転職でも同じだよね。
このように思っていませんか?
たしかに、履歴書の必要事項の欄は就活でも転職でもさほど変わりはありません。
しかし、久しぶりに履歴書を書くなら要注意。小さなミスから「この応募者は注意力がない」というマイナス評価につながることだってあるんです。
管理人の「転職サポーターゆうき」です!
フリーターから就職した経験や転職経験、人事目線を活かして働き方や転職に関する記事を執筆しています。
例えば、「学歴・職歴欄」「免許・資格欄」は、
「あなたがこれまでどう過ごしてきたか?」
「どんな能力を持っているか?
これらの全体像を伝える大事なパートです。
「過去の事実を書くだけ」とはいえ、書き方次第であなたの印象がガラリと変わります。
そこで今回は、僕の転職経験と人事担当目線を軸に「受かる履歴書の書き方」をお伝えしていきます。
履歴書の作成にもコツがあり、やはり「受かる履歴書」というものがあります。
履歴書の学歴欄で「受かる」ために気をつけたいポイントって?
まずは「学歴欄」の受かるためのポイントです。
一般的な記入方法は以下の通りです。
- 小学校と中学校は卒業した年・月のみを記入
- 高等学校から入学年月・卒業年月を記入
- 学校名は略さずに正確に書く
ただし、社会人経験者の場合はスペースの都合上「最終学歴」だけを記載しても構いません。
「職歴欄が書ききれない」
「余白が多くバランスが悪い」
こうならないように履歴書のスペースを考えることが大切です。
もちろん、応募企業にアピールしたい学歴があるのなら、高等学校、大学、と書いていったほうが良いですね。(例えば、高校生のときに留学経験があり、転職先で英語を使うなど)
転職先の仕事に関連ある学歴の場合は、
「学部」
「学科」
「専攻」
「卒論」
「研究テーマ」
などにも触れてアピールしましょう。
学歴欄に不安があるときの履歴書の書き方
留年や休学、中途退学の経験があり学歴に不安がある場合はどのように履歴書を書いたら良いのでしょうか。
こうした場合、採用担当者や面接官が気になるのは、
「なぜ留年・休学をしたのか?」
「どんな理由で中途退学したのか?」
などの「理由」です。
詳しい説明もなく「中途退学」とだけ記載すると、「どういう事情なのだろう」と不安を与えてしまいます。
なので、学歴欄に簡単な理由を記載しておくと親切です。
できれば、前向きな姿勢を感じさせる表現を加えるとマイナスの印象を与えずに済みます。
履歴書の職歴欄は「限られたスペースに積極的なアピールを」
続いては、「職歴欄」の受かるためのポイントです。
職歴欄は、応募者の経験や実務レベルを測る非常に大切なデータと言えます。
ここで注意したいのは、履歴書の職歴欄は「在籍した(している)会社の名称や入社年月、退社年月を羅列するだけでは足りない」ということです。
採用担当者や面接官に興味を持ってもらうためには、もっと詳しい情報を提供する必要があります。
履歴書の職歴欄は限られたスペースしかありませんが、
- どんな業界の
- どんな職場で
- どんな仕事を経験したか
最低でもこれらの情報を伝えることを目標にしてください。
履歴書の役目は経験やスキルをわかりやすく伝えること
履歴書の役目は、採用担当者や面接官に自らの経験やスキルをわかりやすく伝えることにあります。
あなたが働いてきた会社や仕事内容がうまくイメージできない履歴書は、読み手も採否の判断に困ります。
そうならないために、
- 事業内容
- 企業の規模の目安(従業員数など)
- 部署
- 仕事内容
これらを盛り込んでわかりやすい職歴欄を作成することをおすすめします。
仕事内容は、具体的にどんな担当業務を行ったのかも記載するのがベターです。
もちろん、転職先の応募企業に関連のあるもの・役立つものを優先して記入することが重要です。
職歴の記入は「入退社日」「雇用形態の変更」「異動(配属)・昇格」などで分けて書いていくのが一般的ですが、アピールしたいことがあればその都度追加していきましょう。
また、在職中の場合は目安の退社日を記載しておくと親切です。「同社在職中(平成◯年◯月退職予定)」のように書いておけば、採用担当者も助かるはずです。
免許・資格欄は【優先順位を考えた上で積極的にアピール】
最後は「免許・資格欄」の受かる履歴書の書き方です。
ところであなたは、過去に取得した資格を履歴書に全て記載していますか?
「免許・資格欄」は、自らのスキルや知識をアピールできる項目です。
取得した免許や資格はその道の技術を有する裏付けにもなるので、積極的に記載したいですよね。
ですが、TOEICや簿記、色彩検定、医療事務など、、、さまざまな資格をもっている人は要注意。
資格はすべて書けばプラスというわけではありません。
実は免許や資格には、「応用できる範囲が広いもの」と「そうではないもの」があります。
例えば、「自動車運転免許」や「英語検定」「簿記検定」などは、ある程度どんな職場でもプラスに働く資格です。
しかし、例えば応募する企業が「運送業」の場合、取得しているからと「色彩検定」「医療事務」「簿記検定」などをアピールしたらどうなるでしょう?
採用担当者に「この応募者はいったい何をやりたい人なのだろう」という疑問を与えてしまいます。
つまり、応募企業に関連性の高い「免許や資格」を優先的に選ばないとかえってマイナス評価になる、というケースもあります。
なので、履歴書に資格を記載する場合は、
- 応募先企業と関連のあるもの
- 難易度が高いもの
- 取得日が新しいもの
- 社会的に評価が高いもの
これらを優先的に記入するようにしてください。
勉強中の資格も記入しておく
また、応募する企業に関連する資格を勉強中の場合は、「現在◯◯の資格取得に向け勉強中」と記入するのもおすすめです。
大抵の履歴書には「免許・資格欄」に「その他特記すべき事項」という欄があるので、そこに記入しておくと良いですね。
たとえ未取得の資格でも現在進行形で勉強をしているなら、身につけた知識や技術、行動力などが評価される場合もあります。
「採用担当者に分かりやすく伝えること」を目標に履歴書を作成しよう
受かる履歴書の書き方をお話ししました。
基本的な情報ですが、「学歴・職歴」「免許・資格」欄は、自分がどんな人材かをわかりやすく伝える非常に大切なパートです。
採用の場でも、最初の「学歴や職歴」「免許・資格」の欄で興味を持たれないと最後まで読んでもらえないこともあります。
なので、手を抜かずにコツを押さえて履歴書を作成しましょう。
また、履歴書の「学歴や職歴」「免許・資格」欄をきちんとまとめておくと職務経歴書の作成がスムーズに進んだり、面接の受け答えもしやすくなります。
過去の事実をただ羅列・記載せずに、「採用担当者や面接官に分かりやすく伝えるにはどうしたらいいか」を良く考えて履歴書を作成してみてくださいね。
履歴書や職務経歴書の作成に不安を感じているなら、ひとりで悩むのはおすすめできません。
転職の悩みは、悩めば悩むほど袋小路にハマってしまいます。
灯台下暗しという言葉があるように、自分の良さに自分が気づかないということもあります。
なので、転職エージェントなどの転職を相談できるサービスを活用して「キャリアアドバイザーやコンサルタント」にアドバイスをもらうのもひとつの方法です。
積極的に利用すると良いですよ。
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