辞めたいけど不安でしかたない
このように悩んでいる方に向けた記事です。
管理人の「転職サポーターゆうき」です!
フリーターから就職した経験や転職経験、人事目線を活かして働き方や転職に関する記事を執筆しています。
勤続年数が少ないと会社を辞めるのが不安ですよね。「転職活動にも悪影響では?」と悩む人は多いはずです。
そこで今回は、入社1年未満の転職が不安なときの対処法をお話していきます。
具体的には以下のとおりです。
- 入社1年未満で辞める理由を深掘りする
- 悪い印象を与える原因を知る
- 企業(転職先)の不安を取り除く
- 会社を辞める前に転職活動をする
転職に不安を感じているなら参考にしてみてください。
転職前の準備【入社1年未満で辞める理由を深掘りしておく】
まずは、入社1年未満で会社を辞める理由を深掘りしてみてください。
どうして深掘りするかというと、辞める理由を深掘りすることで転職活動の軸(方向性)が見えやすくなるからです。
誰しも「会社を辞める理由」がありますよね。
大手転職サイトが調べた「転職理由ランキング」を見てみても、たくさんの理由が挙がっています。
本当の転職理由
- 報酬をあげたい 57%
- 職場の人間関係が合わない 48%
- 評価に納得できない 48%
- 上司と合わない 48%
- 会社の将来に不安を感じる 37%
- 会社のビジョンや方向性に疑問を感じる 31%
- 転勤・異動を言われた 23%
- 社内で希望する部署・仕事に異動できない 21%
- 今後成長できるイメージが持てない 18%
以下省略
引用データ:転職理由の「本音と建前」の詳細 enジャパンより
例えば、「人間関係が合わないから辞めたい」というなら、単に「合わない」ではなく、
- 具体的になにが耐えられないのか
- ではどんな人間関係なら働きやすいのか
などを深掘りしてみます。
「仕事が向いていないから転職したい」というなら、
- 少しでもプラスになった経験はないか
- ではどんな仕事ならがんばれそうか
などにフォーカスして、できる限り深掘りしてみてください。
そうすることで、
- 次はどんな職場を見つける必要があるか
- どんな仕事内容の会社に応募すべきか
などが明確になり、転職活動がしやすくなるはずです。
単に「仕事が嫌だから辞める!」だと、次に繋がりません。
転職活動をしても、結局目先の「給料額」や「職場のイメージ」に釣られて、自分には合わない転職先を選んでしまったら大変ですよね。
入社1年未満で会社を辞めるということは、転職に失敗するのだけは避けたいはずです。
入社1年未満の転職が悪い印象を与える原因を知っておく
ところで、どうして入社1年未満の転職はマイナスなのでしょうか。
なんとなく「入社1年未満で辞めるなんて駄目に決まってる」と思っていませんか?
マイナスになる原因を知ることで、格段に対処がしやすくなります。
「すぐに辞めてしまうかもしれない」
1年未満の職歴は、面接官や採用担当者に「すぐに辞めてしまうかもしれない」という不安を植え付けます。
これが大きなマイナスです。
というのも、面接官や採用担当者にとって、採用した人材がすぐに辞めてしまうのは最も避けたい事態。
なぜなら、採用した自分の評価に関わってくるからです。
さらに、会社は採用活動や人材育成に多くの費用と時間をかけているので、1年未満で辞められてしまうのは大きな損失です。
1年未満の職歴があると「すぐ辞めるかもしれない人」というレッテルを張られやすいということは押さえておいてください。
「スキルや経験が未熟」
在職期間が少ないということは、経験やスキルが未熟という裏返しですよね。
とくに1年未満の職歴に対しては、
- スキルに不安が残る
- 即戦力レベルではない
- 指導に時間や手間がかかる
このように判断されるケースが多く、転職活動でマイナスになってしまいます。
「スキルや経験が会社にとってプラスか疑問をもたれやすくなる」ということも知っておきましょう。
「組織に属するのが苦手・人間関係が苦手」
1年未満で辞めた職歴があると、
人間関係に問題があるのでは?
こんな不安を感じる採用担当者や面接官も多いです。
先ほどの「転職理由ランキング」を見ると分かりますが、人間関係を理由に転職をする人は非常に多いですよね。
しかし、会社は組織で成り立っていて、もっと言えば人と人で成り立っています。
なので、1年未満で会社を辞めると、組織で働くことや人間関係への不安をもたれやすいということは頭に入れておきましょう。
入社1年未満で転職を成功させるには【企業(転職先)の不安を取り除く】
では、入社1年未満で転職を成功させるにはどうしたらいいのでしょう?
答えは、企業側(転職先)の不安を取り除くことにあります。
ここまでお話しした、
- すぐに辞めてしまうかもしれない
- スキルや経験が未熟
- 組織や人間関係が苦手
これらの不安をフォローできるように準備することが大切です。
「今度は腰を据えてがんばりたいと伝える」
「すぐに辞めてしまうかもしれない」と不安を取り除くには、最初にお話しした「深掘り」が有効です。
- なぜ1年未満で辞めるのか
- どうして仕事が続かなかったのか
- 転職でどう変わるのか
- 今後はどのようにがんばりたいのか
これらを整理して、「今度は腰を据えて働ける」ということをきちんと伝えましょう。
不透明な辞める理由・転職の動機は大きな不安を生みます。
たとえ1年未満で辞めるにしても、筋が一本通った「転職理由」なら、面接官や採用担当者も納得するはずです。
「スキルや経験は積極的に伝える」
入社1年未満の職歴では、スキルや経験を未熟に思われがちです。
サラリとアピールしても「即戦力にはならない」「会社のプラスにはならない」と思われてしまうのが落ちです。
なので、
- 職務経験を細分化してアピール項目を増やす
- 会社に貢献できるスキル・経験は積極的に伝える
- 今後身につけたいスキル等についても語る
こうした姿勢は大切にしましょう。
「ヒューマンスキルをしっかりアピールする」
「組織や人間関係が苦手かもしれない」という不安を取り除くには、ヒューマンスキルをしっかりアピールすることが大切です。
一般的にビジネスにおけるヒューマンスキルは、業務を円滑に進める能力のことですが、ここで言うヒューマンスキルは広い意味で「対人関係能力」です。
転職面接は「人と人の対話」ですよね。機械が相手をするわけではありません。
つまり、1年未満で会社を辞めていたとしても、話した感じが良ければマイナスが帳消しになる場合もあるというわけです。
なので、
- 元気な挨拶
- 自然な笑顔
- 気持ちの良い返事
- 素直に話を聞く
など、基本的な「ヒューマンスキル」のアピールは必須。相手の不安を取り除くのに最も効果的かもしれません。
1年未満の転職が不安なら会社を辞める前に転職活動をする
1年未満の転職を不安に感じているなら、会社を辞める前に転職活動をしてみましょう。
まずは現職を続けつつ、軽い気持ちで自分が納得できる条件や環境に転職できそうかをリサーチしてみれば良いんです。
やり方としては、転職エージェントを使えばOK。
キャリアアドバイザーやコンサルタントが「こんな仕事はどうでしょう」といくつか仕事を紹介してくれるので、
- どんな仕事に転職できるか
- 自分の人材価値
- 希望が実現するか
などが大体把握できます。
内容に納得できればそのまま転職活動を進めれば良いですし、転職に不安を感じるなら路線変更すれば良いだけです。
いずれにしても、現職を続けながら転職活動を踏み出してみることで今後の方向性は見えてきます。
ただし注意点があります。
- 転職活動は知られないようにする
- エージェントは2〜3社は使う
この2つは必ず守ってください。
会社に転職活動を知られると仮に転職を取りやめた場合に不都合が生じるかもしれませせん。
ハッキリ決まるまでは転職活動はこっそり行うべきですね。
そして、転職エージェントは3社程度に登録して、必ず複数のキャリアアドバイザーやコンサルタントのアドバイス・求人紹介を受けましょう。
入社1年未満でも転職活動を応援してくれるエージェントもあれば、仕事紹介を渋るエージェントもあります。
複数活用したほうが、今後の方向性を正確に予想しやすくなりますし、転職のチャンス自体も増えますよ。
転職を成功させるには、サポート力が高く相談しやすい転職エージェントを使うのがポイントです。
なぜなら、
- 自分に合う求人を紹介してもらいやすい
- 転職のコツ・ノウハウを吸収できる
- 情報収集が圧倒的に捗る
このようなメリットがあるからです。
以下の記事では、サポート力が高く相談しやすいエージェントをまとめました。ぜひチェックしてみてください。