管理人の「転職サポーターゆうき」です!
フリーターから就職した経験や転職経験、人事目線を活かして働き方や転職に関する記事を執筆しています。
今回は20代の男性Hさんから頂いた
楽な仕事に転職してもいい?
こんな悩みを解決します。
(20代男性Hさん営業職のお悩み)
営業をしている20代の男性です。
毎日激務で終電帰り、人間関係は最悪、いいかげん仕事を辞めたいです。転職を考えているところです。
今よりもペースを落として、楽に仕事ができる職場を探しています。
残業は少なめで土日はきちんと休める、そして人間関係を気にせずに済むのはどんな仕事ですか?そんな都合の良い仕事なんて無いでしょうか。
給料は低くても構わないので、身も心も楽な仕事をしたいです。
ただ、20代の若造が楽な仕事を求めて転職なんて、やはり甘い考えでしょうか?キャリアに傷が付くのは怖いです。
今の職場にこの先ずっといたら精神が病んでしまいそうです。
相談できる人がいないので悩んでいます。なにかアドバイスをお願いします。
※相談者のプライバシー保護のため、一部内容を変更して掲載しています。
あまりに仕事がきついと、誰だって「楽な仕事に転職したい」と思うのではないでしょうか。とは言え、いざ転職となると様々な不安を感じるはずです。
ここからは、Hさんが悩む3つのポイントに答える形で話を進めていきます。
- 20代で楽な仕事を求めて転職していいのか
- どんな仕事が楽にできるのか
- 相談出来る人がいない
20代で楽な仕事に転職して良い!?考えておきたい楽な仕事をするリスク
「楽な仕事に転職したい!」と思っても、Hさんのように、
「それって甘えじゃないのか?」
「キャリアに傷がつくのでは?」
と不安になる20代の方は多いはずです。
ここで考えておきたいのは、楽な仕事に転職するリスクについてです。
一概には言えませんが、楽な仕事に転職するということは、それだけリターンも少なくなる可能性があります。
リターンというのは、あなたが受け取る
- 給料や待遇
- 周りの評価
- 仕事のやりがい
などのことですね。
仕事が楽になると、給料が減ったり待遇も悪くなるかもしれません。責任が少ない仕事は、評価も上がりません。
そして、楽な仕事はやりがいも感じにくくなります。
つまり、楽な仕事に転職をすると、給料や評価、やりがいなどがダウンするリスクはあるというわけです。
もちろん、その一方で激務から解放されたりストレスが減るメリットもあります。
- プライベートの時間が増える
- ストレスが減る
- ゆとりが生まれる
なので、楽な仕事に転職するのは甘えかどうかを気にするよりも、
- 自分にとって1番大切にしたいことは何か
(例えば「給料」「心のゆとり」など) - 将来、後悔しないのはどんな選択か
を考えて転職と向き合ってみてください。
楽な仕事に転職するリスクとメリットを自分の軸で天秤にかけることが大切です。
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「楽な仕事とはどんな仕事を指すのか」をよく考えて転職に臨もう
Hさんのように、「どんな仕事が楽だろう?」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
「一般的に楽だと思われる仕事」についてはこの後お話しますが、まず最初に考えてほしいのが、
「自分にとって楽な仕事」
「仕事をしていて楽に感じる瞬間」
です。
例えば、ショップ店員のAさんは自分の仕事を
- 立ち仕事で疲れる
- クレームがつらい
- ノルマの売上がきつい
このように思っています。
一方で同僚のBさんは自分の仕事を
- お客さんと会話できて楽しい
- デスクワークより体を動かせて健康的
- 売上目標はゲーム感覚でクリアしたい
このように思っています。
全く同じ職場、業務内容でも、個人の考え方や感じ方ひとつで、辛い仕事にも楽な仕事にもなるわけです。
つまり、「一般的に楽と言われる仕事」を選んだとしても、自分自身の考え方や感じ方をよく理解していないと本当の意味で楽な仕事には転職できないことになります。
なので、「世の中には楽な仕事がある」というよりは、「自分が楽に感じる仕事を探す」という姿勢で転職先を探すことが大切です。
一般的な楽にできる仕事は「ルーティーンが決まっている仕事」「マニュアル通りにこなせる仕事」
では、「一般的な楽な仕事」とはどんな仕事なのでしょうか。
まず、「ルーティーンが決まっている仕事」「マニュアル通りにこなせば良い仕事」は、楽な仕事の代表例と言えます。
- 肉体的・精神的に負担が少ない
- 最小限の思考で済む
- 残業が少ない
- 休日が安定している
- 人間関係の摩擦が少ない
このような特徴があるので、楽に仕事をこなせる可能性が高いはずです。
職種は以下のようなものが代表例です。
- 一般事務
- コールセンター
- 受付
- データ入力
- ドライバー(トラック運転手など)
- 品質管理
- 社内SE
もちろん、どんな仕事も慣れるまでは大変ですが、挙げた仕事は基本的にルーティーンワークですし、マニュアル通りに仕事を進めれば一定の評価は得られます。
20代のうちなら、異業種・異職種への転職も比較的しやすいはずです。
ただし、「ルーティンが決まっている仕事」「マニュアル通りにこなせば良い仕事」は、今後AIの発達が進むにつれて、どんどん市場価値は下がっていくということは頭に入れておいたほうが良いですね。
ルーティンワークやマニュアル通りにこなしていれば良い仕事は、機械やロボットの得意分野でもあるので、将来的には人間が不要となるかもしれません。
「今すぐに」というわけではありませんが、20代であれば将来的なキャリアプランも考えた上で、楽な仕事への転職を考えてみてください
楽な仕事に転職できるかどうかは【転職先の職場環境次第】
ここまでの話をまとめてみます。
- 自分にとっての「楽な仕事像」をきちんと考えておくことが大切
- 代表的な楽な仕事は「ルーティン・マニュアル」で評価される仕事
最後にお伝えしたいのは、仕事そのものはもちろん大切ですが、転職先の職場環境次第で仕事が楽かどうかは変わってくるということです。
例えば、「一般的に楽な仕事」と言える事務職でも、職場環境によっては「激務」「人間関係で悩む」「休みが取れない」というケースもあります。
結局は、転職先を事前にきちんと情報収集できるかが非常に大切です。
情報収集に関しては、転職サイトで情報を集めるだけでなく、転職エージェントを使ってより深い企業情報を集めるのがコツです。
転職エージェントの担当者(キャリアアドバイザーやコンサルタント)は、求人を出している企業を会社訪問して、細かい情報を集めています。
仕事を紹介してくれるだけでなく、
- 職場の雰囲気や社内環境
- 残業や休日の頻度
- 詳しい業務内容
などを事細かく教えてくれます。
エージェントの情報は、転職のミスマッチを防ぐのに非常に役立つので上手に活用しましょう。
転職を成功させるには、サポート力が高く相談しやすい転職エージェントを使うのがポイントです。
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