本当に複数登録したほうがいいの?
こんな悩みを解決する記事です。
管理人の「転職サポーターゆうき」です!
フリーターから就職した経験や転職経験、人事目線を活かして働き方や転職に関する記事を執筆しています。
転職エージェントは、「複数登録がキホン」と言いますよね。
でも、なぜ複数登録したほうがいいのか、いまいちよくわからない人も多いのではないでしょうか。
また、「複数登録をするマイナスもあるのでは?」と不安な人もいるはずです。
そこで今回の記事では、
- 複数登録のメリット
- 複数登録のデメリット
をまとめてみました。
結論から言うと、やはり転職エージェントは複数使いが正解。デメリットよりもメリットのほうが断然多いです。
そして、複数登録をするなら、まずは2〜3社程度を目安に考えるのがおすすめです。
転職エージェントを複数登録するメリット
転職エージェントを複数登録する主なメリットは、以下の4つに分けられます。
- 紹介してもらえる求人が増える
- 転職が早く決まりやすい
- 相性の合う担当者にサポートしてもらいやすい
- 転職エージェントを比較できる
紹介してもらえる求人が増える
転職エージェントを複数登録する大きなメリットは、紹介求人が増えることにあります。
実は転職エージェントには、その転職エージェントだけが紹介できる求人が存在します。
例えば、
- リクルートエージェントが独占して紹介している求人
- マイナビエージェントでしか応募できない求人
などですね。
基本的に転職エージェントの求人は、80%以上が一般に公開されていない「非公開求人」です。
なので、複数登録をしないと、
「目に触れることすらない求人が増える=転職チャンスを逃してしまう」
知らず識らずのうちにこんな状態になっているかもしれないんです。
メリット1
転職エージェントを複数登録することで、それぞれの転職エージェントだけが紹介できる求人にアクセス可能になる。
自分に合った求人に巡り会いやすくなる
転職が早く決まりやすい
先ほどお話したように、転職エージェントは企業から成果報酬を受け取ることでビジネスが成り立っています。
そのため、転職者を無事に転職させることがエージェントの目的になります。
つまり、転職エージェントに複数登録している人の担当者(キャリアアドバイザー)の心理としては、
このように思うわけです。
すると、当然サポートには熱が入りますよね。
もちろん、劇的に面接等が有利になるわけではありませんが、転職エージェントから良い条件の仕事を引き出したり、優先的なサポートを得られる可能性はあります。
メリット2
転職エージェントに複数登録することで、担当者のサポート力が高まる可能性がある
相性の合う担当者にサポートしてもらいやすい
転職エージェントの担当者(キャリアアドバイザー)の能力は、はっきり言えばピンからきりまで様々。相性が合う・合わないもあります。
基本的に転職エージェントは、仕事を紹介してもらうことがメインですが、担当者が能力不足だったり相性が悪いと、転職活動がなかなか捗りません。
なので、転職エージェントは複数登録して、
- 能力が高い(仕事が早い・的確なアドバイスをくれる)
- 相性が合う(希望や悩みを理解してもらえる)
こんな担当者を選別することも意外と大切なんです。
メリット3
転職エージェントに複数登録することで、相性の合う担当者にサポートしてもらいやすくなる
転職エージェントを比較できる
複数登録の最大のメリットは、転職エージェント同士を比較できることです。
これは例えですが、もし賃貸のマンションに住むとしたら、当然いろいろな物件を見て回りますよね。
- 部屋は自分の希望に合うか
- 駅チカか
- 治安は良いか
などそれぞれを比較するはずです。
1箇所だけより複数の物件を比較したほうが、良い面や悪い面がわかりやすく、より満足度が高いマンションに住める可能性が高まります。
これと同じで、転職エージェントも複数登録をして比較すれば、
- サービスの質
- 担当者の質や相性
- 求人の質(どんな業界に強いかなど)
がグッと見えやすくなります。
比較したうえで、自分がもっとも信頼できるエージェント、メリットがあるエージェントに絞ることで転職活動はスムーズに進みます
メリットその4
転職エージェントに複数登録することで、それぞれを比較できる。
比較することで転職活動がスムーズに進みやすくなる
転職エージェントを複数登録するデメリット
では逆に、転職エージェントを複数登録するデメリットは以下の3つです。
- 転職エージェントとのやり取りに時間が取られる
- スケジュール管理が難しくなる
- 転職の軸がブレやすくなる
転職エージェントとのやり取りに時間が取られる
本来転職エージェントは、転職活動を効率的に進めるツールでもありますよね。
しかし、登録する転職エージェントが増えれば増えるほど、担当者とのやり取りに時間が取られてしまうというジレンマがあります。
例えば、5社転職エージェントに登録をしたら、最低でも5回は担当者と面談する必要がありますし、それぞれの電話・メールに対応しなくてはいけません。
スケジュール管理が難しくなる
転職エージェントは、紹介した企業との面談スケジュールなどはきちんと管理してくれます。
ですが、転職エージェントを複数登録して転職活動を進めると、
- そもそも面接日が重なってしまう
- スケジュールに無理が生じてしまう
- 重複応募をしてしまう
などのミスが起こりやすいと言えます。
転職の軸がブレやすくなる
複数登録には「紹介される求人が増える」というメリットがあるとお話しました。
ですが、あまりにもたくさんの候補がありすぎても、転職の軸がぶれたり、どれがいいか迷ってしまうというリスクもあります。
【結論】転職エージェントを複数登録が正解【まずは2〜3社登録してみる】
ここまで、転職エージェントを複数登録するメリット・デメリットを解説しましたが、結論としては複数登録が正解です。
なぜなら、
- 転職経験者の多くは転職エージェントを複数利用しているケースが多い
- デメリットよりもメリットのほうが多い
と言えるからです。
実は今回、転職経験者に対して独自のアンケート調査をしたところ、以下のような結果が出ました。
Q:同時に何社転職エージェントを使いましたか?
- 2社 43人
- 3社 29人
- 1社 9人
以下省略
※クラウドソーシングで調査
転職経験者96人にアンケートを実施
なんと、96人中87人が複数の転職エージェントを使ったと回答しています。
転職経験者の多くは、複数の転職エージェントに登録して転職活動を進めているわけですね。
また、転職エージェントを複数使うデメリットは工夫しだいで最小限に抑えることができます。
強くおすすめしたいのは、まず2〜3社登録してみることです。
2〜3社程度なら、転職エージェントとのやり取りでキャパオーバーする可能性は低いですし、スケジュール管理も比較的容易です。
つまり、お話したデメリットとは無縁の転職活動ができるはずです。
- 転職エージェントは複数登録が正解
- 2〜3社に抑えることでデメリットは解決できる
転職エージェントを複数登録するときの注意点
最後に、転職エージェントを複数登録するときの注意点をお伝えしておきますね。
1つは、「転職エージェントには他のエージェントも使っていることは伝えたほうがいい」ということです。
- 他のエージェントではどんな企業に応募しているか
- どんなサポートを受けているか
などを伝えたほうが、担当者(キャリアアドバイザー)はスケジュール管理やサポートをしやすくなるからです。
と思うかもしれませんが、先ほどのアンケート調査を見てもわかるように、転職エージェントの複数登録は割と当たり前です。
自分の状態をしっかり伝えて、100%のサポートを引き出しましょう。
もうひとつは、ダブって応募しないかだけは気をつけるということです。
同じ求人に別の転職エージェントからそれぞれ応募してしまうと、求人企業に迷惑がかかるだけでなく、転職エージェントにとっても困った状況になってしまいます。
それほど多いケースではないと思いますが、複数登録しすぎると起こり得るミスなので十分注意してくださいね。
転職を成功させるには、サポート力が高く相談しやすい転職エージェントを使うのがポイントです。
なぜなら、
- 自分に合う求人を紹介してもらいやすい
- 転職のコツ・ノウハウを吸収できる
- 情報収集が圧倒的に捗る
このようなメリットがあるからです。
以下の記事では、サポート力が高く相談しやすいエージェントをまとめました。ぜひチェックしてみてください。