でも、いまさら
就職できる!?
正社員になれる?
無職を抜け出したい…
管理人の「転職サポーターゆうき」です!
フリーターから就職した経験や転職経験、人事目線を活かして働き方や転職に関する記事を執筆しています。
就職したいと思っても、「34歳のフリーター・ニートには無理かも?」と悩む人は多いと思います。
実は僕もフリーターから就職した経験があるので気持ちはよくわかります。
最初は「就活なんて無理ゲーだ」と思っていました。
しかし最初に結論を言うと、34歳なら就職チャンスはあります。
ただし、就職できるギリギリのラインなのは間違いありません。
しっかりコツを押さえて就活を進めることが大切です。
この記事では、僕の就活経験と人事目線をもとに「34歳のフリーター・ニートから就職を目指すコツ」をまとめました。
- 短期決戦の就活を心がける
- 企業の気持ちを考える
- アルバイト歴は一貫性で勝負
- 未経験者が入社しやすい仕事を狙う
- 弱みを前向きな受け答えでカバー
- 就活をひとりで進めない
34歳のフリーターやニートにも就職チャンスがある理由【人手不足と35歳分岐点】
「就職を目指すコツ」の前に、34歳のフリーターやニートにも就職チャンスがある理由をお話します。
それはズバリ、
- 人手不足が続いている
- 転職の分岐点は35歳だから
このような理由があるからです。
実は現在、企業の人手不足が上昇傾向にあります。
帝国データバンクが発表している「人手不足に対する企業の動向調査(2021年7月」によれば、従業員の不足を感じている企業は40.7%。
前年よりも約10%増加していることがわかっています。
従業員の過不足感(正社員)
- 2019年7月 48.5%
- 2020年7月 30.4%
- 2021年7月 40.7%
簡単に言えば、100社中40社は人手が足りない状況というわけです。
企業にとって人手不足は大きな痛手ですが、求職者側にとっては、
- 求人が増える
- 採用の難易度が下がる
- 未経験者にもチャンスが広がる
このように就職のチャンスが増えます。
つまり、未経験の30代でも就職しやすい環境が生まれるわけです。
また、昔から「35歳になると求人が著しく減って転職が厳しくなる」と言われ、これを35歳転職限界説と呼ぶ人もいます。
つまり34歳は、正社員になるギリギリセーフの年齢と言えます。
もちろん、職種や業界によっては就職が厳しいケースもありますし、20代に比べると就職チャンスが減っているのは事実です。
しかし、頑張って就活をすれば今からでもやり直しは可能ですし、未経験でも就職しやすい環境ができているのも確かです。
関連記事:早く就職したいフリーターがやるべき5つのこと【すぐ正社員になりたいなら必見】
短期決戦でスピーディーな就活を心がける【34歳の今こそフリーター・ニート脱出】
ではここからは、34歳のフリーターやニートから就職を目指すコツをお話していきます。
まずは、短期決戦の就活を目指すことが大切です。
先にお話ししたように、35歳になると就職はさらに難しくなります。
書類落ちが多くなり、面接の舞台にすら立てなくなるかもしれません。
たった1歳の差ですが、34歳と35歳では企業に与えるイメージが変わってしまいます。
また、フリーターやニート、無職からの就活は、ダラダラと行うと挫折する確率が高くなります。
せっかく就職しようと決心したのに、34歳で挫折してしまったら、、、リカバリーが難しいのは容易に想像できますよね。
なので、短期決戦を目標にスピーディーな就活を目指しましょう。
自分なりに期限を決めて就活に臨む
ここで僕の経験からおすすめしたいのは、自分なりに期限を決めて就活を進めることです。
例えば、
この日までに
就職する!
と決めてしまいます。
そうすることで、
- 目標に向かってがんばる気持ちが
芽生える - 逆算してスケジュールを
立てやすくなる - 良い意味で緊張感が生まれる
など、様々なメリットがあります。
もちろん、就活は予定通りに進むとは限りませんが、なにも目安がない状態ではズルズルと先延ばしになってしまいます。
だいたい1ヶ月から3ヶ月を目安に、集中して取り組むと結果が出やすいはずです。
企業の気持ちを考えた就活【34歳のフリーターやニートは何を期待される?】
2つ目のコツは、「34歳のフリーターやニートは何を期待されているか」をよく考えて就活を進めることです。
34歳の無職やニートから就職する場合、
- 自分にはアピールできることがない
- 資格もないしどうしよう
- 自分には強みがない
このように「自分がアピールできること」を考えて、悩む人は多いはずです。
自己分析は大切ですし、自分アピールにフォーカスするのは間違いではありません。
ですが、34歳のフリーターやニートから就職を叶えるには、企業は何を求めているのかを考えた上で逆算してアピールを組み立てることが大切です。
例えば、はじめて会う知人を食事に連れていく場合、「自分は中華が好きだから中華レストランにしましょう」「お酒が大好きだから居酒屋にします」と一方的に決めてしまったら失礼ですよね。
もしかしたら知人は、
食事なんて
行かなきゃよかった
と思うかもしれません。
相手に好印象を与えるためにも、どんな食が好みか、お酒は飲めるのか、タバコは吸うのか、などを考慮したうえでお店を決めるはずです。
就活も同じで、「企業側が何を求めているか」をきちんと知った上でアピールを組み立てることが好印象につながります。
企業が34歳の求職者に期待していること
では、企業は34歳のフリーターやニート、無職の求職者に何を求めているのでしょうか。
それは以下の3つのポイントです。
- やる気や熱意
- 人柄(育てやすさ)
- 将来性
実は、未経験者を採用する企業の多くはそもそもスキルや経験を求めていません。
やる気や人柄などの人間的な部分や将来性に期待をしています。
実際、経験が浅い第二新卒の採用で重視するポイントを調べたデータを見ても、似たような結果が出ています。
人事が重視する理由ベスト5
- やる気 82ポイント
- ポテンシャル・将来性 79ポイント
- バイタリティ 74ポイント
- 社会人スキル 73ポイント
- 考え方が柔軟 60ポイント
※経験の浅い第二新卒を採用する理由ベスト5
引用データ:リクナビNEXTより一部抜粋
年齢的に34歳は「経験やスキルをアピールしなくては」と思ってしまいますが、背伸びをするよりも、
- 自分はこれだけ熱意をもっている
- 就職したらこんなふうにがんばりたい
- 自分はこんな人間だ
このようなアピールを伝えることが大切です。
アルバイト歴は一貫性を大切に【34歳までのフリーター経験を有効活用】
3つ目のコツは、アルバイト歴に一貫性をもたせて有効活用することです。
34歳で就活をする人のなかには、それなりにアルバイト歴・経験が多い人もいるはずです。
様々なバイトを転々としている人もいるかもしれません。
そこでおすすめしたいのが、アルバイト歴は「一貫性」を意識してアピールするということです。
例えば、これまで経験したアルバイトを
- コンビニ店員のバイトをした
- アパレルでショップ店員をした
- 電気屋で携帯電話の販売をした
このようにただ羅列すると、まるで何も考えずに職を転々としているように思われてしまいます。
業界もバラバラなので、いきあたりばったりの印象を与えても不思議はありませんよね。
ですが、見方を変えると「接客」「販売」「在庫管理」このような業務は共通しているはずです。
- コンビニでは接客の基礎を学んだ
- アパレルで販売トークに磨きをかけた
- 電気屋では在庫管理を任された
⇒アルバイトでは、接客や販売、在庫管理について学べた
このように、有意義なアルバイト経験を伝えることができます。
基本的に就活では、一本芯の通った経験が評価される傾向にあります。
なので、自分のアルバイト経験の「共通項」を見つけ出して、一貫性をアピールしてみてください。
弱みを前向きな受け答えでカバーする【34歳で無職・ニートのマイナス】
4つ目のコツは、フリーターやニートの弱みを前向きな受け答えでカバーすることです。
就活では、「34歳でフリーター・ニート」という肩書はマイナスに働きがちです。
きっと、
質問されたら、
どう答えたらいいの!?
と不安を感じている人も多いはずです。
そんな場合に備えて、弱みは前向きな受け答えでカバーできるように準備をすることが大切です。
3ステップの流れを押さえて回答を準備する
具体的には、弱み(ニート歴や無職だということ)について質問を受けたら、以下の流れを意識して回答をします。
- 弱みを受け止める・正直に話す
- 過去から何を得たか・学んだことを話す
- 就職後はどうしたいかを伝える
これだけではイメージが湧かないと思うので、例を出しますね。
たとえば面接官に、
就職しなかったのですか?
と質問を受けた場合は、以下のようなに回答を組み立てます。
(正直に話す)
やりたいことが見つからないまま時間が過ぎてしまった。この歳になるまで就職しなかったことは後悔している。
(得たこと・学んだことを話す)
しかし、自分と向き合う時間をもてたことで、本当にやりたい仕事を見つけることができた。
(就職後の展望を話す)
就職できたら、遅れを取り戻すために積極的にスキルを磨いて会社に貢献したい。
このように、まずは「受け止め」、「反省」や「学んだこと」と伝え「今後の展望」で締めくくるイメージです。
こうすることで、フリーターやニートの弱みを前向きな回答で終えることができます。
未経験者を採用する企業の面接官や採用担当者は、弱みについて質問をすることで、
- 就職に対して真剣か
- 過去から学べる人か
- 素直な人柄か(一緒に働きやすいか)
などを探っています。
弱みについての質問は不安になりますが、逆に好印象を与えるチャンスと思って、事前に対策をしておきましょう。
未経験者が就職しやすい仕事を狙う【34歳のフリーターやニートにおすすめの業界や職種】
次のコツは、「未経験者が入社しやすい仕事」を狙うことです。
34歳でフリーターやニートから就職をする場合、
- 「自分の好きな仕事をしたい」
- 「この業界に進みたい」
- 「あの仕事だけは嫌だ」
など、様々な希望がある人も多いはずです。
もちろん、自分の希望や好みを軸に仕事を選ぶのは悪いことではないですし、応募したい企業が見つかったらまずはチャレンジしてみるべきです。
しかし、仕事を選びすぎたり、希望や好みにこだわりすぎるとなかなか就活は前に進みません。
とくに34歳のフリーターから就職する場合は、時間をかけすぎると就活を挫折してしまったり、年齢があがってますます正社員が遠のいてしまいます。
なので、未経験者が入社しやすい仕事にフォーカスして就活を進めてみてください。
34歳の未経験者が入社しやすい仕事
では、どんな仕事が未経験者でも入社しやすい(就職しやすい)のでしょうか?
それは、「人手不足の業界」「未経験者の採用が多い職種」です。
先ほどもお話したように、現在は人手不足の企業が増加傾向にあります。
人手不足の業界は、求人自体が多く採用ハードルが下がるため、フリーターやニートなどの未経験者が入社しやすくなります。
とくに狙い目と言えるのは、人手不足の割合が高い業界です。
従業員が「不足」している上位10業種(2021年7月)
- 建設 57.5%
- 家具類小売 57.1%
- 自動車・同部品小売 57.1%
- 情報サービス 54.7%
- メンテナンス・警備・検査 53.8%
- 再生資源卸売 50.0%
- 教育サービス 50.0%
- 輸送用機械・用具製造 47.3%
- 運輸・倉庫 47.1%
- 専門サービス 46.8%
こうした業界に目を向けるだけでも、就職チャンスはグッとアップします。
もしかしたら、「建設はつらそう」「小売はノルマが厳しい」「運輸はブラックでは」など、特定の業界にマイナスのイメージを持つ人もいるかもしれません。
しかし、すべての会社がイメージ通りというわけではありません。
きちんと求人を選べば、待遇が良い職場に就職できるチャンスは転がっています。
また、そもそも未経験者の採用実績が多い職種も34歳のフリーターやニートの方にとっては大きなチャンスです。
以下は、転職サイトのマイナビが調査した「職種未経験者歓迎の割合が多い職種」のデータです。
「職種未経験者歓迎」の割合が多い職種
- 美容・ブライダル・ホテル・交通
- 販売・フード・アミューズメント
- 技能工・設備・配送・農林水産 他
- 保育・教育・通訳
- 医療・福祉
- 管理・事務
- 公共サービス
- 企画・経営
- 医薬・食品・化学・素材
- コンサルタント・金融・不動産専門職
- 営業
- クリエイティブ
- 電気・電子・機械・半導体
- 建築・土木
- WEB・インターネット・ゲーム
- ITエンジニア
未経験者歓迎の割合が多い職種は、就職しやすいだけでなく、
- 研修制度の充実
- 同期も未経験者が
多く職場に馴染みやすい - キャリアアップしやすい
などが期待できるため、フリーターやニートにとってメリットが多い就職先になります。
就活をひとりで進めない【34歳のフリーターやニートから就職を目指すなら賢く頼る】
最後のコツは、「就活をひとりで進めない」ということです。
最初にお話したように、34歳のフリーターやニートから正社員を目指すには「スピーディーな就活」が欠かせません。
ですが、
「どんな仕事を選んだらいいか」
「企業とどうやってコンタクトを取ったらいいのか」
「面接で好印象を与えるにはどうしたらいいか」
このようにわからないだらけの人もいるはずです。
そもそも、何からはじめるべきか迷う人がほとんどではないでしょうか?
就活は、ひとりで悩んでしまうと挫折する可能性が高くなってしまいます。
実際僕は、一度就活を諦めてフリーターに舞い戻った時期があります。
なので、就活はひとりをがんばろうと思わずに、頼れるものは賢く頼ることが就活成功のカギになります。
例えば、
- ハローワーク(わかものハローワーク)
- サポステ
- 就職エージェント
などの就職サービスに相談すれば、無料でキャリアアドバイザーやキャリアカウンセラーと呼ばれる就職のプロがサポートをしてくれます。
とくに就職エージェントは、求人を出している企業と結びつきが強いため、仕事を紹介してもらいやすく職場の内情を詳しく教えてくれます。
例えば、
- 職場の雰囲気
- 上司の人柄
- 面接で好印象を
与えるコツ
などです。
情報収集の精度を高め、就活をスピーディーに進めるには、エージェントのサポートは必須です。
34歳のフリーターやニートから正社員を目指すなら、まずはエージェント系のサービスを1〜2社登録することからはじめましょう。
34歳のニートの就活をサポートしてくれる就職エージェント
もしかすると、
34歳のフリーターやニートを
サポートしてくれる
エージェントなんてあるの?
と不安を感じた人もいるかもしれません。
たしかに、リクルートエージェントやdoda、マイナビエージェントといった総合転職系のエージェントは、職歴のある転職者を対象としているのであまりおすすめはできません。
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ですが、フリーターやニートの就活を専門にしているエージェントを使えば、サポートをしてもらうことができます。
とくにおすすめしたいのは、「ジェイック(JAIC)」というサービスです。
ジェイックは、未経験者やフリーター、既卒者などに特化した就職サービスです。
厚生労働省委託業者が全国でたった43社しか認めていない「職業紹介優良事業者」でもあります。
- 初めてでも相談しやすい
- 離職率の低い企業を紹介してもらえる
- 無料の就職講座を実施している
などの特徴があり、とくにブラック企業対策に強く、サポート内容もしっかりしています。
未経験でも良い企業に就職しやすいサービスです。
サポート対応地域は、下記のとおり。
東京 神奈川 埼玉 大阪 福岡
静岡 新潟 栃木 愛知 広島
茨城 宮城 岡山 札幌 福島
石川 群馬 長野 山梨
(※対応地域は変わる可能性あり)
会員登録は簡単な入力をすれば1分程度で終わります。
まずは登録をサクッと済ませて、1歩前に進みましょう。
※ジェイックは現在、世の中の情勢からWEB面談もしています。自宅にいながら安心して相談できます。
フリーターや既卒、ニートなど「未経験」から就職を成功させるには、未経験者専門のエージェントサービスを選ぶことが大切です。
- 未経験歓迎求人が多い
- 就職ノウハウを教えてもらえる
- 不安や悩みを相談しやすい
このようなメリットがあるので使わない理由はありません。
以下の記事では未経験からの就職に強いエージェントを3社厳選しています。