辛すぎて辞めたい…
転職するのはアリ?
管理人の「転職サポーターゆうき」です!
フリーターから就職した経験や転職経験、人事目線を活かして働き方や転職に関する記事を執筆しています。
日本の会社では、残業が発生すること自体は珍しくありません。
しかし、
- 帰宅すると日付が変わっている
- 残業が45時間を超えている
- 一度も定時で帰ったことがない
となれば、体力的にも精神的にもきついはずです。
「このまま仕事を続けられるだろうか」と不安になるのも当然です。
とは言え、
- 残業を理由に会社を辞めていいのか?
- 辞めたら迷惑がかかるのでは?
- そもそも転職できるのか?
と悩む方は多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、独自リサーチと人事目線をもとに「残業がつらくて転職を考えたときの対処法」をまとめました。
- 自分の将来を考える
- 早めに動き出す
- 残業が少ない業界を知る
- 転職の見通しを立てる
関連記事:【サポート力が高くて安心】おすすめ転職エージェント3選まとめ
【残業がつらいから辞めてもいい?】悩んだときは自分の将来をよく考える
1つ目の対処法は、転職を悩んだら自分の将来を考えることです。
残業時間や頻度、仕事内容にも左右されますが、
- 毎日のように帰宅は深夜
- ろくに休憩や休日がない
となれば、体や心には大きな負担がかかります。
無理を続ければ、いつか体や心は壊れてしまいます。
ある調査によれば、日本の平均残業時間は47時間という結果が出ているそうです。
しかし、労働基準法によれば、45時間までが残業の上限(36協定の場合)とされており、80時間を超えて働き続けると過労死の危険が大きくなると言われています。
20代や30代で若いうちは、多少残業が多くても気合で乗り切れるかもしれません。
しかし、年齢を重ねるにつれ、無理がボディーブローのように徐々に効きはじめ、どんどん体も心もきつくなっていきます。
若いときは乗り切れた残業が、10年後には出来ない可能性もあります。
もちろん、
- 「どうしてもこの業界で出世したい」
- 「今頑張れば自分の希望がかなう」
という目標があるなら、つらい残業を耐える必要もあるでしょう。
しかし、長時間残業が原因で体を壊したり、鬱などの心の病を罹ってしまったら、どうなるでしょうか?
会社はあなたを治せませんし助けてもくれません。
もちろん、労災等が適用されるケースもありますが、長期療養が必要となれば、自身のキャリアや将来に大きなマイナスですよね。
一度ブランクが空き精神的な病をかかえると、復帰は非常に難しくなってしまいます。
なので、残業を理由に転職するか悩んでいる場合は、
今のまま働き続けて
自分の将来は明るいか
を第一に考えてみてください。
まずは、自分の体やキャリアは自分が守るという意識をもつことが大切です。
【転職の情報を集める】残業がつらいなら早めに動き出そう
2つ目の対処法は、転職に向けて早めに動き出すことです。
早めに動き出すと言っても、「今すぐ会社を辞めよう」「退職届を出そう」と言いたいわけではありません。
転職に関する情報を集めたり、準備をはじめてほしいということなんです。
では、どうして早めに動き出したほうが良いかというと、以下のような理由があるからです。
- 年齢が上がるにつれて
転職のハードルは上がる - いつ自分に合う
求人が出るかわからない
年齢が上がるにつれて転職のハードルが上がる
きっと、残業がつらくて転職を考えているかたの多くは、異業種への転職を考えていたりキャリアチェンジを模索しているはずです。
少なくとも、残業が少ない業界や職種を転職先に選ぶはずです。
実は、こうした未経験分野(キャリアチェンジなど)への転職は、年齢が上がるにつれてハードルも高くなります。
なぜなら、未経験者を採用する企業は一般的に
- 将来性
- 指導のしやすさ
- バイタリティ
などを重視するため、年齢の若い人材を採用したがるからです。
また、未経験で応募できる求人の数は、年齢があがるにつれて減少することも分かっています。
なので、残業がきつくて転職を考えているなら、先延ばしにはせず早めに転職活動を進めることが転職チャンスを逃さないコツと言えるんです。
いつ自分に合う求人が出るかわからない
また中途採用に関しては、新卒採用とは異なり、いつどんなタイミングで良い求人が出るか予測できません。
それぞれの企業が
- 人材が必要となったとき
(社員が辞めたときなど) - 新規事業を立ち上げたとき
などに求人を募集するため、常に求人情報をリサーチしておくことが大切です。
つまり、早めに情報収集を開始したり転職の準備を進めておくことで、チャンスを引き寄せやすくなります。
このあと詳しくお話しますが、まずは情報収集できる環境を整えて、いつでも応募・面接等ができるようにしておくようにしましょう。
【残業がつらいなら知っておきたい】転職で参考にしたい残業が少ない業界
3つ目の対処法は、残業が少ない業界を知っておくことです。
当然ですが、転職先に残業が多い職場は避けたいはずです。
そこで参考にしたいのは、残業が少ない業種や年間休日数の多い業種を調査したデータです。
もちろん、会社によって残業時間は変わりますが、残業が多い傾向にある業界、反対に残業が少ない傾向にある業界は存在します。
このあたりをきちんと押さえて、転職先選びをしていきましょう。
では、残業時間が少ない業種のTOP10です。
【残業時間が少ない業種TOP10】
- スポーツ/ヘルス関連施設(サービス)
- 薬局(メディカル)
- クレジット/信販(金融)
- 病院(メディカル)
- 専門店/小売店(小売/外食)
- 医療機器メーカー(メディカル)
- ホテル/旅館(サービス)
- 服飾雑貨メーカー(メーカー)
- 士業関連(サービス)
- 投信/投資顧問(金融)
スポーツやヘルス関連施設のサービス業やメディカル系の業種が多数上位にランクインしています。
また、意外なところでは店舗の営業時間が決まっている専門店や小売店なども残業は少ない傾向にあります。
ショッピングモールなどはモール自体の営業時間が決まっているため、残業しにくいということかもしれません。
そして、残業時間だけでなく、年間休日数が多い業界にも目を向けてみましょう。
休日が多い企業に転職することで、体や心にかかる負担を減らすことができます。
【業界別の休日数ランキング】
- 自動車/輸送機器メーカー 135.2
- 電子/電気部品/半導体メーカー 132.7
- コンピューター/OA機器メーカー 130.9
- 医療機器メーカー 130.5
- 機械/電気機器メーカー 130.5
- 設備関連/プラントメーカー 129.6
- 家電/AV機器メーカー 129.6
- リース 129.4
- 通信/ネットワーク機器メーカー 129.4
- 化学/素材メーカー 128.8
年間休日数に関しては、120日以上がボーダーラインと言われています。
なぜなら、土日休みや年末年始、祝日などの休みを合計すると約120日だからです。
つまり、120日以上は休みが多いと言え、逆に105日を下回ると相当休みが少ないと考えらます。
残業が少なくても他の面でつらいケースがあることを想定しておく
ただし、いくら残業が少ない業界や仕事でも、
- 勤務時間が不規則
- 土日祝は必ず出勤
- 転職が難しい
といったマイナスがある場合もあります。
例えば、残業時間が少ない業種の上位にランクインしている「メディカル」や「金融系」の仕事は、スキルや経験がないと転職が難しい業界です。
また、専門店などの「小売」「サービス業」は、残業が少ない代わりに土日祝は休めなかったり、休日が不規則な傾向にあります。
なので、残業時間だけで判断せずに
- 年間休日数
- 勤務体系
- 仕事内容
などを総合的に考え、トータルで自分が納得できる会社を転職先に選ぶことをおすすめします。
【まずは情報収集】残業がつらいならひとりで悩まない
最後にお伝えしたいのは、まずは情報収集をして今後の見通しを立てたほうが良いということです。
先ほど、「早めの転職活動が大切」とお話しました。
しかし、転職活動をすると言っても、
- 仕事選びがわからない
- 転職活動をする時間がない
- そもそも転職に自信がない
など、なかなか一歩を踏み出せない方は多いはずです。
また、いきなり今の仕事を辞めてしまうと、
- 収入が途絶える
- ブランクが生じる
- 転職を焦ってしまう
など、非常にリスキーです。
僕もはじめて転職をしたときは、相当悩みました。
そんな経験から言えるのは、まずは最低限の見通しを立てたほうがいいということです。
情報収集をして転職活動の見通しを立てる
実は、きちんと情報収集をすれば、
- どんな職場が自分に合っているか
- 給料は上がるか
- 今転職すべきタイミングか
など、ある程度の見通しが立ちます。
そうすれば、転職に失敗するリスクは大幅に減ります。
転職の不安は、「この先どうなるかわからない」という不透明な将来にあります。
なので、在職中にきちんと情報収集をして、転職活動の見通しを立てることが大切です。
具体的には、エージェント系の転職サービスを活用するのがベストです。
エージェントを使えば、キャリアアドバイザーやカウンセラー(担当者)が、要望に沿った求人を紹介してくれたり、転職のあらゆる不安をサポートしてくれます。
例えば、
- どんな転職先があるか
- 給料や待遇はアップできるか
- 転職のタイミングはベストか
などをエージェントの担当者がプロの目線でアドバイスをくれます。
基本的にエージェントのキャリアアドバイザーや担当者は、紹介する企業の採用担当者と打ち合わせ等をして情報を集めています。
そのため、
- 職場の生の雰囲気
- 上司になる人物の人柄
- 面接で好印象を与える回答
- 詳しい仕事内容
などを知っている存在です。
エージェント系のサービスを活用すれば、これらをクリアにすることが可能です。
転職(中途採用)は、一斉採用の新卒と異なり、いつどんなタイミングで良い求人が出るか予測できません。
また、転職には2〜3ヶ月かかるケースが多いため、常に情報収集できる環境を作っておくことで転職の成功率は上がります。
もちろん、「転職はひとりでなんとかしたい」という人にはおすすめできませんが、、、
エージェントを活用することで、転職の不安や負担が軽くなるのは確かです。
失敗しないエージェントサービスの選び方
とくにおすすめしたいのは、大手マイナビワークスが手がける「マイナビジョブ20’s」です。
24歳から29歳の20代に特化したマイナビのサービスだけあって、使い勝手の良さ・サポートの質の高さはトップクラス。
- 紹介される求人はすべて20代対象
- 20代専任のアドバイザーがサポート
- マイナビならではのノウハウが心強い
転職経験のあるキャリアアドバイザーがサポートしてくれるので、転職の悩みや不安を相談しやすいエージェントです。
対応エリアは以下のとおり。
東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県、
京都、滋賀、大阪、兵庫、奈良
20代の転職には外せないエージェントなので、対象エリアの方は今すぐ登録しておきましょう。
30代やマイナビジョブ20’sの対象エリア外で転職をする人におすすめしたいのは、dodaです。
dodaは、国内最大規模の人材サービスを展開するパーソルキャリアが運営する転職エージェント。
おすすめの理由は以下のとおりです。
- 求人数は約10万件
国内トップクラス - 関東や関西だけでなく
全国の求人に対応している - 限定求人も多く
仕事探しの幅が広がる
また、最大規模のエージェントだけあって、経験豊富なキャリアアドバイザーが多く、サポート力が高いのも魅力です。
マイナビジョブ20’sの対応エリア外の方や30代以降の方は、dodaを徹底活用しましょう。
また、経験やスキルに不安がある方や社会人経験3年未満で転職をする方におすすめしたいのは、「就職カレッジ(ジェイック)」というエージェント系サービスです。
就職カレッジは、未経験者や第二新卒者を専門にサポートしている転職エージェントです。
公式サイトでは「フリーターや大学中退の就職」を売りにしていますが、正社員経験3年未満の転職(第二新卒)にも非常に力を入れているサービスです。
社会人経験が少ない20代は転職に苦戦するケースは多いですが、就職カレッジの場合、
- 未経験OKの企業を紹介
- 書類審査なし
- 就職講座を実施
このようなサポートをしてくれるので、転職成功率も上がります。
また、就職カレッジは全国で数十社しか国が認定していない「職業紹介優良事業者」なので、安心して転職活動を進められるのもポイントです。
就職カレッジの対応エリアは以下のとおり。
山形 福島 茨城 栃木
群馬 埼玉 千葉 東京
神奈川 新潟 石川 山梨
長野 岐阜 静岡 愛知
三重 滋賀 大阪 兵庫
奈良 和歌山 岡山 広島
福岡 熊本
(※対応地域は変わる可能性あり)
正社員経験が3年未満で転職をする場合は就職カレッジに登録しておきましょう。
転職を成功させるには、サポート力が高く相談しやすい転職エージェントを使うのがポイントです。
なぜなら、
- 自分に合う求人を紹介してもらいやすい
- 転職のコツ・ノウハウを吸収できる
- 情報収集が圧倒的に捗る
このようなメリットがあるからです。
以下の記事では、サポート力が高く相談しやすいエージェントをまとめました。ぜひチェックしてみてください。