ホワイト企業を見つけるにはどうしたらいいの?
このように悩んでいる人に向けた記事です。
管理人の「転職サポーターゆうき」です!
フリーターから就職した経験や転職経験、人事目線を活かして働き方や転職に関する記事を執筆しています。
長時間労働やパワハラ、劣悪な人間関係など。。。誰だって「ブラック企業」には転職したくないですよね。
実は、ブラック企業を見分けるにはコツがあるんです。
今回の記事では、ホワイト企業に転職するための「やばい会社・ブラック企業の見分け方」をシェアします。
具体的にはこんな感じ。
- ブラック企業の特徴を知っておく
- 自分なりのブラック・ホワイトの基準を考えておく
- 会社の評判をチェックする
- 離職率と勤続年数をチェックする
- 曖昧なワードに気をつける
- 働いている人を観察する
- 面接でブラック度をチェックする
- 情報収集を徹底する
「ブラック企業の特徴」を知ってホワイト企業への転職を引き寄せる
ところであなたは、「ブラック企業」がどんな企業か説明できますか?
なんとなく「あの会社ってブラックっぽくない?」ぐらいに思っていると、いざ自分が転職するときに見分けがつきません。
なのでまずは、ブラック企業の特徴を知ることからはじめましょう。
実は、ブラック企業には明確な定義がありません。
過労死やパワハラが問題になって久しいですが、国はブラック企業についてハッキリとした基準を設けていないのが実情なんです。
それだけ、ブラックを定義するのは色々な意味で難しいんでしょうね。
ただし、厚生労働省は「ブラック企業の一般的な特徴」を以下のように回答しています。
- 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す
- 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い
- このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う
キーワードとしては、
- 極端な長時間労働
- 極端なノルマ
- サービス残業
- パワハラ・モラハラ
- 低いコンプライアンス意識
これらがブラック企業の特徴と考えて間違いありません。
また、その他にも以下のような特徴がある会社も一般的には「ブラック度は高い」と言えます。
- 賃金の未払い
- 人材を使い捨てる
- 職場いじめや嫌がらせ
- 自主退社に追い込む
- 休日返上で研修や出勤
- 離職率が高い
- 30代以上の社員が少ない
- 過労死・精神的な病が多い
「自分なりのブラック企業・ホワイト企業の基準」を考えて転職を進める
もうひとつ考えておきたいのが、自分なりのブラック・ホワイトの基準です。
ブラック企業には、
- 一般的な特徴はある
- 明確な定義はない
ということは分かりましたよね。
ですが、それ以前にブラック企業かホワイト企業かは個人の主観で変わったりもします。
例えば、同じ会社に勤めていても、
Aさん
労働時間は長いけど、好きな仕事だし
体育会系の雰囲気は俺に合ってる。
給料も悪くないから不満はないな。
Bさん
プライベートの時間はゼロ、
怒号が飛び交う社内は最悪だ。
なんで休みの日に研修があるわけ!?
このように全く別の印象を抱く可能性があるわけです。
なので、自分なりの「ブラック企業像」「ホワイト企業像」を考えておくことは意外に大切なんです。
ブラック企業像
- 「こんな会社では絶対に働きたくない」
- 「これだけは絶対に勘弁してほしい」
これらに優先順位をつけてみる
ホワイト企業像
- 「働く上で大切なこと」
- 「理想の職場環境」
これらに優先順位をつけてみる
一般的なブラック企業の特徴を押さえるのはキホンですが、結局は働く自分がどう感じるかがなにより大切です。
転職成功を叶える【ブラック企業・ホワイト企業を見分ける具体的な方法】
ではここからは、やばい会社・ブラック企業を見分けるテクニックを6つシェアします。
どれも難しくはないのでトライしてみてくださいね。
- 会社の評判をチェックする
- 離職率と勤続年数をチェックする
- 曖昧なワードに気をつける
- 働いている人を観察する
- 面接でブラック度をチェックする
- 情報収集を徹底する
会社の評判をチェックする
手っ取り早くブラック企業を見分ける方法としておすすめしたいのは、会社の評判チェックです。
幸い今は、ネット上で会社の口コミや評判をいろいろな角度から調べることができます。
例えば、FacebookやTwitterで会社を調べるだけでも、
- 会社は今どんなことに注力しているか
- 社長の人柄
- ユーザーの評判
- 社員の評判
などが見えてきますよね。
さらに「会社の口コミ情報系サイト」を使えば、年収や満足度、労働時間などを把握できたりもします。
有名所をあげると、
- OPEN WORK(旧VOLKERS)
- キャリコネ
などですね。
基本的には、会員登録をした人がクチコミを寄せているのである程度は信頼できるはずです。
ネットの評判だけで判断するのはリスキーですが、ブラック企業を見分けるもっとも手軽な方法と言えます。
離職率と勤続年数をチェックする
ブラック企業を見分けるポイントとして必ずチェックしたいのが、「離職率(入社3年後の)」「平均勤続年数」の2つです。
なぜなら、一般的にブラック企業は、離職率が高く社員の勤続年数が短い傾向にあるからです。
やばい会社には長居したくありませんし、ホワイト企業だったら「ずっとここで働きたい」と思うのが普通ですよね。
では、どのように「離職率」と「平均勤続年数」を調べたら良いのでしょうか。
答えは、東洋経済新報社が発行している「就職四季報」です。
就職四季報には、企業別に入社3年後の離職率、平均勤続年数などのデータが記載されているんです。(※回答拒否などで記載されていない企業もあります)
これを活用することで、信憑性のあるデータを個人で取得することができます。
就職四季報は、毎年新刊が発行されていて(2019年度版、2020年度版のように)、書店やamazonなどで購入できます。
非常に参考になるので、書店やamazonでぜひチェックしてみてください。
曖昧なワードに気をつける
求人票からも、ブラック企業かホワイト企業かを見分けることができます。
注意してほしいのが、「曖昧なワード」です。
基本的にブラック企業には、「入社するメリット」がありません。
つまり、求人業で自社をアピールできる項目が少ないわけです。
そのため、求人票には自社をアピールする曖昧なワードが並びやすいという特徴があります。
例えば、
- やりがいがある仕事
- 働きやすい環境
- アットホームな職場
- みんなで成長できる
- すぐに活躍できる
- 若くても高収入
このようなワード。
アピールしているようで、実はなんとでも取れる表現ですよね。
やりがいや働きやすさは人それぞれですし、「アットホーム=ワンマン」なのかもしれません。
「すぐに活躍できる」「若くても高収入」といったワードは、研修や指導の体制ができておらず、入社後すぐに現場へ放り出されるケースもあります。
働いている人を観察する
ブラック企業かホワイト企業かを見分けるには、その会社で働いている人を観察するのもおすすめです。
職種や業界によっては難しいかもしれませんが、例えば、
- 実際に店舗へ行ってみる
- 会社のお問い合わせ窓口に電話をしてみる
- 面接時に会社の様子に気を配る
このような工夫をすることで、働く人を観察できますよね。
もしも、
- 社員が活き活き働いている
- お店や会社の雰囲気が良い
- 社員同士のコミュニケーションが行き届いている
- 気持ちの良い接客を受けられる
- 声の調子が明るい・明瞭
このような場合は、良い職場である可能性が高いと予測できますし、
- 社員が疲れ切っている
- お店や会社の雰囲気が暗くどんよりしている
- 接客が雑・やる気を感じられない
- 声が暗く対応がはっきりしない
このような場合は、長時間労働や人間関係が悪いなど、ブラックの可能性が高いと言えます。
面接でブラック度をチェックする
ブラック企業かホワイト企業かを見分けるチャンスは、面接にもあります。
面接時には、
- 社内の様子・面接官の雰囲気
- 仕事に対する具体的な説明があるか
- 残業や休日に対する説明があるか
- やけに精神論を持ち出さないか
- 給料が平均より高すぎないか
最低限このあたりはチェックしてみてください。
先にお話したように、ブラック企業で働く社員は、長時間労働で疲労していたり、人間関係が悪くピリピリしていたり、決して良い雰囲気ではありません。
また、仕事内容や残業の頻度、休日等を濁すケースも多いので、不明点はきちんと確認したほうがベターですね。
体育会系のノリや精神論を持ち出す場合も、ブラックな社風である可能性があります。
異様に高い給料は、「残業代込み」「ノルマあり」「歩合制」などの裏があるかもしれないので、チェックすべきです。
ホワイト企業の特徴としては、
- 新人教育や研修プログラムが整っている
- 女性の活躍しやすい環境を整えている
- 福利厚生が充実している
- 利益率や客単価が高い業界
このようなポイントが考えられるので、
「研修プログラムはありますか?」
「福利厚生について教えてもらえますか?」
など、さりげなく質問してみるのもおすすめです。
転職を成功させるには、サポート力が高く相談しやすい転職エージェントを使うのがポイントです。
なぜなら、
- 自分に合う求人を紹介してもらいやすい
- 転職のコツ・ノウハウを吸収できる
- 情報収集が圧倒的に捗る
このようなメリットがあるからです。
以下の記事では、サポート力が高く相談しやすいエージェントをまとめました。ぜひチェックしてみてください。