転職を成功させるにはどうしたらいい?
こんな悩みを解決する記事です。
管理人の「転職サポーターゆうき」です!
フリーターから就職した経験や転職経験、人事目線を活かして働き方や転職に関する記事を執筆しています。
新卒1年目で仕事を辞めるのは不安ですよね。「転職できる?」「キャリアに傷がつくかも?」と悩むはずです。
そこで今回は、僕の転職経験と採用担当目線を軸に「新卒1年目で転職を成功させるコツ」をまとめました。
- スピーディーに動く
- 第二新卒のニーズを理解する
- 1年で辞める理由を明確にする
- ひとりで転職を進めない
以上5つを詳しくお話していきますね。
ところで、実は約12〜20%の新卒は入社1年以内で離職をしていることをご存知でしょうか?
新卒1年以内の離職率
- 大学卒 12.2%
- 専門卒 18.1%
- 高校卒 19.4%
引用元:厚生労働省HPより抜粋
決して多い割合とは言えませんが、一定数の新卒者は再スタートの道を選んでいます。
もちろん、転職は簡単ではありませんが、しっかりコツをつかんで転職活動を進めれば再スタートのチャンスは十分にあるんです。
新卒1年目で転職を成功させるに【スピーディーに動き出すことが大切】
1つ目の転職成功のコツは、スピーディーに動くことです。
これは新卒1年目の転職に限った話ではありませんが、転職活動はスピーディーに進めるのが基本です。
なぜなら、
- ブランクが空くとマイナス評価になる
- ブランク期間の説明にこまる
- 長期化すると不安が募る(主に金銭面など)
このような傾向があるからなんです。
もしかしたら、「しばらく休みたい」と思っているかもしれませんが、長期のブランクを作るのはリスキーです。
ブランク(空白期間)が空けば空くほど、転職活動は不利になってしまうからです。
面接官に「ブランク期間は何をしていましたか?」と質問される可能性が高くなりますし、
「どこにも雇ってもらえなかったのでは?」
「なにか特別な理由があるのかも?」
「怠け癖がある人物ではないか?」
このような不安を与えてしまいます。
もちろん、リフレッシュしたり自分を見つめ直すために数日〜数週間休息を取るのは悪い選択ではありません。気持ちをリセットしたり体を休める時間も大切です。
ただし、転職活動にかける期間は3ヶ月〜半年が一般的と言われているので、まずは3ヶ月を目安に転職先を決めるスケジュールを立てましょう。
また、新卒1年目で転職をするということは、現職の在職期間が12ヶ月に満たないはずです。
この場合は、失業保険を受給できないケースがほとんどになります。
転職活動を長期化させてしまうと、金銭的に大きなダメージですよね。
お金がないと「どこでもいいから転職しないとマズイ」という状況になり、ブラック企業に捕まったり、転職先でも不満を抱えてしまうかもしれません。
こうなったら本末転倒です。
良い転職先を選ぶためにもスピーディーな行動が大切なんです。
第二新卒のニーズを理解する【新卒1年目の転職を成功させるカギ】
2つ目のコツは、第二新卒のニーズを理解することです。
転職先なんてないかも。。。
このように思っている人もいるかもしれませんが、日本には「第二新卒」という転職枠があります。
※一般的に第二新卒とは新卒で入社した会社を3年以内に辞めて転職する人を指します。
近年、新卒人気や人手不足、少子高齢化の影響などで、第二新卒の需要は増えていることがわかっています。
転職サイトのマイナビが「第二新卒の採用見通し」を調べたデータでも、60%以上の企業は積極的と回答しています。
【今後一年間の第二新卒者の採用見通し】
- 本年よりも積極的 18.1%
- 本年も変わらず積極的 44.1%
- 本年と変わらず消極的 12.8%
- 本年よりも消極的 6.4%
- 今後1年間に第二新卒の採用はしない 18.6%
引用元:マイナビ転職 中途採用状況調査
マイナビ転職 中途採用状況調査/2016年2月調べ ○調査期間/2016年1月12日~2月12日 ○調査対象/1年(2015年1月~12月)に中途採用活動実績のある企業(回答社数:国内優良企業652社) ○調査方法/Faxにて回答
つまり、新卒1年目でも第二新卒を狙えば転職チャンスはあるわけです。
そこで知っておきたいのが、企業は第二新卒の転職者に何を期待しているか(つまりニーズ)です。
転職は、相手のニーズとあなたのアピール内容や経歴等が合致したときに成功します。
なので、第二新卒に対するニーズを押さえて転職活動を進めることが非常に大切なんですね。
企業が第二新卒の転職者に求めているのは「入社意欲」
では、企業は第二新卒の転職者に何を期待しているのでしょうか。
これまたマイナビが企業にアンケート調査をした以下のデータを参考にしましょう。
【第二新卒の採用で重視した基準(複数回答)】
- 入社意欲の高さ 41.5%
- 一緒に働ける人材か 36.5%
- 社内と合いそうな人材か 33.7
- 志望動機 24.0%
- 実行力 16.3%
- 仕事に対する理解度 15.3%
引用元:マイナビ転職
中途採用状況調査よりhttps://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/nisotsu
第二新卒の転職では、経験やスキルではなく「入社意欲」「人物像」「志望動機」などが重要視されていることがわかります。
つまり、新卒1年目の転職活動では、
- 意欲・熱意
- 志望動機
- 人物像
をしっかりアピールすることが成功のカギと言えるんです。
もちろん、仕事で得た経験やスキルを伝えることも大切ですが、第二新卒に求められているのは、
- 熱意や人物像など人間的な部分
- ポテンシャルがあるかどうか
です。ここが抜け落ちないようにアピールを準備しておきましょう。
新卒1年目で辞める理由を明確にする【転職理由をしっかりフォロー】
3つ目のコツは、新卒1年目で転職をする理由を明確にしておくことです。
会社を辞める理由はいろいろあると思いますが、実は意外にも「転職理由」が曖昧なまま仕事を辞める人が多いんです。
転職理由が曖昧だと、
- 転職先で同じことを繰り返してしまう
- 面接で転職理由をうまく伝えられない
など大きなマイナスにつながってしまいます。
ですのでもう一度、新卒1年目で仕事を辞める理由(辞めた理由)について深堀りしておくことをおすすめします。
例えば、「仕事内容が合わないから辞める」という場合でも、
- 具体的にどんな業務が嫌なのか
- どんなスキルが自分に足りないか
- 改善する余地はなかったか
など、様々な角度から転職理由を深堀りします。
深堀りをすることで、苦手な業務だけでなく得意な業務が見えてきたり、反省点を発見したり、転職先で気をつけなくてはいけないポイントが見つかります。
そうすることで、転職先が選びやすくなったり、面接で転職理由を伝えやすくなるはずです。
また、言うまでもありませんが、新卒1年目の転職では「転職理由」に注目が集まります。面接では、必ず質問されます。
ですので、前もってきちんと「転職理由」を準備しておきましょう。
ここで大切なのは、以下の3つのポイントを押さえることです。
- 転職理由はひとつに絞る
- 前職の悪口は言わない
- 何を得て今後どうしたかを伝える
人間関係だけじゃない。
仕事内容も合わないし、
残業が多いのも嫌。。。
このように、様々な理由から新卒1年目で転職をする人も多いかもしれません。
しかし、面接時の転職理由を考えるときは1つに絞ったほうが無難です。
その1つを軸にして、どうしたら前向きな理由に変換できるかを考えましょう。
- 人間関係で足の引っ張り合いが嫌だった
⇒今度はチームで協力して成果を上げたい - 仕事内容が合わなかった
⇒適正が明確になったのでこの分野で結果を出したい - 残業が多かった
⇒効率的に仕事をして成果を出せる環境で働きたい
また、前職の悪口になるような理由はNG。責任を押し付けているように聞こえてしまうので、良い印象を与えられません。
悪口ではなく「反省点」として伝えるのが望ましいですね。
そして、前職で何を得て、これからどうしていきたいかを伝えることが一番大切です。
新卒1年目の転職をひとりで進めない【転職成功はきちんと情報収集できるかで決まる】
最後のコツは、新卒1年目の転職をひとりで進めないことです。
がんばらなきゃいけないでしょ?
と思うかもしれませんが、実は転職をたったひとりで乗り切ろうとするのはリスキーな方法です。
とくに新卒1年目で転職をするということは、「はじめての転職」ですよね。
- 仕事の探し方がわからない
- 転職マナーや企業とのやりとに不安がある
- なにをアピールすべきか悩む
このような状態だと思います。
そんな状態でひとり転職活動をがんばっても、うまくいかないと思いませんか?
ですので、まずはひとりで転職活動を進めようとせずに、転職をサポートしてもらえる環境を整えましょう。
具体的なことを言えば、エージェント系の転職サービスを活用するのが確実です。
キャリアアドバイザーやキャリアコンサルタントが無料で転職をサポートしてくれます。
もちろん、「人の意見は聞きたくない」「かえって邪魔になる」という人にはおすすめできませんが、エージェントをうまく活用すれば、
- 新卒1年目でも仕事を紹介してもらえる
- どんなアピールが効果的かアドバイスをもらえる
- 転職の悩みや不安を相談できる
などたくさんメリットがあります。
新卒1年目の転職をひとりで進めるのは、ゲームの主人公がいきなりたったひとりでラスボスに挑むようなものです。
結果は目に見えていますよね。。。
武器や防具を揃えたり、仲間を引き連れてはじめて、ラスボスに打ち勝てるはずです。
エージェントは心強い「仲間」になるだけでなく、、武器や防具にあたる「情報」を教えてくれる存在です。
以下の記事では、20代の転職に強い転職エージェントをまとめています。
まずはエージェントに登録して、ひとりで悩まない環境を作りましょう。
転職を成功させるには、サポート力が高く相談しやすい転職エージェントを使うのがポイントです。
なぜなら、
- 自分に合う求人を紹介してもらいやすい
- 転職のコツ・ノウハウを吸収できる
- 情報収集が圧倒的に捗る
このようなメリットがあるからです。
以下の記事では、サポート力が高く相談しやすいエージェントをまとめました。ぜひチェックしてみてください。