就職しようと思う。
でも、正社員になれるか不安
傷がつく!?
就職に失敗したらどうしよう
管理人の「転職サポーターゆうき」です!
フリーターから就職した経験や転職経験、人事目線を活かして働き方や転職に関する記事を執筆しています。
大学院まで進学をした方は、研究をしたり専門知識を身につける目的があったはずです。
そのため「大学院中退⇒就職」とシフトチェンジするのは大きな不安ですよね。
近年は高学歴フリーターも多いので、中退をするにしても悩むはずです。
実は僕も学校卒業後はフリーターになり、「既卒」「未経験」から就職をした経験があります。
そのため、不安な気持ちはよくわかります。
そこでこの記事では、僕の就活経験と人事視点をもとに「大学院を中退して就職するコツ」をまとめました。
- 前向きに就活を考える
- 大学院中退で正社員を目指すなら
「早め」が吉 - 嘘はNG!「なぜ中退したか」を
フォローする - 自分のことより
相手のニーズに応える - 力を借りてリスクを
徹底的に回避する
【大学院中退をマイナスに考えすぎるのはNG】前向きに就活を進めよう
まずは、「大学院中退をマイナスに考えすぎない」ということです。
例えば、大学院を中退したから
- 就職なんてできない
- ろくな会社の求人がない
- 中退は恥ずかしい
こんなふうに思っていませんか?
中退をコンプレックスに感じたり、マイナスに思いすぎてしまうと、ますます就職チャンスは巡ってこなくなります。
例えば、仕事を探すときに
ろくな仕事は無いだろうな
と思っていると、求人企業の悪い面ばかりが目に付きます。
面接を受けるときも、
また不採用だ。。。
と思っていると、やる気や熱意が面接官や採用担当者に伝わりません。
せっかく就職チャンスが目の間にあっても、自分自身がチャンスを遠ざけてしまうかもしれません。
「大学院中退」を過度にマイナスに思ってしまうと、
- 自信がないように見える
- 面接で本来アピールしたいことに
集中できない - ポジティブな姿勢が見えない
など、良いことはありません。
もちろん、就活が不安だという気持ちはわかりますが、正社員を目指すなら前向きに就活に取り組むことが大切です。
大学院中退でも正社員になる道はたくさんある
とは言え、すぐに前向きな気持ちになれる人は稀です。
そこでお伝えしたいのが、人手不足や雇用意識の変化です。
実は近年、人手不足の企業が多いことをご存知でしょうか?
日本商工会議所が発表している人手不足の割合のデータでは、中小企業の約50%が人員不足に陥っていることがわかっています。
【人員の過不足状況について】
- 不足している 50.2%
- 過不足はない 45.5%
- 過剰である 3.5%
- 無回答 0.7%
調査地域:全国47都道府県
調査対象:中小企業 4,072社
調査期間:平成27年6月1日~23日
引用データ:日本商工会議所より
当然ですが、人員不足の会社は求人を出し、採用時のハードルも低く設定します。
つまり、大学院中退者をはじめとする「未経験者」にとって、就職のチャンスなんです。
また、雇用意識の変化もあり、そもそも既卒者やフリーターといった「未経験者」を好んで採用する企業も増加傾向にあります。
少し前の話になりますが、ポータルサイトの「Yahoo!」を運営するヤフー株式会社は、新卒一括採用を取りやめたことで話題になりました。
「新卒ブランド」に左右されず、ポテンシャルを見て採用する企業が今後は増えていく一例と言えます。
新卒主義の企業ばかりではなく、中途や未経験者に期待する企業も珍しくないんですね。
以前は、「新卒の就職を逃すと這い上がれない」という空気がありましたが、僕のようにフリーターから就職をしたり、既卒で自分に合う仕事を見つける人もたくさんいます。
また、学歴別のフリーターの就職率を調べたデータを見ると、大卒者の就職率は圧倒的です。
【フリーターの就職率】
大卒
- 男性 31.5%
- 女性 15.1%
短大卒
- 男性 20.5%
- 女性 10.6%
高卒
- 男性 23.5%
- 女性 8.7%
中卒
- 男性 17.9%
- 女性 4.0%
引用元:独立行政法人 労働政策研究・研修機構 若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状②
つまり、未経験で就職する人のなかでは、「大卒」の学歴を保有しているだけで有利なんです。
大学院中退で正社員を目指すなら「早め」が吉【就職は若いほうが有利】
最初のポイントは、大学院中退後の就活は早めに動き出したほうが良いということです。
なぜなら就活は、年齢が若くブランクは短いほうが有利に働きやすいからです。
と言うのも、既卒者や中退者、フリーターなどの「正社員未経験の人材」を採用する企業は、一般的に
- やる気や熱意
- 将来性
- 指導のしやすさ
などを重視します。
やる気や将来性を感じられるのは、フレッシュな人材ですし、若いほうが指導もしやすい傾向にあります。
そのため、年齢が若いほうが就活で良いイメージを持たれやすいわけです。
例えば、「採用のしやすさ」に数値があるとして、新卒を100とすれば、
- 25歳前後で70
- 27歳前後で50
- 30歳以降で20
このようなイメージで企業の採用意欲は下がっていきます。
実際、フリーターの就職率もフリーター歴が長引くにつれて減少傾向にあることもわかっています。
【フリーターの就職率(フリーター期間別・男女合計)】
- 6ヶ月以内 64%
- 7ヶ月から1年 58.3%
- 1年から2年 52.2%
- 2年から3年 58.9%
- 3年超 48.9%
引用データ:厚生労働省HPより抜粋
もちろん、年齢やブランクだけが判断材料ではないですし、業界や職種によっては例外もあります。
ですが、未経験者の採用は
- 「若さ」
- 「ポテンシャル」
- 「ブランク」
などが評価基準になりやすいので、大学院を中退後に正社員を目指すなら、早めの就活を心がけましょう。
いつ自分の希望や能力に合う求人が現れるかは分からない
また、大学院中退後の就活は、いつ自分の希望に合う求人が現れるかわからないということも押さえておくべきです。
中途採用は、新卒の採用と異なり、企業それぞれのタイミングで採用活動を行います。
もちろん、時期によって求人が多い・少ないといった傾向はありますが、いつどんなタイミングで良い求人が出るかは予測できません。
なので、そういう意味でも
- 常に求人をチェックしておく
- いつでも面接を
受けられるように準備をする - エージェントに登録しておく
など、早めの就活準備は必須です。
嘘はNG!「なぜ大学院を中退したか」をきちんとフォローする
次のポイントは、大学院を中退した理由のフォローをきちんと考えておくことです。
就活では、大学院中退の説明は避けて通れません。
面接官には必ずと言っていいほど、
中退されたのですか?
なにか理由があるのでしょうか?
このような質問をされるからです。
もしかすると、「大学院を中退したことは隠しておけばいいのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、履歴書や面接で嘘をつくのはNGです。
とくに「履歴書」に関しては、会社に提出する正式書類に該当するため、大学院中退の事実を記載しないことは大きなリスクです。
最悪の場合、学歴詐称で後々問題になる可能性もあります。
なので、嘘をつくのではなく、大学院中退の事実を前向きにフォローできるように準備しておくことが大切です。
「大学院中退」をマイナスにしない
ここで大切なのは、「大学院中退を前向きな決断だと伝えること」です。
一般的に「中退」は、どうしても悪いイメージを与えてしまいます。
しかし、目的や目標を叶えるために決断したのであれば、前向きな行動ですよね。
例えば、
「別の道で情熱を捧げるものが見つかった」
「どうしても御社で働きたいと思った」
このような筋の通った「決断」であれば、面接官や採用担当者も納得してくれます。
言い訳や嘘で取り繕うと、かえって墓穴を掘る結果になります。
なので、「前向きな決断をした」という意思をしっかり伝えることが大切です。
また、「大学院中退」「ブランクがある」「社会人経験がない」などのマイナスポイントを質問された場合は、以下の3つのステップで回答を準備するのもおすすめです。
- 質問を受け止める・認める
- マイナスから何を得たか伝える
- 就職後はどうがんばりたいか語る
例えば、
本当に正社員として
やっていけますか?
このような質問をされた場合は、
たしかにブランクがあるのは自覚している。
しかし、大学院生活を送るなかで自分と向き合い、本当に情熱を向けられるものが見つかった。
今後は御社で1日もはやく戦力になれるようにがんばっていきたい。
1から3の流れで回答を組み立てておけば、大学院中退に関するマイナスの質問もポジティブな印象で終えることができるようになります。
面接官や採用担当者は、大学院中退に関するマイナスを質問することで、
- 将来性はあるのか
- 過去から学べる人か
- 人物像や人柄
などを密かにチェックしています。
つまり、前向きな回答が伝われば評価も上がります。
自分のことより相手のニーズに応える【大学院中退の求職者は何を期待されるか】
大学院中退から就職する場合、
「大学院の経験をどうアピールすべき?」
「面接官受けのいいスキルって?」
「どうすればスペックが高いと思ってもらえる?」
このように、自分をどう売り込めばいいか悩みますよね。
気がつけば、「自分」のことばかり考えている人が多いのではないでしょうか?
もちろん、就活では自己分析は必須ですし、しっかりアピールを練ることも欠かせません。
ですが、背伸びをしたアピールをするよりは、相手(企業側)のニーズをきちんと考えて就活を進めることのほうが大切なんです。
例えば、最近親しくなった年上の先輩とご飯を食べに行くとしたら、どんなことを考えますか?
「相手はどんな食べ物が好きか?」
「タバコやお酒は?」
「何時に待ち合わせたらいいか?」
など相手の都合を考えるはずです。
自分は肉が好きだから焼き肉、タバコも吸いたいから喫煙可、バイトが6時に終わるから6時半に集合。
このように自分の都合ばかり押し通したら、相手に「自分勝手だな」と嫌われても不思議はありませんよね。
就活もそれと同じで、相手(企業側)のニーズを考えないと場違いなアピールをしてしまいます。
なので、企業は何を求めているかしっかり探って、企業のニーズに沿ったアピールができるように準備しておきましょう。
大学院中退の就職は「力を借りて就活リスクを減らす」
最後のポイントは、大学院中退後の就活はひとりで悩まずに力を借りたほうが良いということです。
当然大学院を中退すると、新卒ではなく「既卒」「中退者」という扱いになります。
既卒や中退者の就活は、新卒時とは異なり「会社説明会」や「就職セミナー」があるわけではありません。
つまり、企業情報の収集や就職のコツは、すべて自分でやる必要があるわけです。
しかし、個人で行う情報収集や就活のコツを掴むのには限界があります。
その結果、
- ブラック企業に捕まってしまう
- 入社後にミスマッチが発覚する
- そもそも就職先が見つからない
このようなリスクを抱えてしまいます。
なので、ひとりで就活を進めようとはせずにキャリアアドバイザーやカウンセラーの力を借りることをおすすめします。
キャリアアドバイザーやキャリアカウンセラーは、いわゆる「就活のプロ」です。
希望にあう求人を紹介してくれるだけでなく、就活のコツや失敗しないためのアドバイスもしてくれます。
- ハローワーク
(わかものハローワーク) - サポステ
- 就職エージェント
などのサービスを使えばキャリアアドバイザーに相談できるので、積極的に活用したほうが良いですね。
とくに民間企業が運営している就職エージェントは、求人を出している企業と繋がりが深いので
- 希望にあう求人を紹介してくれやすい
- 情報収集の面でグッと有利になる
- 就職ノウハウを蓄積している
などのメリットがあります。
先ほどお話しした「企業のニーズ」も、就職エージェントなら的確にアドバイスしてくれます。
なぜなら、就職エージェントのキャリアアドバイザーやコンサルタントは、紹介する企業を訪問したり採用担当者と打ち合わせをしています。
そのため、
- 職場はどんな雰囲気か
- 上司はどんな人か
- どんな人材を求めているか
などを理解したうえでサポートをしてくれるわけです。
- 就職エージェントを活用することで、
- ブラック企業に捕まってしまう
- 入社後にミスマッチが発覚する
- そもそも就職先が見つからない
このようなリスクも減らせます。
大学院中退の就職をきちんとサポートしてくれるサービスを使う
ちなみに就職エージェントは、大学院中退者や既卒者などの「未経験者」をきちんとサポートしてくれるサービスを選ぶことがとても大切です。
下記のようなエージェント系サービスは、正社員経験アリの転職者を対象にしているケースが多いので、あまりおすすめはできません。
- リクルートエージェント
- doda
- マイナビエージェント
関連記事:職歴なしのフリーターやニートはリクルートエージェントを使える?【就活で必ず知っておきたい3つのこと】
未経験者を専門的にサポートしているエージェント選ぶことで、
- 未経験者歓迎の求人を
紹介してもらえる - 面接のコツなどを
1から教えてもらえる - 就活の悩みを相談しやすい
など、手厚いサポートを受けられます。
とくにおすすめできるのは、以下の3つの就活サービスです。
就職カレッジは、株式会社ジェイックが運営している未経験者やフリーター、既卒者などに特化した就職サービスです。
- 初めての就活でも
相談しやすい - 離職率が低い
優良企業の紹介 - 無料の就職講座実施
などの特徴があり、就活が不安な人にとことん寄り添ったサービスです。
厚生労働省委託業者が認めている、「職業紹介優良事業者」でもあります(日本で43社しか認められていません)。
そのため、ブラック企業対策にも強く、サポート内容も手厚いエージェントです。
サポート対応地域は、下記のとおり。
山形 福島 茨城 栃木
群馬 埼玉 千葉 東京
神奈川 新潟 石川 山梨
長野 岐阜 静岡 愛知
三重 滋賀 大阪 兵庫
奈良 和歌山 岡山 広島
福岡 熊本
(※対応地域は変わる可能性あり)
会員登録は簡単な入力をすれば1分程度で終わります。
未経験で優良企業に就職したいなら、真っ先に活用したいサービスです。
登録をサクッと済ませて、1歩前に進みましょう。
※就職カレッジではWEB面談も実施しています。自宅にいながら安心して相談できます。
続いてお伝えする「キャリアスタート」は、株式会社キャリアスタートが運営する、第二新卒やフリーター、既卒者に特化した就職エージェントです。
- マンツーマンフルサポート
- 未経験OK求人が多数
- 内定率80%超え
などの特徴があり、利用者の満足度が非常に高いサービスです。
経験豊富なコンサルタントが書類添削から面接までマンツーマンでフルサポートしてくれるので、迷わずスムーズに就活を進めることができます。
また、約1000件の未経験向け求人から仕事を紹介してもらえるため、内定率が高く満足度の高い結果が期待できます。
登録は以下のように3ステップで簡単に行えます。
就職率とサポートの質は間違いないので、未経験で就職を目指すなら必ず登録しておきたいサービスです。
最後にお伝えする「ハタラクティブ」は、レバレジーズ株式会社が運営する20代向けの転職・就職エージェントです。
- 適職が見つかりやすい
- マンツーマンサポート
- 内定スピードが早い
などの特徴があり、仕事選びで悩む人におすすめできるサービスです。
ハタラクティブでは、自己理解を深める独自のカウンセリングを行っています。
そのため、適職が見つかりやすく就活の成功率も高いのが魅力です。
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登録は、以下のような対話形式で進むのでとても簡単。
早く就職を決めたい方や適職を相談したい方は、ジェイックやキャリアスタートと併せてハタラクティブも活用しましょう。
【不安を解消して優良企業に就職したい】
⇒就職カレッジ(ジェイック)
【就職率とサポートの質が高い】
⇒キャリアスタート
【内定が早く適職が見つかりやすい】
⇒ハタラクティブ
フリーターや既卒、ニートなど「未経験」から就職を成功させるには、未経験者専門のエージェントサービスを選ぶことが大切です。
- 未経験歓迎求人が多い
- 就職ノウハウを教えてもらえる
- 不安や悩みを相談しやすい
このようなメリットがあるので使わない理由はありません。
以下の記事では未経験からの就職に強いエージェントを3社厳選しています。