管理人の「転職サポーターゆうき」です!
フリーターから就職した経験や転職経験、人事目線を活かして働き方や転職に関する記事を執筆しています。
『フリーターをしてる自分の将来が不安。どうしたらいいか焦るな…』
このように悩んでいませんか?
フリーターをしていると、お金や将来、キャリアのことなど不安が絶えませんよね。
「早くなんとかしなきゃ」と焦りを感じて、辛い思いをしている方は多いのではないでしょうか。
でも、不安や焦りを感じるのは、実は悪いことばかりではないんです。
僕は、うだつの上がらないバンドマンフリーターから就職した経験がありますが、その原動力となったのは、「フリーターを続ける不安や焦り」でした。
不安や焦りがあったから、頑張れた、状況を変えられたと思うんです。
そんなわけで今回は、フリーターの自分に不安や焦りを感じたときの対処法をお伝えしようと思います。
- 不安や焦り=成長できる証
- きちんと不安や焦りと向き合う
- 広い視野で次の一手を考える
これからどうするべきか悩んでいるなら、ぜひ読んでみてくださいね。
「フリーターが感じる不安や焦り=成長できる証」
最初に、今回お伝えしたいことを簡潔に言ってしまいます。
それは、
「不安や焦りを感じているフリーターは、まだまだ成長できる。だから、後ろ向きになる必要はないよ」
ということです。
誰しも、「不安」や「焦り」を感じるのは嫌なものです。
でも、裏を返せば、不安や焦りを感じないということは、現状に満足している状態ですよね。
現状を維持し続けるということは、成長が止まることを意味します。
成長が止まるということは、極端な話「もうこれ以上は望めない」「人生ここまで」なんですよね。
つまり、不安や焦りを感じるということは、まだまだチャンスがあるという裏返しなんです。
フリーター生活に不安や焦りを感じるということは、
- フリーターを抜け出したい
- もっと別な仕事をしたい
- 就職して正社員になりたい
こんな思いが心のどこかにあるはず。「一歩踏み出すタイミングがきた」と言えるんです。
焦りや不安はフリーターを抜け出すモチベーションになる
また、焦りや不安って、実はフリーターを抜け出すときのモチベーションとして機能することも押さえておいてください。
例えば僕は、
- 20代後半になってお金の心配はしたくない
- 同年代の友人に取り残されたくない
- 女の子の前で「フリーターです」って言いたくない
こんなどうしようもない理由で就活をはじめました。
重い腰を上げるモチベーションとして、焦りや不安はかなり役立ちました。
「焦りや不安を感じるのって、実は成長できるチャンスかも!?」
「今がなにかを変えるタイミングなのかも!?」
こんなふうに思えればしめたものです。
ただ、「不安や焦りを感じるフリーターは成長できる」と言っても、なかなか行動できなかったり、具体的にどうしたらいいかわからない方も多いかもしれません。
そのあたりをもう少し掘り下げていきますね。
フリーターが感じる不安や焦りときちんと向き合ってみることも大切
「フリーターに不安や焦りを感じているけど、なかなか1歩が踏み出せない」という場合は、不安や焦りの正体ときちんと向き合ってみたほうが良いです。
きっと、
「なんとなく将来が不安」
「なんとなく今のままだと焦る」
こんなふうに「なんとなく」不安や焦りを感じている方は多いと思います。
これだと、「なんとなく不安だけど、まあいっか」となりがちで、なかなか重い腰があがりません。
ちょっと厳しいかもしれませんが、
- 焦りや不安と向き合って現実を知る
- 覚悟が決まる
- 行動がしやすくなる
こんな流れをつくっていきましょう。
フリーターが感じる不安や焦りの正体は、主に次の3つ。
- お金
- 将来
- 恋愛・結婚
詳しく見ていきましょう。
お金に関する不安や焦りと向き合ってみる
まずは、フリーターがもっとも不安を感じやすい「お金」に関してです。
フリーターをしていると、お金に苦労しそうだということは、誰でも肌で感じますよね。
でも、今後どれだけ厳しくなるのかは、なかなか想像できないはずです。
そこで参考にしたいのが、フリーターと正社員の年収差・生涯年収の差です。
これを見ると、どのくらいフリーターが金銭面で不利なのか、感覚がつかみやすいと思います。
【正規雇用と非正規雇用の平均年収】
- 正規雇用平均年収 485万円
- 非正規雇用平均年収 171万円
【正規雇用生涯年収】
- 男性 1億7801万2400円
- 女性 1億3052万8400円
【非正規雇用生涯年収】
- 男性 9815万2400円
- 女性 7692万7800円
引用元:平成27年民間給与実態統計調査 賃金構造基本統計調査より
フリーター(非正規雇用)と正社員では、平均年収で約314万円、生涯で稼げるお金については、男性で約8000万円、女性約3300万円の差が生まれることが分かっているんです。
数字にしてみると、ものすごい差ですよね。。。
簡単に言えば、正社員の友人は年間300万円も多く稼いでいるかもしれないわけです。
また、年代別に正規雇用と非正規雇用の平均年収をグラフにしてみるとこんな感じになります。
グラフ
20代後半から30代前後から年収の差は大きく広がり、50代前後で約200万円の差がついています。
つまり、フリーターは30代以降に金銭面で苦労しやすくなると言えるわけです。
もちろんこれは平均値なので、必ずしもこうした差が生まれるわけではありません。
ただ、「フリーターを続けているとお金の不安はなくならない可能性が高い」ということは知っておいたほうがいいですよ。
将来(キャリアや老後)に関する不安や焦りと向き合ってみる
次に考えたいのが、キャリアや老後に対する不安や焦りです。
フリーターは、基本的に単純作業がメイン。誰にでもできる仕事を担当することが多いです。
責任が軽いというメリットはありますが、裏を返すと、
- 給料が安い、昇給しにくい
- スキルアップが難しい
- いつ仕事がなくなってもおかしくない
こんなデメリットがあるわけです。
つまり、将来のキャリアを考える上では、フリーターは不利な状況になりやすいです。
なかには、「フリーターでも経験を積めばプラスになる」と考えている人もいるかもしれませんが、
- 正社員経験のある人材
- フリーター歴の長い人材
どちらが高い評価を受けやすいかと言ったら、断然正社員経験のある人材です。
基本的に、
フリーターは、フリーター歴が長くなればなるほどキャリア的に不利になる
正社員は、正社員経験を積めば積むほどキャリア的に有利になる
こんな図式が出来上がっています。
キャリア的なことを考えるなら、「早めに正社員を目指す」というスタンスが大切です。
結婚や恋愛に関する不安や焦りと向き合ってみる
3つめは、結婚や恋愛に関する不安や焦りです。
フリーターをしている方のなかには、
「フリーターだから彼女・彼氏ができない」
「正社員じゃないから結婚ができない」
と悩んでいる方もいると思います。
ぼくもそうでしたが、肩書:フリーターで恋愛をするのは、結構なハンデですよね。
まして結婚となると、なかなかチャンスに恵まれないはずです。
実際、男性の正規雇用と非正規雇用の有配偶者率(結婚している割合)を見てみると、以下のように大きな差が生まれています。
30〜34歳
- 正規雇用 57.8%
- 非正規雇用 13.6%
35〜39歳
- 正規雇用 61.1%
- 非正規雇用 19.3%
引用データ:平成24年度 厚生労働省就業構造調査より
また、Yahoo!知恵袋などのQ&Aサイトを調べてみると、
彼氏がフリーターです。頑張って社員になると言ってくれますが、もう1年以上アルバイトのままです。将来が不安になってきました。このまま付き合っていくべきでしょうか?
大学時代から付き合っている彼女がいます。もう26になりますが、コンビニでフリーターをしています。就職して働いている自分からすると、最近アルバイトで実家ぐらしをしている彼女と距離を感じるようになりました。
このように、相手がフリーターだと不安を感じて悩んでいる彼女、彼氏も多いようです。
もちろん、フリーターは恋愛や結婚ができないというわけではありませんが、恋愛のチャンスに恵まれにくかったり、結婚のハードルが高くなることは確かです。
不安や焦りを感じたら広い視野でフリーター脱出を考えてみる
というわけで、「不安や焦りを感じているなら、動き出したほうがいいよ」とお話ししてきましたが、、、
ここで考えておいてほしいことがあります。
それは、
- 今はいろいろな生き方ができる時代
- 就職するならブラックには気をつける
ということです。
少し前までは、「学校を卒業したら就職して正社員になる」という道が正解でしたが、必ずしも今はそれが正しいわけでもありません。
働き方も多種多様で、フリーターはもちろん、派遣社員、フリーランス、在宅ワーク、ブロガー など…いろいろな生き方があります。
そんななかで考えておかないといけないのは、「結局、自分自身は何を1番に求めているのか」です。
- どんな生活がしたいからフリーターを抜け出したいのか
- どうなりたいからフリーターをやめたいのか
は、一歩踏み出す上で大きなモチベーションになるので、一度よく考えてみてください。
一度就職してみるのは割と満足度の高い選択肢
また、フリーターに不安や焦りを感じているということは、ある程度の「安定」を求めているはずです。
例えば、お金やキャリア、結婚などに興味がなく、とにかく自由気ままに暮らしたいなら、ぶっちゃけフリーターでもいいわけですよね。
そうじゃないということは、安定した暮らしがしたいという思いが根底にあるはずです。
先にお話したように、派遣社員やフリーランス、ブロガーなどいろいろな働き方がありますが、例えば、いきなり「フリーでやっていく!ブロガーになる!」と言っても、スキルやノウハウがなかったら、不安定なフリーター生活と一緒です。
最近は、学生のうちに起業したり、ネットでビジネスをする人も増えている印象もありますが、なにも強みがない状態で独立するのは、結構しんどいはずです。
それよりは、一度就職して、正社員経験を積んでみるというのが割と満足度が高い選択だったりします。
僕もフリーターをやめて就職したことで、会社の仕組みやビジネスマナー、ビジネスの考え方を学べたので、その選択でよかったなと思っています。
焦りや不安を感じているなら、まずは就職を視野に入れてみるのがおすすめです。
情報を集める感覚で就職エージェントを使ってみる
「どうやってフリーターから就職したらいいのかわからない」
「就職活動が不安なんだけど」
という方もいますよね。
そんな場合は、自分ひとりで就活を進めようとしないで、まずは就活エージェントを使って情報を集めてみると良いです。
大抵就職に対する不安は、
- 仕事が見つかるか
- 書類や応募のマナーがわからない
- 面接を乗り切れるか
この3つに分かれます。
ということは、仕事を見つけてもらって、書類や応募マナー、面接対策を教えてもらうことができれば、不安はだいぶ軽減されるわけです。
就職エージェントを使えば、このあたりをきっちりサポートしてくれるので、どんどん活用すればいいんです。
もしかすると、「エージェントってフリーターは使えないんじゃないの?」と不安に思う人もいるかもしれませんが、フリーターの就職を専門にしているエージェントなら大丈夫。驚くほど丁寧に就活のやりかたを教えてくれます。
僕の経験から言って、フリーターの就活に関しては、自分ひとりで仕事を探していたら、なかなか条件が良い受かる確率の高い仕事を見つけ出せません。
フリーター専門のエージェントには、そういう求人が集まっているので、まずは情報を集める程度のノリで会員登録をしておきましょう。
一度エージェントに相談すれば、就活の進め方などが見えてきますよ。
関連記事:最初に何をすればいい!?フリーターや既卒のための就活の始め方
フリーターや既卒、ニートなど「未経験」から就職を成功させるには、未経験者専門のエージェントサービスを選ぶことが大切です。
- 未経験歓迎求人が多い
- 就職ノウハウを教えてもらえる
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このようなメリットがあるので使わない理由はありません。
以下の記事では未経験からの就職に強いエージェントを3社厳選しています。