正社員になれる?
就職するコツは?
管理人の「転職サポーターゆうき」です!
フリーターから就職した経験や転職経験、人事目線を活かして働き方や転職に関する記事を執筆しています。
既卒で職歴がないと、正社員として就職できるのか不安になりますよね。
就活がなかなか進まないという人も多いはずです。
実は僕も既卒のフリーターから就職した経験があるので、悩む気持ちはよくわかります。
しかし、きちんとコツを押さえて就活を進めれば、たとえ既卒でも職歴がなくても、就職するチャンスはたくさんあります。
とくに「マイナス(既卒になったことや就職を逃したことなど)のフォロー」が就職成功の鍵と言えます。
この記事では、僕の就活経験と人事目線をもとに職歴がない既卒から就職するための5つのコツをまとめました。
- ポジティブに考える
- スピーディーに動く
- 相手の立場になる
- マイナスをきちんとフォローする
- 1人で悩まない
関連記事:【正社員歴なしで転職はできる?】転職失敗を防ぐ5つのコツまとめ

【まずはメンタル】職歴がない既卒は就活をポジティブに考えよう
1つ目のコツは、既卒の就活をポジティブに考えることです。

きっと、職歴がない既卒者の大半は、
- 職歴がないから就職は不利
- 求人はブラックしかない
- そもそも就職できるかわからない
このように、就活をネガティブに考えているはずです。
実際のところ僕も「就活するだけ無駄では?」と思っていた時期がありました。
しかし、ネガティブな思いや姿勢はネガティブな結果を引き寄せてしまいます。
採用担当者や面接官もネガティブな人材を獲得したいとは思いません。
なので、就職を成功させるためにも、意識的に
- 就活の良い面
- 前向きな情報
- 就職後の自分
に目を向けるようにして、ポジティブな気持ちで就活を進めることが大切です。
既卒者でも就職チャンスがある環境は整っている
例えば、
厳しいのでは。。。
と思う方は多いかもしれません。
しかし、マイナビが調査した「既卒者の内定率」のデータを見てください。
【既卒者の調査時点での内定率】
- 2018年度 45.0%
- 2017年度 44.0%
- 2016年度 45.0%
- 2015年度 43.2%
- 2014年度 30.7%
※マイナビ既卒者の就職活動に関する調査より
(参照データ:マイナビニュースより一部抜粋)
既卒者の内定率は、2015年度から40%台中盤をキープしています。
10人中4〜5人の既卒者は、正社員就職を叶えていることになります。

また、近年は「人手不足」「新卒採用が困難」などの影響で、
- 未経験者
- 第二新卒者
- フリーターや既卒者
の採用のハードル(難易度)は下がっていると言われています。
たしかに、新卒や職歴アリの転職者と比べた場合、既卒の就活が難しいのは確かですが、きちんと業界や職種を選べば、職歴なしの既卒にも十分就職チャンスはあります。
【スピーディーに動けることは強み】職歴がない既卒者のアドバンテージとは
2つ目のコツは、スピーディーに動くことです。

職歴がない既卒者にとって、大きなアドバンテージになり得るのが「スピーディーな行動」です。
どういうことかというと、新卒者や転職者は、学校卒業のタイミングが入社時期と決まっていたり、仕事をしながら転職活動をするため動きが鈍くなりがちです。
対して、既卒の場合は、
- いつでも面接が受けられる
- 即入社が可能
- 就活を最優先できる
など、スピーディーな就活が可能です。
採用活動をしている企業のなかには、
人材を確保したい
今すぐにほしい
このような状況の会社もあります。
つまり、スピーディーに動ける「既卒」という人材は、非常にありがたい存在になり得るわけです。
就職率が下がらないうちに「今すぐ動き出す」
また、スピーディー動けば(今すぐ就活を進める)、就職チャンスを逃さないことにも繋がります。

実は、既卒者やフリーターの就職率は、年齢が上がるにつれて下降する傾向にあることがわかっています。
【フリーターの就職率(フリーター期間別・男女合計)】
- 6ヶ月以内 64%
- 7ヶ月から1年 58.3%
- 1年から2年 52.2%
- 2年から3年 58.9%
- 3年超 48.9%
引用データ:厚生労働省HPより抜粋
厚生労働省が調査した「フリーターの就職率」を調べたデータを見ても、フリーター歴半年以内は6割以上が就職しているのに対し、3年を超えると半分にも満たない結果になっています。
つまり、既卒歴が長くなるにつれて就職チャンスは減っていくわけです。
なので、既卒から正社員を目指すなら、
- 今すぐに就活をはじめる
- スピーディーな対応を心がける
ということを押さえることが大切です。
また、新卒の就活とは異なり中途採用は「タイミング」が重要です。
いつ良い求人が出るかは予測できないので、スピーディーに動く準備をして、就職チャンスを逃さないようにしましょう。
【相手の立場で考える】職歴なし既卒からの就職チャンスをアップするコツ
3つ目のコツは、相手の立場になって考えることです。

職歴がない既卒から就職する場合、
経験やスキルがない
大きなマイナスだ。。。
アピールできることが
何もない。。。
このように、「自分目線」で自分のことばかり考えがちです。
もちろん、自己分析は必要ですが、就活を成功させるヒントは「相手目線になること」にあります。
例えば、既卒やフリーターなどの未経験者を採用する企業は、そもそも経験やスキルを重視してはいません。
- 就職に対するやる気や熱意
- 職場に馴染む人柄・誠実さ
- 将来性(ポテンシャル)
など、人間的な部分を評価する傾向が強いです。
以下は、転職サイトのリクナビNEXTが発表している「第二新卒の採用で重視するポイント」を調査したデータです。
人事が重視する理由ベスト5
- やる気 82ポイント
- ポテンシャル・将来性 79ポイント
- バイタリティ 74ポイント
- 社会人スキル 73ポイント
- 考え方が柔軟 60ポイント
※経験の浅い第二新卒を採用する理由ベスト5
引用データ:リクナビNEXTより一部抜粋
見てわかるように「やる気」「ポテンシャル」「バイタリティ」などが上位を占めています。
こうしたデータを考えても、無理なアピールや背伸びをするよりも、
- やる気や熱意を
きちんと伝える努力をする - 人柄が伝わるエピソードを
準備する
などの工夫をしたほうが良いことが分かります。
つまり、相手目線(企業の気持ち)で就活を考えないと、企業の心に響くアピールは難しいわけです。
お話したように、自己分析や自分の思いも大切ですが、
- 応募企業は
何を期待しているか - 面接官や採用担当者なら
どう考えるのか
という視点を持って就活に臨みましょう。
職歴がない既卒の就活は「チャレンジ精神」が大切
また、仕事探しは「チャレンジできそうな仕事」をテーマにすることをおすすめします。

最初から、
- 絶対にこの業界はNG
- この職種以外は無理
というスタンスで仕事を探すと、既卒の就職チャンスや選択肢は極端に減ってしまいます。
なので、
- まずは既卒が採用されやすい仕事を集める
- その仕事・会社情報をじっくり精査する
- そのなかで「チャレンジできそうな仕事」にトライする
このように、相手の立場(既卒の採用に力を入れている業界など)を考え、広い視野をもって仕事探しをしてみてください。
先にお話ししたように、近年は人手不足の影響で既卒の就職チャンスは広がっています。
中小企業の人手不足は慢性化していて、実に50%以上の企業が人手不足を抱えていると言われています。
【人員の過不足状況について】
- 不足している 50.2%
- 過不足はない 45.5%
- 過剰である 3.5%
- 無回答 0.7%
調査地域:全国47都道府県
調査対象:中小企業 4,072社
調査期間:平成27年6月1日~23日
引用データ:日本商工会議所より
そして、以下の業界は人手不足が深刻化していることも分かっています。
【業界別人手不足の割合集計】
- 介護・看護 72.2%
- 運輸業 60.9%
- 建設業 60.7%
- その他サービス 58.1%
- 情報通信・情報サービス業 56.7%
以下省略
引用データ:日本商工会議所より
こうした業界に目を向けて、チャレンジできそうな求人を探してみましょう。
関連記事:【知らなきゃ損】フリーターやニートが就活で受かりやすい仕事と応募時の注意点

【マイナスをきちんとフォロー】職歴がない既卒が就職する鍵
4つ目のコツは、マイナス(既卒になったことや就職を逃したことなど)をきちんとフォローするということです。

職歴がない既卒者にとって、就活の不安要素は、
- 既卒になった理由
- 就職を逃した事
などを面接等で質問されることではないでしょうか。
実は、既卒のマイナス面をきちんとフォローできるかどうかで、就活の結果は大きく変わります。
そこで押さえておきたいのが、マイナスをプラスに変えるフォローの方法です。
具体的には、以下の流れを意識してマイナスの質問に備える準備をしておくのがおすすめです。
- マイナスは素直に認める・
その理由を正直に話す - その結果何を得たか・
学んだかを伝える - 就職したらどうしたいか・
今後の展望を語る
例えば、
卒業したのですか?
という質問に対しては、
- 就職しなかった理由を
簡潔・正直に話す - 既卒になり感じたこと
学んだことを伝える - 就職したあとの展望
意気込みを語る
「正直な回答⇒マイナスから得たことを伝える⇒今後の展望をアピールする」という流れで解答を組み立てることで、マイナスをプラスに転じることができます。

基本的に採用担当者や面接官は、既卒になった過程や就職しなかった理由を質問することで、
- マイナスをきちんと
受け止められる人材か - 自分を客観視できるか
- 就職に対して前向きか
などをチェックしています。
なので、マイナスから得たことや今後の展望をきちんとアピールすることで、好印象につながるはずです。
【ひとりで悩まない】職歴のない既卒の就活チャンスを広げる
最後のコツは、就活をひとりで悩まないことです。

既卒の就活は、
職歴やスキルがない
どんな仕事を選ぶべきか
面接に自信がない
など悩みは尽きませんよね。
そもそも、就活の仕方がわからないという人もいるはずです。
このような悩みや不安をひとりで抱え込んでしまうと、就活がうまくいかないばかりか挫折につながる可能性も高くなってしまいます。
実際に僕は、1度就活を諦めてフリーターに逆戻りした時期があります。
そんな経験から言えるのは、就活をひとりで悩むのはNGだということです。
活用できるものは積極的に活用して、人の助けを借りながら就活を進めるのが賢い選択です。
既卒の就活をサポートしてくれるサービスは充実している
幸い今は、既卒の就活の手助けをしてくれるサービスが充実しています。
- わかものハローワーク
- サポステ
- 就職エージェント
などは、無料で就活をサポートしてくれます。
とくに就職エージェントは、求人を出している企業と結びつきが強く、
- 仕事を紹介してもらいやすい
- 細かな情報をおしえてもらえる
- 書類免除のケースもある
など、たくさんメリットがあります。
転職がうまくいかない理由をキャリアアドバイザーやカウンセラーが見つけてくれたりもします。
また、面接に自信がなかったり、仕事選びで迷ったときも、エージェントの担当者に相談すれば、
こんなアピールが
好印象です。
こんな感じだったので
◯◯さんに
合っていると思います。
このように的確なアドバイスをもらえます。
もちろん、エージェントを使えば絶対に転職できるわけではないですし、「転職活動はひとりで進めたい!」という人にはおすすめできません。
ですが、エージェントを活用することで、情報収集の質はグッと上がり、自分にとって最適な職場に応募できるチャンスは確実に広がります。

僕自身はエージェントサービスを活用したことで
- 書類落ちが激減した
- 面接に自信をもてるようになった
- 普通は応募できない
求人を紹介してもらえた
などいろいろなメリットがありました。

注意したいエージェント選び
ちなみに就職エージェントは、未経験者をきちんとサポートしてくれるサービスを選ぶことがとても大切です。
下記のようなエージェント系サービスは、正社員経験アリの転職者を対象にしているケースが多いので、あまりおすすめはできません。
- リクルートエージェント
- doda
- マイナビエージェント
関連記事:職歴なしのフリーターやニートはリクルートエージェントを使える?【就活で必ず知っておきたい3つのこと】

未経験者を専門的にサポートしているエージェント選ぶことで、
- 未経験者歓迎の求人を
紹介してもらえる - 面接のコツなどを
1から教えてもらえる - 就活の悩みを相談しやすい
など、手厚いサポートを受けられます。
とくにおすすめできるのは、以下の3つの就活サービスです。
就職カレッジは、株式会社ジェイックが運営している未経験者やフリーター、既卒者などに特化した就職サービスです。

- 初めての就活でも
相談しやすい - 離職率が低い
優良企業の紹介 - 無料の就職講座実施
などの特徴があり、就活が不安な人にとことん寄り添ったサービスです。
厚生労働省委託業者が認めている、「職業紹介優良事業者」でもあります(日本で43社しか認められていません)。
そのため、ブラック企業対策にも強く、サポート内容も手厚いエージェントです。
サポート対応地域は、下記のとおり。
山形 福島 茨城 栃木
群馬 埼玉 千葉 東京
神奈川 新潟 石川 山梨
長野 岐阜 静岡 愛知
三重 滋賀 大阪 兵庫
奈良 和歌山 岡山 広島
福岡 熊本
(※対応地域は変わる可能性あり)
会員登録は簡単な入力をすれば1分程度で終わります。

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登録は以下のように3ステップで簡単に行えます。

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以下の記事では未経験からの就職に強いエージェントを3社厳選しています。