管理人の「転職サポーターゆうき」です!
フリーターから就職した経験や転職経験、人事目線を活かして働き方や転職に関する記事を執筆しています。
今回の記事では、
辞めたいけど
どうしたらいい!?
という悩みの対処法を優しく解説します。
以下は、20代後半のMさんからいただいたお悩み相談です。
【Mさん 20代後半 営業職】
私は20代後半で営業の仕事をしています。
今の会社に5年勤めていますが、全く営業成績が上がらずミスも多く悩んでおります。
自分のミスで周りに迷惑をかけてしまい、同僚や上司との関係は最悪です。
とくに営業事務の女性社員とは馬が合わず、影で「ダメ営業」と言われています。
こんな状況で仕事を続けるのは正直辛いです。
毎日会社に行くのも憂鬱ですし、気力も湧きません。
仕事を辞めるべきでしょうか?
悪いのは、20代後半にもなって仕事ができない自分だと言うことはわかっています。
このままでは自分の将来が不安ですし、はっきり言えば営業の仕事は向いていないと思います。
真面目にやってきたつもりですが、成績は散々です。
また、すでに転職を1度経験していますが、転職回数が増えても大丈夫でしょうか?不安です。
アドバイスをいただけると助かります。長文乱文申し訳ありません。
※プライバシー保護のため、内容を一部修正して掲載しております。
20代後半のMさんは、主に以下の3つの悩みを抱えているようです。
- 仕事を辞めていいのか
- 仕事ができない・成績があがらない
- 転職回数が気になる
ここからは、Mさんの悩みに答える形で「辞めたいときの対処法」をお伝えしていきます。
関連記事:転職で人生をリセットしたい20代へ【必ず知っておきたい3つのこと】
【20代後半で仕事ができないから辞めるはアリ!?】ボーダーラインについて
Mさんは「仕事ができないことを理由に20代後半で会社を辞めるのはアリか」と悩んでいるようです。
これに関しては、一概に「仕事を辞めるべき」「仕事を続けるべき」とは言えません。
それぞれにメリット・デメリットがあるからです。
しかし、もしもあなたが今の仕事を続けることで
- 将来マイナスになる
- あとで後悔する
- 健康を害してしまう
と感じるなら、転職を検討する価値はあります。
なぜなら、転職は立派なキャリア・マネジメントだからです。
【キャリアマネジメントとは】
自分のキャリアを成り行きに任せず、自分の意思や力で計画を立て実行していくことを指します。
現在の仕事や職場が自身のキャリアにとってマイナスと感じるなら、現状を変える努力はすべきです。
とくに20代後半であれば、まだまだキャリアチェンジや未経験分野に挑戦できる年代です。
転職すれば仕事ができない悩みから解放されるとは限らない
ただし、ひとつだけ頭に入れておきたいことがあります。
それは、転職さえすれば仕事ができない悩みから解放されるとは限らないということです。
もちろん、転職をすれば新たな環境と仕事でリスタートできます。
しかし、20代後半で転職をすると以下のような状況になる可能性があります。
- 仕事を覚え直す必要がある
- 1から人間関係を構築
- 転職先の仕事が合うとは限らない
当然ですが、転職先では仕事や人間関係を1からやり直す必要があり、新天地の環境に慣れる必要もあります。
また、
仕事ができない…
と悩む可能性もあります。
なので、
- 転職前にきちんとリサーチする
- 転職ですべては解決できると思わない
(自己改善などの努力も必要)
このあたりを加味して、20代後半の転職と向き合ってみてください。
【20代後半で仕事ができないのはなぜ!?】仕事ができない理由と向き合う
ここでおすすめしたいのは、仕事ができない理由と向き合っておくことです。
なぜなら、Mさんのように「がんばっているのに仕事ができない」という状況の裏には、何かしらの理由があります。
仕事を辞めるにしろ続けるにしろ、その理由を解決する必要があるからです。
ここからは、20代後半で仕事ができない一般的な理由をピックアップします。
- スキルや知識不足
- モチベーションの低下
- 人間関係が悪い
スキルや知識不足
仕事ができない大きな理由のひとつは、スキルや知識が不足しているケースです。
20代後半になると、新たなスキルや知識の習得が求められることが増えます。
また、徐々にマネジメントを任される場面も出てくるかもしれません。
ですが、様々な理由でスキルアップや勉強ができないままだと、
- 成果が上がらない
- 後輩に追い越される
- 仕事についていけない
といった状況になり、仕事ができない人というレッテルを貼られてしまいます。
スキルや知識不足は、30代以降のキャリア充実度を大きく左右します。
仕事を辞める・辞めたいに関わらず、スキルアップや知識を身につける習慣は今後も必要になります。
- 自分に足りないスキル
- 今後身につけたい知識
- 自分なりの勉強方法
などを考えておくと良いですよ。
モチベーションの低下
モチベーションが低下している場合も仕事ができない理由のひとつです。
- 長時間同じ仕事をしている
- 嫌いな業務を任されている
- ストレスやプレッシャーを感じている
こうした環境は、仕事への情熱や興味が薄れ成果が出ません。
モチベーションが低下したまま仕事をすると、
- ミスを繰り返してしまう
- 顧客からクレームを受けやすい
- 責任感が欠如する
など、典型的な「仕事ができない人」になってしまいます。
仕事や職場に対するモチベーションが低下したときは、
- きちんと休息を取る
- 新しいチャレンジをする
- 仕事の仕方を変える
といった工夫をすることが大切です。
転職を検討することもひとつの方法と言えます。
人間関係が悪い
仕事ができない人は人間関係が悪い職場で働いている場合も多いです。
仕事で良い成果を出すには、チームの協力やコミュニケーションが欠かせません。
職場の人間関係に問題がある場合は、
- 報連相不足でミスに繋がる
- 足を引っ張り合う
- 職場いじめやモラハラが横行する
といった理由で仕事ができない人が多くなります。
職場の人間関係の問題は、個人ではどうしようもないケースがほとんどです。
円滑な人間関係を構築するには、
- 感謝をきちんと伝える
- 相手の立場や気持ちを理解する
- 報連相を忘れない
- プライベートと仕事は分ける
- 相手の話をきちんと聞く
などを意識することが大切です。
【20代後半で仕事ができないと悩むなら】できることにフォーカスする
Mさんは「仕事ができないこと」「成績が上がらないこと」に対して、大きなコンプレックスを持っているようです。
20代後半で思うように成果が出ないと、コンプレックスに感じるのも当然です。
しかし、もしも転職を考えているなら、できないことよりも「できること」にフォーカスする姿勢が大切です。
なぜなら、転職活動ではこれまでに培った職務経験やスキル、つまり「自分にできること」をアピールする必要があるからです。
そんなことを言っても、
アピール材料なんてないよ…
と思う人もいるかもしれません。
ですが、20代後半まで正社員として働いてきたなら、必ず「自分にできること」はあります。
自分では気づかないだけで、誰もが「できること」を身に着けているので、必ずスキルや経験の棚卸しをしましょう。
スキルの棚卸しでできることをクリアにする
スキルの棚卸しは、以下の3ステップで行います。
- 保有スキルをすべて書き出す
- 結果をもとに強みや弱みを把握する
- わかりやすくまとめる
スキルというのは、専門的な知識や技術だけでなく、コミュニケーション能力や問題解決能力などのソフトスキルも含みます。
また、趣味や資格などもスキルになります。
じっくり棚卸しをすることで、「自分ができること」がクリアになり、自己PRのアイデアも湧きやすくなります。
逆に、転職活動の場で
- 自分に得意な仕事はない
- 1から仕事を教えてほしい
- とにかくがんばるだけ
このような姿勢を示してしまうと、20代後半で転職するのは非常に難しくなります。
【転職回数は何回まで?】20代後半で転職するときは2回が目安
Mさんは、現在までに1度転職を経験しており、20代後半で2度目の転職を考えています。
「転職回数」についても不安を感じているようです。
確かに転職回数が多い応募者に対し面接官や採用担当者は、
「すぐに仕事を辞める人ではないか?」
「ジョブホッパーの傾向があるのでは?」
「なにか問題を起こす人なのでは?」
といった不安を感じます。
ですが、20代後半で2回目という転職回数は、さほど気にする必要がありません。
以下は、転職サイトのリクナビが発表している「転職歴の印象」を調べたデータの一部です。
転職歴は何回目くらいから気になりますか?
- 3回目 40%
- 4回目 16%
- 気にならない 15%
- 5回目 12%
- 2回目 8%
以下省略
引用元:リクナビNEXTより抜粋
このように、転職歴が気になるのは圧倒的に3回目以降という結果が出ています。
つまり、転職回数2回はマイナスになる可能性は低いと言えます。
ただし、面接官や採用担当者は、
- 転職理由に筋が通っているか
- 前向きに転職を考えているか
- 職場に馴染む人材か
などをチェックします。
なので、
- なぜ転職を決意したのか
- 今後の展望
- 自分らしさが伝わるエピソード
を回答できるように準備しておくことをおすすめします。
【20代後半の転職活動を有利に進めるには】きちんと準備をすることが大切
さてここまで、Mさんの悩みに回答する形で20代後半で仕事を辞めたいときの対処法をお伝えしてきました。
少しでも転職を考えているなら、まずはきちんと準備をすることが大切です。
転職活動は、以下のような流れが理想的です。
- 現職のまま転職活動を開始する
- 求人に応募する
- 面接で採用を勝ち取る
- 現職を退社
- 転職先に入社
Mさんのように仕事ができないと悩む20代後半の方は、
という気持ちが強いかもしれません。
ですが、焦りは禁物です。
まずは在職中に転職活動をある程度は進めて、今後の道筋を固めておくと安心です。
また、
- 仕事が忙しい
- 転職できるか不安
- 年収ダウンが心配
- 適職がわからない
- 何をすべきかわからない
このように不安な場合は、今すぐひとりで悩まない環境を作っておきましょう。
具体的には、エージェント系の転職サービスを活用するのがベストです。
エージェントを使えば、キャリアアドバイザーやカウンセラー(担当者)が、要望に沿った求人を紹介してくれたり、転職のあらゆる不安をサポートしてくれます。
例えば、
- どんな転職先があるか
- 給料や待遇はアップできるか
- 転職のタイミングはベストか
などをエージェントの担当者がプロの目線でアドバイスをくれます。
転職の不安は、「この先どうなるかわからない」という不透明な将来にあります。
在職中にエージェント系サービスを活用し情報収集をすることで、
- どんな職場が自分に合っているか
- 給料は上がるか
- 今転職すべきタイミングか
など、ある程度の見通しが立ちます。
そうすれば、転職に失敗するリスクは大幅に減ります。
また、基本的にエージェントのキャリアアドバイザーや担当者は、紹介する企業の採用担当者と打ち合わせ等をして情報を集めています。
そのため、
- 職場の生の雰囲気
- 上司になる人物の人柄
- 面接で好印象を与える回答
- 詳しい仕事内容
などを知っている存在です。
エージェント系のサービスを活用すれば、これらをクリアにすることが可能です。
転職(中途採用)は、一斉採用の新卒と異なり、いつどんなタイミングで良い求人が出るか予測できません。
また、転職には2〜3ヶ月かかるケースが多いため、常に情報収集できる環境を作っておくことで転職の成功率は上がります。
もちろん、「転職はひとりでなんとかしたい」という人にはおすすめできませんが、、、
エージェントを活用することで、転職の不安や負担が軽くなるのは確かです。
失敗しないエージェントサービスの選び方
とくにおすすめしたいのは、大手マイナビワークスが手がける「マイナビジョブ20’s」です。
24歳から29歳の20代に特化したマイナビのサービスだけあって、使い勝手の良さ・サポートの質の高さはトップクラス。
- 紹介される求人はすべて20代対象
- 20代専任のアドバイザーがサポート
- マイナビならではのノウハウが心強い
転職経験のあるキャリアアドバイザーがサポートしてくれるので、転職の悩みや不安を相談しやすいエージェントです。
対応エリアは以下のとおり。
東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県、
京都、滋賀、大阪、兵庫、奈良
20代の転職には外せないエージェントなので、対象エリアの方は今すぐ登録しておきましょう。
30代やマイナビジョブ20’sの対象エリア外で転職をする人におすすめしたいのは、dodaです。
dodaは、国内最大規模の人材サービスを展開するパーソルキャリアが運営する転職エージェント。
おすすめの理由は以下のとおりです。
- 求人数は約10万件
国内トップクラス - 関東や関西だけでなく
全国の求人に対応している - 限定求人も多く
仕事探しの幅が広がる
また、最大規模のエージェントだけあって、経験豊富なキャリアアドバイザーが多く、サポート力が高いのも魅力です。
マイナビジョブ20’sの対応エリア外の方や30代以降の方は、dodaを徹底活用しましょう。
また、経験やスキルに不安がある方や社会人経験3年未満で転職をする方におすすめしたいのは、「就職カレッジ(ジェイック)」というエージェント系サービスです。
就職カレッジは、未経験者や第二新卒者を専門にサポートしている転職エージェントです。
公式サイトでは「フリーターや大学中退の就職」を売りにしていますが、正社員経験3年未満の転職(第二新卒)にも非常に力を入れているサービスです。
社会人経験が少ない20代は転職に苦戦するケースは多いですが、就職カレッジの場合、
- 未経験OKの企業を紹介
- 書類審査なし
- 就職講座を実施
このようなサポートをしてくれるので、転職成功率も上がります。
また、就職カレッジは全国で数十社しか国が認定していない「職業紹介優良事業者」なので、安心して転職活動を進められるのもポイントです。
就職カレッジの対応エリアは以下のとおり。
山形 福島 茨城 栃木
群馬 埼玉 千葉 東京
神奈川 新潟 石川 山梨
長野 岐阜 静岡 愛知
三重 滋賀 大阪 兵庫
奈良 和歌山 岡山 広島
福岡 熊本
(※対応地域は変わる可能性あり)
正社員経験が3年未満で転職をする場合は就職カレッジに登録しておきましょう。
転職を成功させるには、サポート力が高く相談しやすい転職エージェントを使うのがポイントです。
なぜなら、
- 自分に合う求人を紹介してもらいやすい
- 転職のコツ・ノウハウを吸収できる
- 情報収集が圧倒的に捗る
このようなメリットがあるからです。
以下の記事では、サポート力が高く相談しやすいエージェントをまとめました。ぜひチェックしてみてください。