管理人の「転職サポーターゆうき」です!
フリーターから就職した経験や転職経験、人事目線を活かして働き方や転職に関する記事を執筆しています。
「転職活動や就活がうまくいかない」と悩んでいませんか?
もしも、
- 面接が苦手で良い印象を与えられない
- なぜか面接官に嫌われてしまう
- なにが悪いのかよくわからない
というなら、心理テクニックを応用することで突破口を見いだせるかもしれません。
なぜなら、面接官や採用担当者も人間なので、最後は「気持ち」の部分で採否が決まったりするからです。
このページでは、転職や就活がうまくいかないときに試してほしい9つの心理テクニックをまとめてみました。
- 初頭効果
- 好意の返報性
- ミラーリング
- 自己開示の返報性
- 本音がでるのは左側
- アンダードッグ効果
- 内集団バイアス
- ウィンザー効果
- ジョハリの窓
心理テクニックは、賢く活用すれば転職や就活の大きなプラスになります。
ぜひチェックしてみてくださいね!
転職・就活がうまくいかないときの心理テクニック1「初頭効果」
初対面の印象は、出会ったときの特徴や情報によって、かなり早い段階で決まってしまいます。これを初頭効果と言います。
いろいろな説はありますが、人は出会ってから数秒で相手の印象をほぼ決めてしまうと言われているんです。
「第一印象が大事」と言いますが、これは本当なんですね。
なのでまずは、転職活動や就活の最初の山場は、面接官や採用担当者に会った瞬間にあるということを頭に入れておいてください。
知っておきたいメラビアンの法則
初頭効果を考えるうえで、もうひとつ知っておきたい心理効果が、心理学者のアルバート・メラビアンが提唱した「メラビアンの法則」です。
メラビアンが提唱する概念において、初対面の人物を認識する割合は、「見た目/表情/しぐさ/視線等」の視覚情報が55% 、「声の質/話す速さ/声の大きさ/口調等」の聴覚情報が38%、「言葉そのものの意味/話の内容等。」の言語情報が7%と言われている。
初対面の印象は、
- 見た目 55%
- 話し方 38%
- 話す内容 7%
の割合で作用することが分かっているんです。
そのためまずは、なんといっても見た目に気を使うことが大切です。
- 自分に合う好印象な髪型
- 良い姿勢
- ビシッとしたスーツ(服装)
を意識すれば、誰でも見た目は磨けます。
転職活動や就活がうまくいかないときは、「初対面の相手に会った瞬間、自分は良い印象を与えているか」に最大限の注意を払いましょう。
転職・就活がうまくいかないときの心理テクニック2「好意の返報性」
人は、他人から親切にされたり、笑顔を向けられたりすると、お返しをしたくなる性質をもっています。
これを好意の返報性と呼びます。
面接では、緊張して表情が固くなったり、相手(面接官)のことを考える余裕なんてない!という方は多いかもしれませんが、初頭効果を狙うはじめの段階で、
- 笑顔
- アイコンタクト
- 気持ちの良い挨拶
を意識的に取り入れてみてください。
そうすれば、相手が好意を返してくれる可能性が高くなり、転職活動や就活がうまくいきやすくなるのでおすすめです。
悪意にも返報性はある
また、好意だけじゃなく、悪意にも返報性はあるので、
「この面接官は苦手」
「面接がしんどい」
など、マイナスなことを考えて面接に臨むのはよくありません。
その気持ちが相手に伝わって、自分に跳ね返ってくるかもしれないので注意が必要です。
転職活動や就活がうまくいかず、面接をマイナスに捉えがちな場合は、
- 面接官の良いところを探してみる
- 面接をプラスに考える癖をつける
などしてみることがおすすめ。良い流れを引き寄せやすくなりますよ。
転職・就活がうまくいかないときの心理テクニック3「ミラーリング」
相手の動作や言動を鏡のように真似ることで好感度を上げるテクニックが、ミラーリングとよばれる心理効果です。
人は、自分と同じような性質をもった相手に対して好意を感じます。
例えば、趣味や大学が同じ、出身地が同じだったりすると、一気に打ち解けたような感覚になりますよね。
それと一緒で、動作や言動が似ていると、初対面でも好印象を与えることが可能なんです。
例えば、面接官が頭を掻いたら、自分も同じように頭を掻いてみたり、面接官の話した内容を、話のなかで繰り返してみたり。
ミラーリングは、やりすぎると相手に気づかれて不信感を与えるので、ワンテンポ遅れてトライするのがポイントです。
また、相手の話した内容をそのまま返すことを「バックトラック」と言って、「話をちゃんと聞いてくれている」と、安心感・優越感を与えるのに効果的です。
転職・就活がうまくいかないときの心理テクニック4「自己開示の返報性」
自分の内面や秘密を相手に話すと、相手も心を開いてくれやすくなる心理効果を「自己開示の返報性」と言います。
相手と良い関係を築くためには、「まずは自分の情報をできるだけ開示することが大切」という心理テクニックです。
面接官や採用担当者は、面接に費やす30分〜1時間程度の時間で応募者の素性を見極める必要があります。
そのため、できるだけあなたのことをよく知りたいと思っているわけです。
ですので、転職活動や就活がうまくいかないなら、
どんな自己開示をしたら、
- 自分という人間を分かりやすく伝えられるか
- 自分の良さがもっともよく伝わるか
これらをもう一度考えてみてください。
自己開示を意識すれば、相手もあなたを評価しやすくなりますよ。
自慢話は相手をうんざりさせることも
ただし、自慢話(自分はこんなにすごいアピール)の比率が多すぎると、逆に相手はうんざりしてしまうかもしれないので注意が必要です。
実は、印象に残りやすく相手の感心を引くのは、失敗談です。
もちろん、転職や就活の面接では、失敗して終わっただけの話はマイナスにしかならないので、
- 失敗から何を学んだか
- 学んだことをどうプラスに変えたか
まで話すことを心がけてください。
そうすれば、面接官の印象に残る応募者になれるはずです。
転職・就活がうまくいかないときの心理テクニック5「本音が出るのは左側」
「話が弾んでうまくいったのに受からなかった」
「面接官が無表情でどう思われているかわからない」
このように悩んでいる方、多いのではないでしょうか。
そんなときは、相手の顔の左側を観察するようにしてみてください。
「顔の左側には本音が出やすい」と言われているからです。
例えば、表面上は笑っていても、顔の左側は引き釣ったように見える場合は、
- 驚き
- 軽蔑
- 嫌悪
- 怒り
など、マイナスの感情を抱いている場合があります。
逆に顔の右側は、嬉しい、喜びなどの感情が出やすいと言われています。
相手の感情の変化を敏感に察知できるようになれば、発言の修正もしやすくなるので、ぜひ観察してみてください。
転職・就活がうまくいかないときの心理テクニック6「アンダードッグ効果」
人は、弱い立場や苦しい状況に追い込まれている相手を助けたくなる心理を持ち合わせています。
この心理を利用して、自分の弱さを見せ、同情をひくことで有利な状況に生むことを「アンダードッグ効果」と呼びます。
転職活動や就活では、誰でも「背伸び」をしたくなりますよね。
少しでも自分を大きくみせたくなると思います。
しかし、あえて自分の弱さを見せることで、同情や応援を集めて力に変えることもできるんです。
- 自分の弱みとなる退職理由
- マイナスになる失敗談
- 就職を逃した理由(既卒者やフリーターの場合)
などを正直に話して、反省点や今後の展望を伝えれば、信頼や同情を得られます。
つまり、アンダードッグ効果で有利な状況を作り出せるというわけです。
ただし、面接で「転職活動や就活がうまくいかない」という愚痴をもらしてしまうのは逆効果。転職や就活を通じて「弱みを強みに変えたい」という決意を伝えることが大切です。
転職・就活がうまくいかないときの心理テクニック7「内集団バイアス」
内集団バイアスというのは、自分が所属している集団に対して、自分が所属していない集団よりも好意をもちやすいという心理効果を指します。
例えば、出身校のサッカーチームを応援したくなったり、地元の特産品を買いたくなったりするのも、内集団バイアスが働いているためです。
なので転職や就活を有利にしたいなら、
- 転職先の業界をきちんと勉強する
- 応募企業をよくリサーチしておく
などの努力は必須。「この応募者は、わたしたちと同じ側にいる人材だ」と感じてもらうことが大切です。
転職や就活は、例えるなら、別のアイドルグループから新しいアイドルグループへの入団テストのようなものです。
外から来た人材は、どうしてたって厳しい目を向けられる運命なので、集団に溶け込めるようにきちんと情報収集をしておくようにしましょう。
転職・就活がうまくいかないときの心理テクニック8「ウィンザー効果」
ウィンザー効果というのは、「当事者の話よりも他人の評価のほうが大きな影響力をもつ心理効果」を指します。
例えば、新しい掃除機を買うとしたら、あなたはどんな情報を参考にしますか?
きっと、掃除機メーカーのホームページよりも、カカクコムやAmazonのレビューが気になるのではないでしょうか?
メーカーの言うことより、他人のレビューのほうが信頼性が高いと感じますよね。
ウィンザー効果もそれと一緒。
つまり、転職や就活で自己PRをするときは、「自分はこうです」と伝えるよりも、
- 顧客がこんなことを喜んでくれた
- 他店よりも売上が◯%上がった
- 上司にこんなことを評価された
など、第三者的な評価を伝えたほうが、あなたの信憑性や評価は上がるんです。
転職活動や就活がうまくいかない方は、自分に対する客観的な評価を自己PRに取り入れてみてください。
面接官や採用担当者が納得してくれやすくなるはずです。
転職・就活がうまくいかないときの心理テクニック9「ジョハリの窓」
自己分析でも有名な「ジョハリの窓」。一度は聞いたことがある方は多いと思います。
簡単に解説すると、ジョハリの窓は、コミュニケーションを円滑に進めることを目的に提案された考え方で、次の4つの窓を使って自己理解を分類していきます。
- 開放の窓…自分・他人が知っている自己
- 盲点の窓…自分は気がついていない・他人は知っている自己
- 秘密の窓…自分は知っている・他人は気づいていない自己
- 未知の窓…誰も知らない・まだ知られていない自己
転職や就活がうまくいかないときは、
盲点の窓「自分は気がついていない・他人は知っている能力」
秘密の窓「自分は知っているけど、他人は知らない能力」
これらを深掘りする必要があるかもしれません。
つまり、自分では気付けないアピール可能な能力を引き出してもらったり、知ってはいるけどアピールにつながっていない能力を適切に伝えるコツをアドバイスしてもらう必要があるんですね。
転職や就活がうまくいかないなら、客観的なフィードバックを得る環境をつくりましょう。
転職活動をしているなら、転職エージェント、就活をしているなら就職エージェントを活用してキャリアアドバイザーに相談するのが近道です。
- 自分が気づいていない能力
- うまく伝えることができていない能力
を活かすことで転職・就活が成功する可能性は高くなりますよ。
この記事のまとめ
というわけで、転職や就活がうまくいかないときに試してほしい9つの心理テクニックを紹介しました。いかがでしたか?
すべてを完璧に頭に入れなくても、サラリと心理テクニックを理解するだけで、転職活動や就活が進みやすくなるはずです。
- 初頭効果(初対面で好印象を与える)
- ウィンザー効果(他人の評価を自己PRに取り入れる)
- ジョハリの窓(客観的なフィードバックを得る)
まずはこの3つを取り入れるだけでも、効果は期待できます。ぜひチャレンジしてみてくださいね。
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- 転職のコツ・ノウハウを吸収できる
- 情報収集が圧倒的に捗る
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以下の記事では、サポート力が高く相談しやすいエージェントをまとめました。ぜひチェックしてみてください。