管理人の「転職サポーターゆうき」です!
フリーターから就職した経験や転職経験、人事目線を活かして働き方や転職に関する記事を執筆しています。
24歳・25歳で転職を考えているあなたに贈りたい言葉があります。それはこんな言葉です。
大事なのは、勝ちたいという気持ちではない。それは誰でも持っている。大事なのは勝つための準備をすることだ。
by ポール・ブライアント
実は、25歳くらいまでの人材は、求人企業の需要が高いため、キャリアチェンジ(未経験の仕事への転職)・キャリアアップが共に叶いやすく、転職を成功させるチャンスはたくさんあります。
でも、チャンスがたくさんあるということは、それだけライバルが多いということの裏返しです。
そして、転職を成功させたいという気持ちはみんな一緒です。
そんなライバルたちから一歩抜け出すには、
- 転職のコツを知って
- きちんと準備をする
この2つのステップがとても大事になります。
ここからは、しっかり準備を整えて転職に臨むために理解しておきたいことを解説していきます。
ポイントは次のとおりです。
- 24・25歳で転職するメリット&デメリットを押さえる
- 24・25歳で転職する人に多い悩みを知る
- 男性・女性それぞれの心構えを知る
- 転職を成功させる5つのコツを押さえる
誰にとっても24〜25歳の転職は不安です。
でも、きちんと準備をしておけば大丈夫。転職成功の可能性はあがりますよ。
24歳・25歳で転職するメリットとデメリットを理解しておこう
24、25歳は、大卒なら社会人経験2〜3年程度、高卒なら社会人経験6〜7年程度。いずれにしても、「まだまだこれから」という年代です。
どんな年代もそうですが、24・25歳の転職にはメリットもあればデメリットもあります。
転職はあなたの生活や将来を変える決断なので、いい面と悪い面を理解したうえで進めましょう。
ここからは、24〜25歳で転職するメリットとデメリットをさらっと見ていきましょう。
メリット1:未経験職への転職もキャリアアップ転職もしやすい
始めにすこしお伝えしたように、年齢が若く社会人経験をそこそこ積んだ24〜25歳前後は、
- キャリアチェンジ(未経験職への転職)
- キャリアアップ
どちらの転職にも対応しやすい可能性がある時期です。
「経験はないけど、新しい可能性にチャレンジしたいな」
という「心機一転」を狙った転職もできますし、
「さらに磨きかけてもう一段階うえを目指したい」
という、キャリアアップ型の転職も可能です。
また、「新卒で入った会社がブラックだった」「仕事がどうしても合わない」など、ネガティブな転職でも、まだまだやり直しがきく年代です。
これは、24〜25歳で転職する大きな大きなメリットです。
キャリアチェンジのチャンスは、20代後半、30代になればどんどん少なくなるので、後悔のない選択をしましょうね。
メリット2:第二新卒歓迎の企業に転職するチャンスがある
24〜25歳で転職する場合、第二新卒として転職できることもメリットのひとつです。
第二新卒というのは、新卒で就職後、3年以内に退職して転職する人材を指します。
なぜ、第二新卒の転職がメリットかというと、
- 第二新卒は人気があるため採用されやすい
- 社会人スキルやマナーを評価してもらえる
- 経験が浅いことが逆に強みになる
上記のような理由があるからです。
第二新卒の採用は、以下のデータを見るとわかるように非常に好調です。
データ
「新卒の売り手市場」と言われる現在は、新卒を採用したくでも出来ない企業が増えており、第二新卒や既卒の需要は増しているんです。
また、経験が浅いと評価は低くなると考えがちですが、第二新卒を採る企業は、
- 社風に染めやすい
- 素直で扱いやすい
- 一から教育しやすい
こんなメリットを感じています。
ですから、「全く未経験の業界に転職したい」「できることなら就職をやりなおしたい」と思っている24〜25歳にとって、第二新卒転職は大きなプラスです。
メリット3:将来性を期待されて転職しやすい
「転職はしたいけど、これといったスキルや経験がない」と不安な人もいるはずです。
でも、24〜25歳前後であれば、将来性を評価してもらって転職するチャンスが十分にあります。
いわゆるポテンシャル採用というものです。
実務経験がない、または少ないと思われる場合でも、実務経験に準ずる知識または意欲を評価し、採用する事を言います。
ポテンシャル採用は、若手の人材を募集している
求人企業で行われる事が多く、採用の判断基準は主に
意欲と人間性、これまでの仕事に対するスタンスで決められる事が多い。
人手不足や新卒採用が難しい近年は、ポテンシャル採用が増加傾向にあります。
24〜25歳という若さに価値があると理解して、将来性のアピールは必須ですよ。
デメリット1:社会人経験の少なさが信頼性に影響する
24歳で転職するデメリットと言えるのが、社会人経験の少なさに起因する信頼度の低さです。
日本には「石の上にも3年」ということわざがあるように、ある程度年月が経たないと、評価してもらえない風潮があります。
そのため、
- 採用してもすぐ辞めるのではないか
- 周りとうまくやっていけるのだろうか
- 職務経験が2年だと、戦力にはならない
上記のような評価を受ける可能性もあります。
とくにキャリアアップ型の転職をする場合はこのような評価になることが多いので、マイナスを上回る意欲や転職理由、自分の強みを伝える準備をしておくと良いでしょう。
デメリット2:立ち位置が微妙になってしまうこともある
「経験豊かな20代後半の人材」「まっさらな状態の新卒者」に比べれば、24歳の転職者はどちらともつかない微妙な存在です。
世の中には、
- とにかく即戦力がほしい
- 新卒しか採らないと決めている
上記のような企業も存在するので、そういった企業に転職できる可能性は極めて低くなってしまいます。
このあと「成功のコツ」の段落でもお伝えしますが、24〜25歳の転職者が求められている土俵で転職活動を進めることが大切です。
悩んで動けない人は必見!24〜25歳の転職者に多い悩み
きっとあなたも24歳で転職するにあたって様々な不安や悩みがあるはずです。
ここでは、24歳の転職者に多い悩みをまとめてみました。
- 転職するのに資格がないのは不利?
- 転職回数に不安を感じる
- なかなか転職活動に割く時間がない
- 24歳で転職は遅い?早い?
どう対処したらいいか、どう考えたらいいかをお伝えするのでチェックしてみてください。
転職するのに資格がないのは不利?
転職面接で資格の重要度は高くありません。
資格よりも「経験」です。
「資格をもっていれば、転職で有利になる」こう思っている方は多いと思います。
しかし、実際の採用現場では、資格の重要度は決して高いとは言えません。
https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/caripedia/55
つまり、資格が必ず必要な仕事以外は、資格の有無が採否には大きく影響しないと言えます。
資格よりも、「こんな経験をした」「こんな結果を出した」というアピールが有効です。
転職回数に不安を感じる
転職回数が不利になるのは、3回目以降
20代で2回目までは許容範囲です。
「転職はなるべくしないほうがいい」「転職回数が増えるとマイナスになる」こう考えている方も多いのではないでしょうか。
転職回数に関しては、「3回目からは厳しい目を向けられる可能性が高い」ということを意識すれば問題ありません。
データ https://next.rikunabi.com/01/tensyokureki/tensyokureki_01.html
さきほどもお伝えしたように、現在は第二新卒の人気が高く、20代で転職するケースは珍しくありません。
ですので、24歳、25歳の転職で、転職回数を気にする必要はありません。
ただ、転職の成功率は、1度目の転職と2度目以降ではかなりの差があります。
https://doda.jp/careercompass/shinwa/001.html
失敗のないようにきちんと準備をすることが大切です。
2回目の転職にチャンレンジする方は、『2回目の転職を必ず成功させたい20代へ。その経験は強みになる』の記事が参考になるはずです。
なかなか転職活動に割ける時間がない
時間は自分で作り出せるものです。
スキマ時間を有効活用しましょう。
「忙しくて転職活動が進まない」「面接に行く時間がない」など、転職に割ける時間がないことを悩んでいる方もいると思います。
24・25歳の20代中盤は、任される仕事が多く忙しい方が多いでしょうから、深刻な悩みですよね。
でも、今はスマホひとつあれば情報収集が出来る時代です。
- スキマ時間をしっかり活用する
- 通勤時間をうまく利用する
など、時間を作る努力をしてみましょう。
また、面接時間の確保は重要なので、有給や早退などを駆使することも視野にいれる必要もあるかもしれません。
現職を辞めてから転職活動をするという選択肢もありますが、リスクを背負うよりは時間をつくりだす努力をしてみましょう。
24〜25歳で転職は遅い?早い?
25歳前後で転職を考えるケースが最も多いです。
早くもなければ遅くもない平均値です。
なかには「24歳で転職するのは早すぎ!?」「25歳は転職するのに遅い?」と不安になる方もいるはずです。
転職を考えた年齢をリサーチしたデータを参考にすると一目瞭然ですが、20代中盤で転職を考える割合が最も多くなっています。
また、25歳前後は、未経験可求人やキャリアアップ型求人の数も多いので、転職しやすい年代と言えます。
また、先ほどのデータを男女別で見ると、女性のほうが早い段階で転職を考える傾向が強いことがわかっています。
https://doda.jp/careercompass/hitome/nenrei.html
女性は、結婚や出産などライフイベントの影響を受けやすいことが理由にあがります。
- 結婚を考えているので残業の少ない仕事がしたい
- 出産後も働きやすい職場に転職したい
- きちんと育児休暇が取れる環境がいい
このような希望があるなら、転職で叶えられるように準備しておきましょう。
24歳の転職を成功させるためのコツ
冒頭でお伝えした言葉を覚えているでしょうか。
大事なのは、勝ちたいという気持ちではない。それは誰でも持っている。大事なのは勝つための準備をすることだ。
by ポール・ブライアント
勝つための準備、つまり転職を成功させる準備が大切です。
24歳の転職を成功させるには、
- 転職のコツを知って
- きちんと準備をする
この2つのステップが大事。ここからは、転職成功のコツをわかりやすくお伝えするので、1つでも参考にしていただければと思います。
転職の目的を明確にして転職活動に臨む
転職を成功させる第一歩は何だと思いますか?
それは、転職の目的を明確にすることです。
なにをもって「転職成功」とするかは、自分自身が決めることですよね。
「ぼくは希望の業種に転職したい」
「わたしは給料をアップさせたい」
「残業を減らしてプライベートを充実させたい」
このように、ひとりひとり転職の目的は違うはずです。
目的が違えば、応募する求人や転職活動の進め方、面接のアピールなども微妙に変わってきます。
ですので、自分にとっての転職の目的、要望を明確にしておくことが、まずはとても大切なんです。
24歳・25歳前後に初めての転職をする場合、転職の目的そのものがブレてしまうのはよくあることです。
転職の目的が定まると、それは転職活動の芯になります。
芯が一本通っていると、悩んだときもそこに向かって進みやすくなります。
まずは、あなたにとって転職の目的は何なのか、よく考えておきましょう。
転職することに不安や悩みがあるなら今後の影響を考える
24歳・25歳で転職を考えると、不安に駆られたり、悩みがでるのは当然です。
でも、不安や悩みを考えすぎると身動きがとれなくなってしまいます。
そんなときは、「もし転職をしなかったら、自分の今後にどんなマイナスがあるか」を想像してみましょう。
そうすれば、24歳で転職する意味、25歳で今の会社から飛び出す理由が見えてきますし、本当に転職が必要なら、心の底から一歩前に進む勇気が湧いてくるはずです。
成功を勝ち取るために、不安や悩みと向き合う術をマスターしておきましょう。
転職を成功させるには相手の気持ちをよく考えて行動する
「面接官は24歳・25歳の転職者に対してなにを期待しているか」を常に意識することが成功のコツです。
転職や就活は、よく恋愛に例えられるのを知っている方は多いと思います。
では、転職活動を恋愛に例えたときに、もっとも大切なことって何でしょうか?
それは、相手の気持ちをよく考えて行動することです。
あなたもきっと、好きな人と付き合いたいなら、
- 彼女はどんな男性が好きなんだろう?
- 彼はどんなスポーツに興味がある?
- デートはどんな服装が好印象だろう?
このように、相手の好みや期待に思いを巡らせますよね。
転職活動でも、求人企業や面接官の好み、期待を考えることは、なによりも大切です。
つまり、24歳・25歳の自分になにを期待しているのかを正確に読み取れた転職者が、内定に1番近いのです。
求人を探すときは、「この求人企業は何を期待しているのか」を常に意識しておきましょう。
「質の高い情報」「自分を客観視できる環境」が転職成功には欠かせない
求人企業が24歳・25歳の転職者になにを期待しているのか、これを読み取る精度をあげるには、
- 質の高い情報を集めること
- 自分を客観視すること
これらが欠かせません。
もっと言えば、転職を成功させる人は、自分のことをよく知っていて、さらには相手のこともよく知っている(質の高い情報を集めることに成功している)人です。
ですので、未経験の仕事に転職する場合も、キャリアアップ型の転職をする場合も、
- 自分を客観視できる環境
- 良い情報が集まる環境
これらをなんとしても整えてください。
それができれば、転職が成功する可能性は飛躍的にアップします。
求人情報サイトだけでなく転職エージェントも併用してみる
- 自分を客観視できる環境
- 良い情報が集まる環境
を手に入れるには、「求人サイト」プラス「転職エージェント」を併用するのがおすすめです。
すでに求人サイトで求人を探している方は多いかもしれませんが、求人サイトだけで転職を進めるのは、たったひとりで勇者がラスボスに立ち向かうようなものです。
何度ゲームオーバーするかわかりません。
でも、転職エージェントを併用すれば、頼りになる仲間を引き連れて、勝てる確率を上げた状態でラスボスと対峙するイメージです。
エージェントのキャリアアドバイザー(コンサルタント)は、客観的な視点で助言をくれるので、自分を知る助けになりますし、情報を集めるプロなわけで、一般人とは比べ物にならない求人企業の内部情報を握っています。
エージェントの助言やサポートは、24歳・25歳の転職者にとって、大きな助けになることは間違いないので、めんどくさがらずにきちんと活用しましょう。
20代の転職に強い転職エージェントについては、『【失敗しない】20代のための転職エージェントおすすめまとめ』という記事に詳しくまとめています。
エージェントのキャリアアドバイザーは、転職を成功させるいろいろなコツを教えてくれます。忘れないうちに登録を済ませておきましょう。
転職を成功させるには、サポート力が高く相談しやすい転職エージェントを使うのがポイントです。
なぜなら、
- 自分に合う求人を紹介してもらいやすい
- 転職のコツ・ノウハウを吸収できる
- 情報収集が圧倒的に捗る
このようなメリットがあるからです。
以下の記事では、サポート力が高く相談しやすいエージェントをまとめました。ぜひチェックしてみてください。