが非常に大切です。
第二新卒者の需要は高まっている
とは言え、
- 新卒で早期離職したら
転職できない - すぐに辞めたら
キャリアは終わり
というわけではありません。
なぜなら、第二新卒者の需要は高い傾向にあるからです。

ご存知の方は多いと思いますが「第二新卒」というのは、一般的に「新卒で入社した会社を3年以内に転職をする人」を指す言葉です。
つまり、新卒で早期離職をする人も含まれます。
以下は、日本商工会議所が人材不足の企業を対象に調査した「求める人材」のデータです。
求める人材について【複数回答】
- 即戦力となる中堅層、専門家 62.0%
- 一定の経験を有した若手社員(第二新卒等) 60.3%
- 新規学卒者(高卒) 40.3%
- 新規学卒者(大学卒、既卒) 37.9%
- 一般職層・非専門的な人材(パート・アルバイト等) 37.1%
- 管理職経験者 15.3%
- その他 3.2%
引用元:日本商工会議所より
このように、新卒よりも第二新卒を求める企業が多い結果になっています。
社会人経験のある第二新卒のほうが、教育コストがかからず、そのうえ新卒と同等に将来性も期待できる、と考える企業は多いわけです。
なので、新卒で入社した会社で
- 職場環境が悪すぎる
- 仕事が全く向いていない
- 職場いじめなど人間関係に悩んでいる
など、仕事を続けられない理由があるなら、第二新卒として転職を考えるのも悪い選択ではありません。
きちんと準備をして、リスクを最小限に抑えたうえで仕事を辞めることが大切です。
【早期離職でも転職を成功させる】新卒入社した会社を辞める前にやっておきたい3つのこと

- 早期離職ときちんと向き合う
- 転職理由をきちんと
説明できるようにする - 転職をひとりで悩まない
早期離職ときちんと向き合う
まず最初にやっておきたいのは、早期離職ときちんと向き合うことです。

具体的に「向き合う」とは、
- 何が理由で辞めたいか
- 現職で何を得たか
- 反省点があるか
- 転職にどんな希望をもっているか
を整理することを指します。
頭で整理するだけでなく、ノートやスマホに書き出すなどして言語化してみてください。
なぜ早期離職と向き合う必要があるかというと、これらは「転職活動の軸」になるからです。
例えば、何が理由で辞めたいかを深く考えず、
転職さえすれば
きっと心機一転できる…
このような考えで転職をすると、根本的な問題を解決できなかったり、同じ過ちを繰り返す可能性があります。
きちんと「辞めたい理由(転職理由)」と向き合うことで、
- 転職することで
何を変えたらいいのか - 優先すべきポイント
などがわかるようになります。
また、現職で得たことや反省点、転職に対する希望をハッキリさせることで、書類作成や面接対策の精度がグッと上がります。
基本的に転職は、現状の問題や不満を改善して、自分の希望を叶える行動です。
なので、新卒で早期離職する理由ときちんと向き合って、転職の軸を明確にすることからはじめましょう。
新卒入社した会社を辞める理由をきちんと説明できるようにしておく
2つ目のポイントは、新卒入社した会社を辞める理由をきちんと説明できるように準備することです。

転職活動で最も不安になるのは、面接等で早期離職をした理由を説明することではないでしょうか?
先にお話したように面接官や採用担当者は、新卒で早期離職をしている人材に対し、様々な不安を感じます。
そのため、納得できる早期離職の理由を説明できるかどうかで印象はガラリと変わるわけです。
では、具体的にどのように早期離職の理由を説明すれば良いのでしょうか?
おすすめは、以下のような流れを心がけることです。
- 辞めた理由や経緯を
正直に簡潔に説明する - 得たことや反省点を話す
- 転職してどのように
がんばりたいかを伝える
離職理由のみを説明するのではなく、在職中に得たことや反省点、今後の展望をセットで回答するのがポイントです。

僕の経験から言えば、前職をネガティブな理由で辞めた場合(仕事が合わない、人間関係がつらいなど)、どう繕ってもボロが出てしまいます。
隠そうとすればするだけ、不自然な回答になります。
なので、離職理由は簡潔に伝え、
- 学んだこと
- 反省点
- 今後の展望
に重点をおいて、回答を組み立てます。
そうすれば、ネガティブな理由も前向きで意欲的なアピールで挽回できるケースが多いです。
基本的に人事担当者や面接官は、新卒で早期離職した理由を質問することで、
- 信用できる人材か
- 過去から学べる人材か
- 将来性はあるか
などをチェックしています。
なので、「どう取り繕うか」を考えるよりも、
- 何を学び反省しているのか
- 転職したらどんな活躍をしたいのか
をきちんと伝えましょう。
そうすればきっと、好印象につながるはずです。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”600.png” name=”ダイスケ”]早期離職をしていても、そこから何かを学び、きちんと反省して次に活かす姿勢があれば、好印象は与えられますよ。[/speech_bubble]
精度の高い情報収集ができる環境をつくっておく
3つ目のポイントは、転職はひとりで悩まないということです。

ところで、「転職は恋愛に似ている」と言われるのをご存知でしょうか?
恋愛は、お互いの思いが同じ場合に成就します。
それと同様に転職も、あなたの思いと企業のニーズが合致したときに成功します。
そこで大切なのは、新卒の早期離職者を採用する企業は何を期待しているのか(ニーズ)です。
以下は、転職サイトのリクナビNEXTが調査した「第二新卒を採用する理由」に関するデータです。
人事が重視する理由ベスト5
- やる気 82ポイント
- ポテンシャル・将来性 79ポイント
- バイタリティ 74ポイント
- 社会人スキル 73ポイント
- 考え方が柔軟 60ポイント
※経験の浅い第二新卒を採用する理由ベスト5
引用データ:リクナビNEXTより一部抜粋
このように、
- やる気や熱意
- 人柄やバイタリティ
- ポテンシャル(将来性)
などの人間性を重要していることがわかります。
社会人としての基本的な部分をきちんとアピールすることが転職成功の鍵と言えます。
ただし、企業によって何を重視するかは事細かく変わってきます。
ここで重要なのは、どれだけ精度の高い情報を集められるかです。
早期離職した新卒者にとってベストな情報収集の方法
ところで、転職活動をすると言っても、
- 仕事選びがわからない
- 転職活動をする時間がない
- そもそも転職に自信がない
など、なかなか一歩を踏み出せない方は多いはずです。
転職は人生は大きく左右するため、悩みますよね。。。

また、新卒で入社した会社を辞めてしまうと、
- 収入が途絶える
- ブランクが生じる
- 転職を焦ってしまう
など、非常にリスキーです。
僕もはじめて転職をしたときは、相当悩みました。
そんな経験から言えるのは、まずは最低限の見通しを立てたほうがいいということです。
情報収集をして転職活動の見通しを立てる
実は、きちんと情報収集をすれば、
- どんな職場が自分に合っているか
- 給料は上がるか
- 今転職すべきタイミングか
など、ある程度の見通しが立ちます。
そうすれば、転職に失敗するリスクは大幅に減ります。
転職の不安は、「この先どうなるかわからない」という不透明な将来にあります。
なので、在職中にきちんと情報収集をして、転職活動の見通しを立てることが大切です。

具体的には、エージェント系の転職サービスを活用するのがベストです。
エージェントを使えば、キャリアアドバイザーやカウンセラー(担当者)が、要望に沿った求人を紹介してくれたり、転職のあらゆる不安をサポートしてくれます。
例えば、
- どんな転職先があるか
- 給料や待遇はアップできるか
- 転職のタイミングはベストか
などをエージェントの担当者がプロの目線でアドバイスをくれます。
基本的にエージェントのキャリアアドバイザーや担当者は、紹介する企業の採用担当者と打ち合わせ等をして情報を集めています。
そのため、
- 職場の生の雰囲気
- 上司になる人物の人柄
- 面接で好印象を与える回答
- 詳しい仕事内容
などを知っている存在です。
つまり、精度の高い情報を集めることができるんです。

また、一斉採用の新卒と異なり、転職ではいつどんなタイミングで良い求人が出るかを予測できません。
転職には2〜3ヶ月かかるケースが多いため、常に情報収集できる環境を作っておくことで転職の成功率が上がるわけです。
もちろん、「転職はひとりでなんとかしたい」という人にはおすすめできませんが、、、
エージェントを活用することで、転職の不安や負担が軽くなるのは確かです。
失敗しないエージェントサービスの選び方
とくにおすすめしたいのは、大手マイナビワークスが手がける「マイナビジョブ20’s」です。

24歳から29歳の20代に特化したマイナビのサービスだけあって、使い勝手の良さ・サポートの質の高さはトップクラス。
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