何がどう違うの!?
昇進って
昇格と違うの?
管理人の「転職サポーターゆうき」です!
フリーターから就職した経験や転職経験、人事目線を活かして働き方や転職に関する記事を執筆しています。
社会人になると耳にすることが多い「昇進」「昇格」「昇給」。
しかし、その意味をよく理解していない人は意外と多いのではないでしょうか。
例えば、
彼は昇格したけど、
一般社員のままなのは何故?
昇給と
ベースアップって違うの?
と疑問をもった経験はありませんか?
こうした疑問は、会社の人事制度や昇給の意味を知ると謎が解けます。
この記事では、僕の転職経験や人事目線をもとに「昇進と昇格の違いや昇給について」解説します。
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【昇進と昇格の違い】格式や階級が上がるのが昇格
最初にお伝えするのは、昇格についてです。
昇格は、一言で表すと「職位や役職の上昇により、責任や権限、報酬などが向上すること」です。
職位や役職って何?
という方は、会社の人事制度の成り立ちとして
- 職級制度
- 職務改装制度
この2つを知ることが大切です。
「職級」というのは、社員のスキルや経験などをもとにランク分けしたものと言えます。
一般的には、以下のような職級が存在しています。
- 初級職(ジュニア)
- 監督職(リーダー)
- 管理職(マネージャー)
- 経営職(エグゼクティブ)
- 重役(トップマネージメント)
数字が大きくなるほどに職級が上がり給与も高くなります。
厳密には重役よりも下の階級はさらに細かく分かれていて、同じ初級職でも
- J1
- J2
- J3
というようなランクがついていたりします。
この階級が上がることを「昇格する」と言います。
昇格するためには、
所属部署の上司に
能力や働きを評価してもらう
⇒人事部に推薦される
試験や面談を受ける
⇒人事部が承認する
といったステップを踏む必要があるケースがほとんどです。
階級が上がる(昇格する)と、併せて職務階層が上がることも多いです。
【昇進と昇格の違い】地位や官位が上がるのが昇進
次にお伝えするのが「昇進」です。
昇進とは、ひとことで言うと職務上の地位や官位が上がることです。
もっと簡単に言えば、課長や部長といった役職(職位・ポスト)が上がることを指します。
職務階層が上がるとも言えます。
もしかすると、
と思った方もいるかもしれません。
たしかに昇格すると、同時に昇進する(職務階層が上がる、部長になる、課長になるなど)ことも多いです。
しかし、昇格するからと言って必ずしも昇進できるわけではないんです。
なぜなら、そのポスト(役職)の座が空いていなければ、昇進はできないからです。
そのため、先にお話しした
昇格はしたけど一般社員のまま
ということもあるのです。
また、職級と職務階級は必ずしも一致しているわけではありません。
例えば、
- 職級が経営職だから
部長や次長になれる - 職級が管理職だから
マネージャーや課長、
係長になれる
という決まりがあるわけではなく、
経営職の社員が
マネージャーや課長のポストに就く
というケースもあります。
昇給は給料が上がること
最後に「昇給」ですが、これは給料が上がることの意味で間違いはありません。
ただし、ボーナスなどは含まずに毎月定期的にもらえる額が上がることを意味しています。
昇給には、以下の2種類があります。
【定期昇給】
給与規定の通りに給料が上がっていくもの
【ベースアップ】
社員全体の給料が上がっていくもの
【昇進と昇格の違いまとめ】人事制度を知るのは大切なこと
会社の人事制度を知ることはとても大切です。
また、会社組織の構造を理解することで、仕事がしやすくなったり、キャリアのモチベーションアップにつながったりします。
参考になれば幸いです。
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