それとも辞めてからでもいい?
このような疑問を解決する記事です。
管理人の「転職サポーターゆうき」です!
フリーターから就職した経験や転職経験、人事目線を活かして働き方や転職に関する記事を執筆しています。
転職活動は働きながらか、それとも辞めてからか、、、迷いますよね。とくに仕事がキツかったり、転職活動になかなか時間を割けない人は悩むはずです。
そこで今回は、僕の転職経験と人事の視点を軸に
- 働きながら転職するメリット
- 辞めてから転職するメリット
- 迷ったときの目安
をまとめました。
結論を言ってしまうと、「働きながら・辞めてからどっちが絶対に良い」という明確な答えはありません。
ですが、おすすめできるのは働きながらの転職活動です。
それぞれにメリット・デメリットはありますし、他に考えておくべきこともあるので、迷ったときの対処法をお話していきます。
働きながら転職するメリット【辞めてからよりもリスクは少ない】
では最初に、働きながら転職をするメリットを見ていきましょう。
- 金銭的な心配をせずに済む
- 納得いくまで仕事を探せる(ブランクをつくらない)
- 転職にかける強い気持ちをアピールできる
金銭的な心配をせずに済む
まずは、「金銭的な心配をせずに済む」というのが大きなメリットです。
一般的に転職活動は、2〜3ヶ月かかると言われています。
自己都合で退職をする場合、失業手当をもらえるのは3ヶ月後ですし、思い通りに転職活動が進まないと無職期間が伸びる可能性もありますよ。
「2〜3ヶ月程度なら蓄えはある」という人は多いかもしれませんが、収入が途絶えてしまうのは不安なものですよね。
その点、働きながら転職活動をすれば、毎月給料が出るので金銭面の心配はありませんし、当然ブランクを作るリスクもありません。
転職はナーバスになりやすいので、出来る限り不安を抱えない環境で転職活動ができるのは大きなメリットと言えます。
納得いくまで仕事を探せる(ブランクをつくらない)
仕事を辞めてから転職活動をすると、金銭的な問題やブランクが不安で、
「絶対に今月までには転職先を決めなくてないけない」
このような焦りを生むかもしれません。
そうなると、転職先を妥協してしまったり下調べが雑になり、希望とかけ離れた職場に転職してしまうリスクがあります。
一方、働きながら転職活動をすれば、金銭的な不安もなくデッドラインを気にする必要もないので、
- きちんと時間をかけて吟味できる
- 下調べを丁寧にできる
- 納得ができる企業に転職できる
このようなメリットもあります。
転職にかける強い気持ちをアピールできる
働きながら転職活動をする場合、前向きなアピールがしやすいというメリットもあります。
仕事を辞めてしまった後に転職活動をすると、どうしても
「なぜ、仕事を辞めたのか」
「なにか不満があったのか」
「
このような質問を面接官にされがちになり、「前向きな転職」という印象を与えることが難しくなります。
対して、在職中に転職活動をする場合は、例えば面接の自己PRで、
今の仕事を辞めてでも
どうしても御社で働きたい
キャリアアップのために
転職を考えている
不満があるわけではないが
この仕事にチャレンジしたい
このように、「ポジティブな理由で転職をする」というアピールを展開しやすくなります。
働きながら転職をするデメリット【転職活動に割く時間を確保できない】
では、働きながら転職をするデメリットを見ていきましょう。
- 転職活動が長期化しやすい
- 面接等のスケジュールが確保しにくい
- 入社時期に対応できない可能性がある
働きながら転職をすると、金銭的な心配やブランクを作るリスクがないので、いくらでも転職活動に時間をかけることができます。
その結果、転職先を選びすぎたりなかなか応募ができず、転職活動が長期化しやすいというデメリットがあります。
また、あくまでも現職が中心なので、面接日のスケジュールを確保できなかったり、採用が決まったのに入社日の調整に手間取ってしまう、など
- スケジュール調整が難しい
- 転職活動に時間が取れない
このようなデメリットを抱えるケースもあります。
デメリットは前もって対策することができる
ただし、こうしたデメリットは前もって対策することもできます。
例えば、転職活動を長期化させないためには、予め目標を設定し、逆算してスケジュールを決めるのがおすすめです。
最初に「3ヶ月以内に決める」といった大まかな目標を立てたら、そこから逆算して
- 今週は下調べを終わらせる
- 来週までにはエージェントに相談する
- 今月中に◯社面接を受ける
など細切れに具体的なプランを作成しておくのがコツです。
現職の仕事でどうしても面接日を確保出来ない場合は、応募企業側に時間調整をお願いしてみるのもおすすめです。
1次面接の場合は、夜の時間や土日に変更してくれたり、希望の日にちに面接を行ってくれる企業も少なからず存在します。
どうしても厳しい場合は、有給休暇を使って対応できるように準備しておくのもおすすめです。
入社時期に関しては、まずは現職の就業規則(退職にかかる日数等)を確認して、どのタイミングなら問題なく入社できるかを面接時に伝えるようにすればスムーズに進みやすいはずです。
仕事を辞めてから転職するメリット【転職活動に集中できる】
では次に、仕事を辞めてから転職をするメリットを見ていきましょう。
- 転職活動に集中できる
- すぐに動ける
- 空き時間にスキルアップができる
転職活動に集中できる
もっとも大きなメリットは、転職活動に集中できることです。
転職活動は思っている以上に大変です。
仕事を終えてから書類をつくったり面接対策を練ろうと思っても、集中力が続かなったり後回しになりがち。転職活動がなかなか進まない。。。なんてこともあります。
その点仕事を辞めてしまえば、転職活動に100%力を注ぐことができますよね。
応募数も増やせますし、情報収集にも時間をじっくりかけることができます。
すぐに動ける
面接日を調整する必要がなかったり、採用が決まったらすぐに入社できるのも仕事を辞めて転職をするメリットと言えます。
仕事をしながら転職活動をする最大のデメリットと言えるのは、スケジュール調整が難しいということです。
- せっかく面接に呼ばれたのに仕事があるからキャンセルしてしまった
- 入社時期が合わないから内定の話が流れてしまった
こうなってしまったら転職は一向に進みませんよね。
仕事を辞めてから転職をすれば、面接のスケジュールは組みやすいですし、「すぐに入社できる」ということをアピールすることも可能です。
空き時間にスキルアップができる
仕事を辞めて転職活動をする場合、空き時間を使って資格取得にチャレンジしたり、新たなスキルを身につけのもメリットではないでしょうか。
時間に余裕はできるはずなので、スキルアップのチャンスです。
もちろん、長期間ブランクを作るのはおすすめできないので、半年〜1年かけて身につく資格やスキルはおすすめできません。
ですが、資格やスキルによっては、
- 短期間の講習で取得が可能
- オンラインで独学ができる
- 簡単な試験をパスすればOK
このようなケースもあるので、転職活動と同時並行で資格の勉強をしてみたり、独学でスキルアップを目指してみるのもおすすめです。
仕事を辞めてから転職するデメリット【金銭面やブランクのリスクが高い】
では次に、仕事を辞めてから転職をするデメリットを見てみましょう。
- 金銭面で不安になりやすい
- ブランクができてしまう
- 期限までに転職先を決めなくてはいけない
先にお話したように、仕事を辞めてから転職活動をすると、収入が途絶えたりブランクが長引くリスクが生まれます。
また、なかなか転職先が決まらない場合は焦りや不安から
- 希望を妥協してしまう
- とりあえず転職してしまう
- 給料や待遇が大幅ダウンでも決めてしまう
このような状況に追い込まれる可能性もあります。
転職は働きながらか辞めてから?【迷ったときの目安】
さてここまで、「働きながらの転職」「辞めてからの転職」それぞれのメリット・デメリットをお伝えしました。
最初にお話したように「働きながら・辞めてからどっちが絶対に良い」という明確な答えはありません。
ですが、おすすめしたいのは働きながらの転職活動です。
どうしてかというと、働きながら転職活動をしたほうがリスクを負わずに済むからです。
「転職活動にリスクはつきもの」と言いますが、不要なリスクはなるべく抱えないほうが無難です。
仕事を辞めてしまうと、金銭的な不安を抱える可能性がありますし、ブランクを作る心配もあります。
仕事が決まらないことを焦って、自分の希望に沿わない職場に転職してしまうリスクも出てきます。
逆に働きながら転職活動を進めれば、きちんと時間をかけて納得できる職場を探せたり、自己PRがしやすいというメリットがありますよね。
先にお伝えしように、デメリットは準備次第でリカバーできます。
なので、働きながら転職するか仕事を辞めてから転職するか迷っているなら、出来る限り在職中に転職活動を進める努力をしてみてください。
職場がブラックな場合はキッパリ辞める道も考える
ただし、以下のように職場がブラックな場合は話が変わってきます。
- 長時間労働・休みなしで体がもたない
- モラハラやパワハラで精神的に参っている
- 給料が払われない・著しく低い
体や心を壊してしまうくらいなら、きっぱり仕事を辞めてから転職活動をするのもひとつの方法です。
どうしても迷うなら『面接日を確保できるか』を目安にする
また、どうしても働きながらか仕事を辞めてからか迷う場合は、
- 「きちんと面接日を空けることができるか」
- 「転職活動に集中できる時間を確保できるか」
を目安にしてはいかがでしょうか。
いくら書類が通過しても、「仕事が忙しすぎて面接に行けなかった」「面接の準備をする時間がなかった」こんな状態だと、転職は前に進みませんよね。
転職を100%決意しているなら、最低限「面接日を確保出来る状態」にもっていくことが大切です。
退職は辞める意志が100%固まった後に報告する
もしも会社を辞める場合は、「退職を伝えるタイミング」も注意しましょう。
退職を会社で口に出すのは、必ず辞める意志が100%固まったあと、もしくは転職先が決まったあとがセオリーです。
例えば、転職活動をしていることを同僚や上司に話したり、辞めるか迷っている段階で退職を相談するのはNG。トラブルのもとになります。
会社や周りは、辞める意志がある社員に対してそれまでとは違った見方をします。
例えば、仮に転職活動に失敗して、現職を続ける決断をしたとします。
この場合、退職を口に出したために、
「どうせ辞めるのではないか」
「やる気がないのでは?」
「自分だけ抜け出すつもりだったのか」
周りからはこのように思われてしまうかもしれません。評価に影響が出て、キャリアに響く可能性もあります。
なので、たとえ仲の良い同僚や上司だったとしても、転職活動はひっそり行うのが正解です。
働きながら・辞めてからいずれも【情報収集が転職成功のカギ】
働きながら転職をするにしても、辞めてから転職をするにしても、きちんと準備をしておくことが転職成功のカギです。
とくにおすすめしたいのは、情報収集をして
- どのくらい自分を採用してくれそうな企業があるか
- 転職で希望は叶えられそうか
- 現在は転職するのに良いタイミングか
などを予測しておくことです。
これらを予測できれば、今後のプランを立てやすくなりますし、働きながら転職すべきか、それとも仕事を辞めてから転職活動に専念したほうがいいかも決めやすくなります。
例えば、採用してくれそうな企業がたくさんあれば、仕事を辞めて転職活動に専念してもリスクは少ないですよね。
もしくは、転職のタイミングが悪ければ、在職しながらゆっくり転職活動を行ったほうが良い求人に巡り会えるかもしれません。
情報収集に関しては、転職エージェントを利用してキャリアアドバイザーに相談すればOK。これまでの経験やキャリア、転職市場を見て
- どのくらい自分を採用してくれそうな企業があるか
- 転職で希望は叶えられそうか
- 現在は転職するのに良いタイミングか
これらをアドバイスしてくれます。
転職を成功させるには、サポート力が高く相談しやすい転職エージェントを使うのがポイントです。
なぜなら、
- 自分に合う求人を紹介してもらいやすい
- 転職のコツ・ノウハウを吸収できる
- 情報収集が圧倒的に捗る
このようなメリットがあるからです。
以下の記事では、サポート力が高く相談しやすいエージェントをまとめました。ぜひチェックしてみてください。