このように悩んでいる人に送りたい言葉があります。
それは、車やバイクで有名なHONDAの創業者「本田宗一郎」が残したこんな言葉です。
自分の力の足りなさを自覚し、知恵や力を貸してくれる他人の存在を知るのもいい経験である。
By 本田宗一郎
管理人の「転職サポーターゆうき」です!
フリーターから就職した経験や転職経験、人事目線を活かして働き方や転職に関する記事を執筆しています。
高卒のニートから就職なんて不安だらけですよね。
僕もバンドマンフリーターから就職した経験がありますが、就活には苦労しました。
そこでぜひ頭に入れておくべきなのが、「ひとりで悩まず他人を上手に頼ること」なんです。
この記事では、高卒のニートから就職するための極意をわかりやすくお話していきます。
- 高卒ニートは就職できないという思い込みから脱却する
- 資格取得や専門学校進学の意味を考えてみる
- 採用されやすい仕事を見極める
- ニート歴やブランクに対するフォローは徹底する
- ひとりで進めずに就職サービスの力を借りる
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「高卒ニートは就職できない」という思い込みから脱却する
「職歴もないのに就職なんてハードル高すぎ」
「高卒は仕事がない」
「ニート歴があったら面接に受かるわけない」
このように「就職できないかも」と思っていませんか?
もしそうなら、まずは高卒ニートは就職できない・無理ゲーという思い込みから抜け出しましょう。
確かに、世の中の求人は「大卒以上」が多いですし、ニート歴やブランクがある人材に良いイメージが無いのも事実です。
けれど、「高卒のニートは就職できない」というのは100%間違った思い込みです。
というのは、ここ最近の傾向として、ニートやフリーターの就職できるチャンスは大きく広がっているからなんです。
実は、現在日本では「正社員不足」が過去最高を記録していることが分かっています。(2019年4月の段階)
従業員の過不足感
- 不足 50.3%
- 適正 41.3%
- 過剰 8.4%
正社員が足りず困っている企業は、世の中の50%に達しているんです。
人員不足は企業にとって大問題。人手が足りずに倒産する会社があるくらいです。
そのため、何が起こるかというと、
- 世の中に正社員の求人が増える
- 採用基準が下がる(内定の難易度が下がる)
- ニートや職歴がない人にも就職チャンスが巡ってくる
このような流れが生まれ、就職チャンスは増えるというわけです。
また、世の中には「学歴」「職歴」を重視する企業だけではなく、
- ポテンシャル(将来性)
- 仕事に対する熱意
- 若さ・フレッシュさ
などで採用を決める企業もたくさんあります。
大手や人気企業だけを見ると、「高卒のニートは就職できない」と思いがちですが、就職のチャンスはたくさん転がっています。
最初から「就職できない」と思い込んでしまったら、自分の可能性にフタをするようなものです。
高卒ニートから就職するには「採用されやすい仕事」を見極めることが大切
高卒のニートから就職するには、採用されやすい仕事を見極めて就活することが大切です。
きっと、
「就職するなら大手」
「◯◯の仕事以外は却下」
「◯◯の業界がいい」
など、いろいろと希望があると思います。
でも、ニートから就職する場合は、100%希望を満たすことよりも「採用ハードルが低い企業や業界」に狙いを定めるのがセオリーです。
希望が叶わないからと就職せずにいたら、いつまで経ってもニートのままですよね。
それよりは、
- まずは採用されやすい仕事に就職
- ある程度正社員経験を積む
- 自分が思い描くキャリアに進む
このように進んだほうが圧倒的に近道です。
では、具体的に「採用されやすい仕事」ってどんな仕事なのでしょうか。
それは、
- 人員不足の業界
- 未経験者が重宝される職種
この2つです。
先ほど、「現在は様々な業界で正社員の人員不足が起こっている」とお話しましたよね。
ここでは、とくに人員不足が激しい業種のTOP10を見てみましょう。
従業員が不足している上位10業種(正社員)
- 情報サービス
- 農林水産
- 運輸・倉庫
- メンテナンス・警備・検査
- 建設
- リース・賃貸
- 飲食店
- 放送
- 専門商品小売
- 自動車・同部品小売
これらの業種は、とくに人員不足率が高めです。
そのため、ニートやフリーターなどの未経験者でも採用されやすい部類の業種と言えます。
また、以下の職種は「未経験者採用が多い職種」のデータです。チェックは必須です。
「職種未経験者歓迎」の割合が多い職種
- 美容・ブライダル・ホテル・交通
- 販売・フード・アミューズメント
- 技能工・設備・配送・農林水産 他
- 保育・教育・通訳
- 医療・福祉
- 管理・事務
- 公共サービス
- 企画・経営
- 医薬・食品・化学・素材
- コンサルタント・金融・不動産専門職
- 営業
- クリエイティブ
- 電気・電子・機械・半導体
- 建築・土木
- WEB・インターネット・ゲーム
- ITエンジニア
まずは、これらの中から少しでも興味のある業界や職種に目をつけて仕事を探してみてください。
本当に有利?高卒ニートの資格取得・学校進学の意味を考えてみる
高卒でニート歴があると、
「やっぱり学歴をつけないとダメかもしれない」
⇒専門学校や大学進学を検討
「資格を取らないと就職は無理だ」
⇒資格取得を検討
このように考える人も多いかもしれません。
たしかに、高卒よりは専門卒・大卒のほうが有利になる場合が多いですし、資格をもっていたほうが好印象です。
ですが、「目的を履き違えた学校進学や資格取得はプラスにならない」ということだけは頭に入れておいてください。
例えば、Aくんは「就職に役立ちそう」と思い、簿記検定の資格を勉強することにしました。
1年後に資格取得が叶い、いよいよ就活です。
しかし、そこでAくんは気付きます。
「そもそも経理をやりたいんだっけ?」
「思っていたほど資格が優遇されない」
「逆に1年もブランクが空いてしまった」
本来、資格や学校進学は、自分が進みたい分野や仕事から逆算して取り組むものです。
- プログラマーになりたいからプログラミングスクールに通う
- 英語力が必須の求人に応募したいからTOEICを受ける
- 美容師になりたいから美容系の学校で学ぶ
このような感じですね。
なので、
「就職が有利になりそうだから」
「資格取得したほうが箔がつくから」
「学歴があったほうがいいから」
といったように、「資格取得」や「学歴」を目的にするのは、ちょっと違います。
資格取得や学校進学を考えるなら、
- 期限を決めてがんばる
- 就職したい仕事や分野から逆算する
- 本当に役立つ資格(経験)かを事前に調べる
この3つを徹底しましょう。
ニート歴やブランクに対するフォローは徹底する
高卒のニートから就職するなら避けては通れないのが、「ニート歴」「ブランク」に対するフォローです。
面接では必ず、ニート歴やブランクを指して「この期間は何をされていましたか?」と質問されます。
この質問をうまく乗り切れるかどうかが、就活の大きな山場。しっかりフォローできるように準備をしておくことが大切です。
具体的にどうするかですが、次の3つのポイントを意識してみてください。
- ある程度は「正直」に答える
- 「学び」と「意気込み」を伝える
- 自分の気持ちを「素直」に表す
面接では、信頼を得ることが欠かせません。
とくにニート歴があると、面接官は「すぐに辞めないか」「本当に正社員でがんばれるか」など不安を感じやすいため、信頼できる人材かどうかに目を光らせています。
なので、基本的には「嘘をつかずに正直な受け答えをするのがベター」です。
とは言え、「家でニート生活をしていました」と答えるだけでは良い印象を与えられないので、
- ニート生活で感じたこと
- なぜ就職しようと思ったか
- 就職にかける意気込み
これらをきちんと伝えることも大切です。
面接官は、学習能力や将来性もチェックしているので、きちんとフォローできるように準備しておきましょう。
例としては以下のような感じですね。
自分の進路がなかなか見えず、アルバイトを転々としたり、親や友人に相談しながら仕事探しをしていました。
ブランク期間は、「はやく同年代の友人のように正社員として働きたい」という焦りの気持ちでいっぱいでした。
無職期間が長引いてしまいましたが、しっかり自分と向き合う時間を持てたことで本当にやりたい仕事を見つけることができました。
今後は、遅れを1日でも早く取り戻せるように精一杯がんばりたいと考えております。
面接まで進むということは、少なくとも「あなたに興味があり採用を考えている」わけなので、自分の気持ちは素直に伝えましょう。
その結果、落ちることもありますが、素直な気持ち・正直な思いを伝えるプロセスが非常に大切です。
なぜなら、素直な自分・正直な思い(ニート歴等も含めて)を受け入れてくれた企業で働くことが、結局は1番幸せですし長続きするからです。
嘘をついたり見栄を張って入社しても、働くのがしんどかったら意味がありませんよね。
ニートの就活はひとりで悩むのはNG【ひとりで進めずに就職サービスの力を借りる】
最初にお話したように、就活はひとりで悩まず他人を上手に頼ることも大切です。
なぜなら、高卒ニートからの就活は、
- 就活の進め方がよくわからない
- 面接のマナーに不安がある
- 書類の書き方や面接対策の仕方がわからない
- そもそも自分に合う仕事が見つからない
このように問題が山積みですよね。
ひとりで抱え込んだら、就活はなかなか進みませんし苦しいだけです。
なので、就職サービスを活用して、
- 頼れる部分はしっかり頼る
- わからないことは相談する
- 情報を集める
など、賢く就活を進める必要があります。
ここで言う就職サービスというのは、「就職エージェント」と呼ばれるサービスのことです。
簡単に言えば、会員登録することで担当者(キャリアアドバイザー・コンサルタント)が仕事を紹介してくれたり、就活を全面的にサポートしてくれるサービスのことですね。
「ニートでも就職エージェントは使えるの?」と思うかもしれませんが、未経験者を専門にしている就職エージェントを選べばOK。きちんとサポートしてもらえます。
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ここでもう一度、冒頭の本田宗一郎の言葉をお伝えします。
自分の力の足りなさを自覚し、知恵や力を貸してくれる他人の存在を知るのもいい経験である。
By 本田宗一郎
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