既卒だから就職できないかも…
フリーターになるしかない!?
管理人の「転職サポーターゆうき」です!
フリーターから就職した経験や転職経験、人事目線を活かして働き方や転職に関する記事を執筆しています。
就活がうまく進まないと、「既卒だから就職できないのでは」と不安になりますよね。
実は僕もフリーター経験があるので、悩む気持ちはよくわかります。
- 既卒は正社員になるのは無理?
- 求人はブラック企業しかない
- フリーターや派遣しか道はない?
と弱気になるはずです。
たしかに、既卒で正社員を目指すのは簡単ではありません。
ですが、「既卒は就職できない」というのは単なる思い込みです。
きちんとコツを押さえて就活を進めれば、必ずチャンスは巡ってきますし、ホワイトでやりがいのある会社に就職できる可能性もあります。
この記事では、僕の就活経験と人事目線をもとに「既卒の就活がうまくいかないときの対処法」をまとめました。
- 就活の現実を知って前を向く
- リフレッシュする
- 原因を見極める
- マイナスをフォローする
- ひとりで悩まない
【既卒は就職できないは思い込み】就活の現実を知って前を向く
1つ目のコツは、就活の現実を知って前を向くことです。
冒頭でもお話したように
- 既卒は就職できない
- フリーターや派遣になるしかない
- ブラックしか就職先がない
など、就活をネガティブに考えてしまう方は多いかもしれません。
しかし、それは単なる思い込みです。
そもそも「就活」をネガティブに考えてしまうと、踏み出すのが億劫になり、せっかくのチャンスも見逃してしまいます。
また、すべての求人がブラックのように見えたり、劣等感も増してしまいます。
なにひとつ良いことはありません。
なので、まずは世の中の就活事情を理解して、就活をポジティブに捉えることが大切です。
4割以上の既卒者が内定している
最初に知っておきたいのは、既卒者の内定率です。
以下は、転職サイトのマイナビが調査した「既卒者の内定率」を抜粋したデータです。
内定を保有している(既卒)
- 2021年 42.4%
- 2020年 34.4%
- 2019年 43.3%
2020年は世の中の情勢が影響し下降しましたが、近年は4割以上の既卒者が就職していることが分かっています。
もちろん、新卒の就職率に比べると高くはありませんが(新卒は9割以上)、それでも10人に4人の既卒者は正社員になっているわけです。
既卒から就職するチャンスは広がっている
また、世の中の人材市場を見ても、既卒の就活はチャンスが広がっています。
実は近年、人手不足を抱える企業が増えています。
とくに中小企業の約50%が人手不足ということが分かっています。
【人員の過不足状況について】
- 不足している 50.2%
- 過不足はない 45.5%
- 過剰である 3.5%
- 無回答 0.7%
調査地域:全国47都道府県
調査対象:中小企業 4,072社
調査期間:平成27年6月1日~23日
引用データ:日本商工会議所より
人手が足りないということは、当然求人が増え、採用のハードルが下がります。
つまり、既卒者や未経験者の就職チャンスが増えることになります。
また、雇用側の意識も変化しており、「経験」や「学歴」に固執しない企業が増えたイメージもあります。
実際、日本商工会議所が調べた「企業が求める人材」に関するデータでは、経験の少ない第二新卒や高卒者を求める割合が大きくなっています。
求める人材について【複数回答】
- 即戦力となる中堅層、専門家 62.0%
- 一定の経験を有した若手社員(第二新卒等) 60.3%
- 新規学卒者(高卒) 40.3%
- 新規学卒者(大学卒、既卒) 37.9%
- 一般職層・非専門的な人材(パート・アルバイト等) 37.1%
- 管理職経験者 15.3%
- その他 3.2%
引用元:日本商工会議所より
なので、「既卒は就職できない」というのは正しくありません。
むしろ、既卒にも就職チャンスはあると考えたほうが正しいと言えます。
【既卒は就活できないネガティブ思考の対処法】リフレッシュタイムを作る
そうは言っても、
気持ちを捨てきれない…
うまくいかない。。。
という場合は、一度就活から離れてみるのもおすすめです。
僕の経験上、既卒から就活する上でもっともNGなのは、
- 就活がうまくいかない
- 焦りが募る
- 空回りする
- 燃え尽きて挫折してしまう
このような状況に陥ってしまうことです。
なので、就活がうまくいかずに落ち込んだり、心身共に疲れてしまったときは、一度就活から離れて、
- 好きなことを思いっきり楽む
- 1日いっぱい寝て過ごす
- 小旅行に出かけてみる
など、休息時間を設けて頭と体をリフレッシュするのもひとつの方法です。
いくらチャンスがあると言っても、既卒の就活は簡単ではありません。
それなりに時間はかかりますし、エネルギーも使います。
既卒の就活を成功させるには、諦めずにチャレンジし続けることが大切です。
そのためには、燃え尽きる前に休息を取り、気持ちをリフレッシュする時間も必要です。
【見極めたい】2つの既卒の就活がうまくいかない原因
3つ目のコツは、既卒の就活がうまくいかない原因を見極めることです。
既卒の就活がうまくいかない原因は、
- 自己解決できる原因
- 自己解決できない原因
の2つに分けることができます。
自己解決できる原因とは、以下のようなものです。
- 面接でのアピール方法
- 話し方
- 就活マナー
- モチベーション
- 応募書類の書き方
逆に自己解決できない原因は、以下のようなケースですね。
- 採用基準に適合していなかった
- 他の応募者が勝っていた
- 社長の好みで決まった
例えば、「既卒者は採用外」と考える企業に応募しても、就職できないのは当然ですよね。
また、いくら良いアピールをしても、社長の好み採用を決めている場合はどうしようもありませんよね。
なので、就活がうまく行かない場合は、
就職できないんだ
で終わりにするのではなく、
- 自己解決できる原因で
落ちたのか? - 自己解決できない原因で
落ちたのか?
を振り返って、きちんと見極める必要があります。
「自己解決できない原因」で就職できない場合は、いくら悩んでも答えは出ません。
悩むだけ損です。
【就職できないとは言わせない】既卒のマイナスをフォローする
4つ目のコツは、既卒のマイナスをフォローすることです。
「既卒は就職できない」と悩む方の多くは、
- どうして既卒になったのか
- 就職しなかったのなぜか
など、「既卒」の理由を面接等で説明することに不安を感じるはずです。
そこでおすすめしたいのは、こうした「既卒のマイナス面」をきちんとフォローできるように準備しておくことです。
具体的には、以下の3ステップを意識してフォローを組み立ててみましょう。
- 理由を簡潔に説明する
- 反省点や学びを伝える
- 今後の展望を語る
例えば、
既卒になったのですか?
という質問に対しては、以下のような回答を準備します。
進みたい道があやふやなまま、内定をもらえずに卒業してしまった。
就活では努力が足りなかったと反省している
しかし、卒業し自分と真剣に向き合う時間が持てたことで、本当に進みたい道が見えた。
就職できた際には、チームに無くてはならない存在になれるように精進したい。
このように、既卒になった理由だけでなく、「学び」や「展望」を併せて伝えるのがポイントです。
そうすることで、やる気や熱意が伝わりやすく、マイナスをプラスに変えて回答を終えることができます。
選考は熱意や人柄で決まるケースも少なくない
実は、既卒者を募集する企業は、以下のような理由で既卒の採用を望んでいます。
- 若手を採用したい
- 未経験者を募集したい
- 勤労意欲が高そうだから
(引用データ:『第46回 既卒業者について』en転職より一部抜粋)
また、第二新卒の採用で人事が重視する理由を調べたデータでは、以下のような結果が出ています。
人事が重視する理由ベスト5
- やる気
- ポテンシャル・将来性
- バイタリティ
- 社会人スキル
- 考え方が柔軟
引用データ:リクナビNEXTより
なにが言いたいかというと、企業は「既卒になった理由」を質問することで、
- 本当にやる気があるか
- 将来性はあるか
- 信頼できる人物か
などをチェックしています。
なので、既卒で就職を成功させるには、
- 就職にかける熱意
- 学びや反省点
- 今後の展望
- 自分の人柄が伝わる
エピソード
をきちんと伝えることが大切です。
【既卒の就活がうまくいかないなら】ひとりで悩まないことが大切
最後のコツは、既卒の就活がうまくいかないときはひとりで悩まないことです。
先ほどお伝えしたように、既卒にも就職チャンスはあります。
しかし、簡単に就職できるわけではないのも事実です。
誰でも、就活がうまくいかなったり、進め方やマナーがわからないとモチベーションが下がってしまうのは当然です。
実際僕も、就活がうまくいかず、フリーターに舞い戻った時期があります。
そんな経験から言えるのは、就活をひとりで頑張る必要はないということです。
相談できる就職サービスを活用する
幸い今は、 既卒者やフリーターなどの未経験者をサポートしてくれるサービスがたくさんあります。
- わかものハローワーク
- サポステ
- 就職エージェント
などを利用すれば、就職に詳しいキャリアアドバイザーやキャリアカウンセラーが無料でサポートをしてくれます。
とくに「就職エージェント」は、求人を出している企業と結びつきが強いため、
- 仕事を紹介してもらいやすい
- 細かな情報をおしえてもらえる
- 書類免除のケースもある
など、たくさんメリットがあります。
また、面接に自信がなかったり、仕事選びで迷ったときも、エージェントの担当者に相談すれば、
こんなアピールが
好印象です。
こんな感じだったので
◯◯さんに
合っていると思います。
このように的確なアドバイスをもらえます。
ひとことで「既卒」と言っても、
- 大卒で就職せず既卒になった
- 既卒で3年経過した
- アルバイトをしていたが
最近は無職
など、様々な状況があるはずなので、ひとりひとりに見合った就活が必要です。
そういう意味でも、エージェント(就活のプロ)のアドバイスは非常に有効です。
もちろん、エージェントを使えば絶対に転職できるわけではないですし、「転職活動はひとりで進めたい!」という人にはおすすめできません。
ですが、エージェントを活用することで、情報収集の質はグッと上がり、自分にとって最適な職場に応募できるチャンスは確実に広がります。
僕自身はエージェントサービスを活用したことで
- 書類落ちが激減した
- 面接に自信をもてるようになった
- 普通は応募できない
求人を紹介してもらえた
などいろいろなメリットがありました。
注意したいエージェント選び
ちなみに就職エージェントは、既卒者やフリーターなどの「未経験者」をきちんとサポートしてくれるサービスを選ぶことがとても大切です。
下記のようなエージェント系サービスは、正社員経験アリの転職者を対象にしているケースが多いので、あまりおすすめはできません。
- リクルートエージェント
- doda
- マイナビエージェント
関連記事:職歴なしのフリーターやニートはリクルートエージェントを使える?【就活で必ず知っておきたい3つのこと】
未経験者を専門的にサポートしているエージェント選ぶことで、
- 未経験者歓迎の求人を
紹介してもらえる - 面接のコツなどを
1から教えてもらえる - 就活の悩みを相談しやすい
など、手厚いサポートを受けられます。
とくにおすすめできるのは、以下の3つの就活サービスです。
就職カレッジは、株式会社ジェイックが運営している未経験者やフリーター、既卒者などに特化した就職サービスです。
- 初めての就活でも
相談しやすい - 離職率が低い
優良企業の紹介 - 無料の就職講座実施
などの特徴があり、就活が不安な人にとことん寄り添ったサービスです。
厚生労働省委託業者が認めている、「職業紹介優良事業者」でもあります(日本で43社しか認められていません)。
そのため、ブラック企業対策にも強く、サポート内容も手厚いエージェントです。
サポート対応地域は、下記のとおり。
山形 福島 茨城 栃木
群馬 埼玉 千葉 東京
神奈川 新潟 石川 山梨
長野 岐阜 静岡 愛知
三重 滋賀 大阪 兵庫
奈良 和歌山 岡山 広島
福岡 熊本
(※対応地域は変わる可能性あり)
会員登録は簡単な入力をすれば1分程度で終わります。
未経験で優良企業に就職したいなら、真っ先に活用したいサービスです。
登録をサクッと済ませて、1歩前に進みましょう。
※就職カレッジではWEB面談も実施しています。自宅にいながら安心して相談できます。
続いてお伝えする「キャリアスタート」は、株式会社キャリアスタートが運営する、第二新卒やフリーター、既卒者に特化した就職エージェントです。
- マンツーマンフルサポート
- 未経験OK求人が多数
- 内定率80%超え
などの特徴があり、利用者の満足度が非常に高いサービスです。
経験豊富なコンサルタントが書類添削から面接までマンツーマンでフルサポートしてくれるので、迷わずスムーズに就活を進めることができます。
また、約1000件の未経験向け求人から仕事を紹介してもらえるため、内定率が高く満足度の高い結果が期待できます。
登録は以下のように3ステップで簡単に行えます。
就職率とサポートの質は間違いないので、未経験で就職を目指すなら必ず登録しておきたいサービスです。
最後にお伝えする「ハタラクティブ」は、レバレジーズ株式会社が運営する20代向けの転職・就職エージェントです。
- 適職が見つかりやすい
- マンツーマンサポート
- 内定スピードが早い
などの特徴があり、仕事選びで悩む人におすすめできるサービスです。
ハタラクティブでは、自己理解を深める独自のカウンセリングを行っています。
そのため、適職が見つかりやすく就活の成功率も高いのが魅力です。
また、最短2週間で内定が出るケースもあり、素早い就活が可能なエージェントでもあります。
登録は、以下のような対話形式で進むのでとても簡単。
早く就職を決めたい方や適職を相談したい方は、ジェイックやキャリアスタートと併せてハタラクティブも活用しましょう。
【不安を解消して優良企業に就職したい】
⇒就職カレッジ(ジェイック)
【就職率とサポートの質が高い】
⇒キャリアスタート
【内定が早く適職が見つかりやすい】
⇒ハタラクティブ
フリーターや既卒、ニートなど「未経験」から就職を成功させるには、未経験者専門のエージェントサービスを選ぶことが大切です。
- 未経験歓迎求人が多い
- 就職ノウハウを教えてもらえる
- 不安や悩みを相談しやすい
このようなメリットがあるので使わない理由はありません。
以下の記事では未経験からの就職に強いエージェントを3社厳選しています。