ブラックしかない!?
ホワイトに就職は無理かも
管理人の「転職サポーターゆうき」です!
フリーターから就職した経験や転職経験、人事目線を活かして働き方や転職に関する記事を執筆しています。
既卒やフリーターから就活をする場合、「仕事はブラックしかないのでは?」と悩む人は多いはずです。
ぼくも就職前はフリーターをしていたので、不安に思う気持ちはよくわかります。
どうしたら自分に合う仕事やホワイト企業に就職できるのか悩みますよね。
結論から言うと、しっかり対策を取れば「既卒者やフリーターの就職先がブラックしかない」なんてことはありません。
自分にとって良い就職先を見つけることは十分に可能です。
この記事では、僕の就活経験と人事目線をもとにして「既卒やフリーターがホワイト企業を狙う方法」をまとめました。
- 思い込みをチェンジする
- 自分にとってのブラック企業を
明確にする - ブラック企業かどうかを
チェックする - 精度の高い情報収集をする
【ブラックしかないのは本当?】既卒やフリーターだからという思い込みを捨てる
まず最初におすすめしたいのは、「既卒やフリーターの就職先はブラックしかない」という思い込みを捨てることです。
先にお話ししたように、たしかに既卒者やフリーターの就活ではブラック企業を注意する必要があります。
また、既卒者やフリーターはブラック企業のターゲットになりやすいのも事実です。
しかし、だからと言って
「既卒者やフリーターの就職先はブラックしかない」
と考えてしまうのは、偏った思い込みです。
否定的な情報は愚痴や憂さ晴らしかもしれない
例えばWeb上には、既卒者やフリーターの就職についてネガティブな書き込みがたくさんあります。
「ブラックしか就職先がない」というだけでなく、
- 既卒は就職できない
- フリーターは一生アルバイト
など、やる気を削ぐ情報もありますよね。
たしかに既卒者やフリーターが正社員を目指すのは簡単とは言えませんが、フリーター(既卒)から就職している人は世の中に大勢います。
厚生労働省が発表しているデータを見ても、フリーター歴6ヶ月以内なら64%、3年超でも48.9%が正社員になっていることがわかっています。
【フリーターの就職率(フリーター期間別・男女合計)】
- 6ヶ月以内 64%
- 7ヶ月から1年 58.3%
- 1年から2年 52.2%
- 2年から3年 58.9%
- 3年超 48.9%
引用データ:厚生労働省HPより抜粋
つまり、否定的な情報は一部の意見に過ぎないわけです。
もしかすると、就職がうまくいかない人が愚痴や憂さ晴らしで書いているケースもあります。
また、仕事を探すときにあなたは、
営業職は…
⇒ノルマが辛い
⇒だからブラック
運送業界は…
⇒運転しっぱなし
⇒だからブラック
サービス職は…
⇒クレームが多い
⇒だからブラック
このように「求人の悪い面」ばかりを見ていないでしょうか?
悪い面ばかり見て「良い面」を探さないと、既卒者やフリーターではなかったとしても周りがブラック一色になってしまいます。
実際のところ、営業職と言ってもノルマが無い会社もありますし、サービス職でも「昔からのお得意様」を相手にする職場も存在します。
悪い面だけを考えると、視野が狭くなり仕事探しはなかなかうまくいきません。
なのでまずは、「ブラックしかないというのは単なる思い込み」と気づくことが大切。
【就活する既卒者やフリーターは必ず考えよう】自分にとっての「ブラック企業像」を明確にする
次にやってほしいのは、自分にとっての「ブラック企業像」を明確にすることです。
実は「ブラック企業」には、明確な定義があるわけではありません。
もちろん、
- 給料や残業代が支払われない
- 休日出勤や残業が異常に多い
- パワハラやモラハラがある
といった一般的な特徴はありますが、「こういう企業はブラック認定」といった決まりがないのが実情です。
また、同じ会社で働いていたとしても、
Aさん「収入が増えるなら休日出勤・残業も歓迎」
Bさん「帰宅時間が遅く休めないのはブラックだ」
このように、人それぞれで「ブラックかどうか」の線引は異なりますよね。
つまり、ブラック企業を見分けるには「自分の軸」をしっかり持つ必要があるわけです。
なので、なんとなく「ブラック企業」を捉えるのではなく、
自分にとって、どんなことがブラックか
を明確にしましょう。
できれば、ブラックの優先順位をつけてみるのがおすすめです。
例:休日出勤や残業が多いのだけはNG
例:パワハラやモラハラがある職場だけは無理
なぜこれがおすすめかというと、自分にとって何がブラックに該当するかを明確にしておいたほうが、
- 自分にとって良い求人を
選びやすくなる - ブラックかどうかを
見分けやすくなる
といったメリットがあるからです。
逆にブラック企業の定義が曖昧だと、先程もお話ししたようにすべての企業がブラックに見えてしまいます。
「ブラック企業」「ホワイト企業」という言葉はありますが、結局のところ「自分が満足できる会社」に就職することが就活の成功です。
【ブラックしかないのはチェック不足!?】既卒者やフリーターがチェックすべき4つのポイント
3つ目の方法は、ブラック企業かどうかをしっかりチェックすることです。
前の章で「自分にとってのブラック企業像を明確にすることが大切」とお伝えしました。
そのうえで、基本的な「ブラックの見極めポイント」をチェックすることが大切です。
- 当たり障りのない表現がないか
- 離職率や勤続年数
- 実際に職場をチェックする
- 面接でブラック度をチェック
当たり障りのない表現はないか
ブラック企業の求人票には、当たり障りのない表現が使われているケースが多いです。
例えば、こんな文言が並んでいたら注意が必要です。
- アットホームな職場です
- すぐに活躍できます
- やりがいがある仕事です
パッと見はポジティブな内容に思えますが、裏を返すと
- アットホーム
⇒プライベートがない - すぐに活躍できる
⇒研修等がない - やりがいのある仕事
⇒仕事内容を伏せたい
といった可能性もあります。
基本的にブラック度の強い企業は、「明言は避けたい」という心理が働きます。
そのため、当たり障りのない「なんとでも受け取れる表現」が多いと言えます。
離職率と勤続年数をチェックする
ブラック企業の判断には、離職率と勤続年数をチェックするのもおすすめです。
過酷な環境ではすぐに仕事を辞める人が多く、長い期間働く人が少ないため、離職率や勤続年数を調べればブラック度が分かるというわけです。
具体的にどのように離職率や勤続年数をチェックするかというと、東洋経済新報社が出版している「就職四季報」という書籍が便利です。
就職四季報は、会社ごとの
- 入社3年後の離職率
- 平均の勤続年数
を掲載しています。
もちろん、回答拒否などもありすべての会社のデータを入手できるわけではありませんが、ブラック度を測る信頼性の高いデータになります。
本屋などでチェックしてみることをおすすめします。
実際に職場をチェックする
応募する企業に「実店舗」や「見学できるオフィス」などがある場合は、実際に職場をチェックしてみるのもひとつの方法です。
そこでチェックすべきは、「働いている人」や「会社の雰囲気・清潔度」です。
例えば、
働いている人が
- 疲れている・やる気がない
- 対応がよくない
- スタッフ間の仲が悪そう
お店が
- 汚れている
- 暗い雰囲気
こんな場合は、勤務体系や職場の人間関係に問題があるのかもしれません。
いずれにしても、「この職場で働くのはキツそう」と感じた場合は、あなたに合っていない可能性が高いと言えます。
面接でブラック度をチェックする
ブラック企業を見分ける最後のチャンスは、面接です。
面接時には、最低限以下のポイントはチェックしましょう。
- 社内の様子・面接官の雰囲気
- 仕事に対する具体的な説明があるか
- 残業や休日に対する説明があるか
- やけに精神論を持ち出さないか
- 給料が平均より高すぎないか
先にお話したように、ブラック企業で働く社員は、長時間労働で疲労していたり人間関係が悪くピリピリしているなど、決して良い雰囲気ではありません。
また、仕事内容や残業の頻度、休日等を濁すケースも多いので、不明点はきちんと確認したほうがベターです。
体育会系のノリや精神論を持ち出す場合も、ブラックな社風である可能性があります。
異様に高い給料は、「残業代込み」「ノルマあり」「歩合制」などの裏があるかもしれないので、チェックすべきです。
逆にホワイト企業の特徴は、以下のようなものが代表的です。
- 新人教育や研修プログラムが整っている
- 女性の活躍しやすい環境を整えている
- 福利厚生が充実している
- 利益率や客単価が高い業界
なので、
どのような内容ですか?
教えてもらえますか?
など、さりげなく質問してみることで、ホワイト度を測ることができます。
関連記事:【ブラック企業を避ける求人チェック術】就職を目指すフリーターや既卒者は注意
【ブラックしかないと悩む前に】既卒者やフリーターは精度の高い情報収集を心がける
最後の方法は、精度の高い情報収集を心がけることです。
ここまでは、どちらかというとブラック企業を避ける方法をお話しました。
実は、「ホワイトな職場」に就職するために最も大切なことは、いかに精度の高い情報を集められるかどうかに懸かっています。
繰り返しになりますが、既卒者やフリーターでもきちんと対策をすれば良い就職先を見つけることはできます。
その対策が、精度の高い情報収集ができる環境を作っておくことなんです。
具体的には、自分ひとりで情報を集めようとせずに
- わかものハローワーク
- サポステ
- 就職エージェント
などの就活をサポートしてくれるサービスを活用するのがベストです。
とくに就職エージェントは求人を出している企業と結びつきが強く、
- 仕事を紹介してもらいやすい
- 細かな情報をおしえてもらえる
- 書類免除のケースもある
など、たくさんメリットがあります。
キャリアアドバイザーやカウンセラーといった担当者は、紹介する企業を訪問したり採用担当者と打ち合わせをしているので、
- 職場の雰囲気
- 上司の人柄
- アピールすべきポイント
などを的確にアドバイスしてくれます。
就職エージェントを活用することで、
と感じるはずです。
フリーターの就活に特化したエージェントを使う
もしかすると、
エージェントなんて使えるの?
と不安を感じた人もいるかもしれません。
たしかに、下記のような有名なエージェント系サービスは、正社員経験がある転職者を対象にしているケースが多いので、あまりおすすめはできません。
- リクルートエージェント
- doda
- マイナビエージェント
関連記事:職歴なしのフリーターやニートはリクルートエージェントを使える?【就活で必ず知っておきたい3つのこと】
しかし、未経験者の就職を専門的にサポートしているエージェント選べば、きちんとサポートをしてもらえます。
とくにおすすめできるのは、以下の3つの就活サービスです。
就職カレッジは、株式会社ジェイックが運営している未経験者やフリーター、既卒者などに特化した就職サービスです。
- 初めての就活でも
相談しやすい - 離職率が低い
優良企業の紹介 - 無料の就職講座実施
などの特徴があり、就活が不安な人にとことん寄り添ったサービスです。
厚生労働省委託業者が認めている、「職業紹介優良事業者」でもあります(日本で43社しか認められていません)。
そのため、ブラック企業対策にも強く、サポート内容も手厚いエージェントです。
サポート対応地域は、下記のとおり。
山形 福島 茨城 栃木
群馬 埼玉 千葉 東京
神奈川 新潟 石川 山梨
長野 岐阜 静岡 愛知
三重 滋賀 大阪 兵庫
奈良 和歌山 岡山 広島
福岡 熊本
(※対応地域は変わる可能性あり)
会員登録は簡単な入力をすれば1分程度で終わります。
未経験で優良企業に就職したいなら、真っ先に活用したいサービスです。
登録をサクッと済ませて、1歩前に進みましょう。
※就職カレッジではWEB面談も実施しています。自宅にいながら安心して相談できます。
続いてお伝えする「キャリアスタート」は、株式会社キャリアスタートが運営する、第二新卒やフリーター、既卒者に特化した就職エージェントです。
- マンツーマンフルサポート
- 未経験OK求人が多数
- 内定率80%超え
などの特徴があり、利用者の満足度が非常に高いサービスです。
経験豊富なコンサルタントが書類添削から面接までマンツーマンでフルサポートしてくれるので、迷わずスムーズに就活を進めることができます。
また、約1000件の未経験向け求人から仕事を紹介してもらえるため、内定率が高く満足度の高い結果が期待できます。
登録は以下のように3ステップで簡単に行えます。
就職率とサポートの質は間違いないので、未経験で就職を目指すなら必ず登録しておきたいサービスです。
最後にお伝えする「ハタラクティブ」は、レバレジーズ株式会社が運営する20代向けの転職・就職エージェントです。
- 適職が見つかりやすい
- マンツーマンサポート
- 内定スピードが早い
などの特徴があり、仕事選びで悩む人におすすめできるサービスです。
ハタラクティブでは、自己理解を深める独自のカウンセリングを行っています。
そのため、適職が見つかりやすく就活の成功率も高いのが魅力です。
また、最短2週間で内定が出るケースもあり、素早い就活が可能なエージェントでもあります。
登録は、以下のような対話形式で進むのでとても簡単。
早く就職を決めたい方や適職を相談したい方は、ジェイックやキャリアスタートと併せてハタラクティブも活用しましょう。
【不安を解消して優良企業に就職したい】
⇒就職カレッジ(ジェイック)
【就職率とサポートの質が高い】
⇒キャリアスタート
【内定が早く適職が見つかりやすい】
⇒ハタラクティブ
フリーターや既卒、ニートなど「未経験」から就職を成功させるには、未経験者専門のエージェントサービスを選ぶことが大切です。
- 未経験歓迎求人が多い
- 就職ノウハウを教えてもらえる
- 不安や悩みを相談しやすい
このようなメリットがあるので使わない理由はありません。
以下の記事では未経験からの就職に強いエージェントを3社厳選しています。