こんな辛い仕事、辞めたいな…
このように悩んでませんか?
仕事がしんどいと毎日つらいですよね。「一日中布団のなかで過ごせたら…」と思うはずです(経験者)。
管理人の「転職サポーターゆうき」です!
フリーターから就職した経験や転職経験、人事目線を活かして働き方や転職に関する記事を執筆しています。
今回は、しんどいと悩んでいる人にぜひ聞いてほしい言葉があるんです。
それは、アメリカのポップアートの巨匠「アンディ・ウォーホール」が残したこんな言葉です。
時が物事を変えるって人はいうけど、
実際は自分で変えなくちゃいけないんだBy アンディ・ウォーホール
アンディ・ウォーホールが言うように、待っていても問題は解決しません。
「しんどいしんどい」と思っているだけじゃ何も変わりませんよね。
辛い状態から抜け出すには、自分で何かを変える必要があります。
そこでこの記事では、仕事がしんどいときの対処法をシェアします。
- 仕事がつらくなる原因を明確にする
- 辞めるのは「甘え」という考えを変える
- しんどい仕事から抜け出す4つの対処法にトライ
※カップラーメンが出来上がるくらいの時間で読めます。
しんどい原因を明確にする【仕事がつらくなってしまう主な原因】
まずは、「どうして仕事がしんどいのか」その原因を明確にすることからトライしましょう。
仕事がしんどい主な理由は以下のとおりです。
仕事の量が多い
- ひとりではさばけない量の仕事を回される
- 残業が前提の仕事配分
- 人手が足りないため仕事を押し付けられる
いわゆる「キャパオーバー」ですね。
仕事量が多すぎると、当然残業は多く休日は少なくなります。
心身ともに疲労がたまり、しんどい状況になるのは当たり前ですね。
拘束時間が長すぎる
- 残業が多く帰宅はいつも深夜
- 休日出勤ばかりで会社が家のよう
- 会社のイベントに付き合わされる
このように拘束時間が長すぎるのもしんどいですよね。
プライベートの時間が確保できないと、常に体は「ON」の状態。安らぎがほしいはずです。
仕事が合わない
- 何度も同じミスを繰り返してしまう
- 仕事にやりがいを感じられない
- 同期に成績で大きな差をつけられている
このように仕事に適正を感じられないのも辛いはず。
モチベーションは下がり、ストレスも溜まるばかりではないでしょうか。
人間関係が悪い
- 上司とウマが合わない
- 先輩に辛く当たられる
- 同僚に生理的に受け付けない人がいる
職場の人間関係がうまくいかないと、とたんに仕事がつらくなります。
仕事に集中できなかったり、相手と顔を合わせるのすらしんどいという人も多いかもしれません。
適正な評価を得られない
- がんばっているのに昇進できない
- 上司や先輩に手柄を横取りされる
- 結果を出しても仕事を認められない
自分の仕事ぶりと周りの評価が一致しないのは大きなストレス。「がんばっても報われないのでは?」と思ってしまうと毎日しんどいはずです。
入社したばかりで職場に馴染めない・仕事ができない
- 仕事をうまくこなせない
- 職場の輪に入っていけない
- 社風に馴染めない
このように職場に馴染めずしんどい思いをしている人もいるはずです。
さらに仕事ができないと周りに気を使うでしょうし疎外感も感じるのではないでしょうか。
「しんどい仕事を辞めるのは甘えなのか問題」の答え
もしかすると、
単なる「甘え」だよね…
このように思って我慢している人もいるはずです。
結論から言えば、しんどい仕事を辞めるのは甘えとは限りません。
少なくとも、我慢すればいいってわけじゃありません。
仕事がどの程度辛いかにもよりますが、「しんどさ」「辛さ」には個人差がありますよね。
同じ量のご飯でも、お腹いっぱいに感じる人と物足りなく感じる人がいるように、しんどさや辛さも人によって感じ方が違います。
仕事の適性などによっても変わってきますよね。
つまり、「しんどさ」「つらさ」を人と比べることにあまり意味はないのではないでしょうか。
「あの人が耐えられるなら、自分も耐えなきゃダメだ…」とがんばって体を壊してしまったら、元も子もないですから。
また、昔から「石の上にも三年」と言うように、「耐える=正義」のような風潮がありますが、実際は我慢が全てを解決できるわけではありません。
もちろん、耐えるべきケースもありますが、
- 視点を変える
- 他のやりかたを試す
- 別のルートを探す
このように自分で解決策を見出したほうがうまくいくことが多いです。
辛いならジタバタしてみる【しんどい仕事から抜け出す4つの対処法】
ではここからは、しんどい仕事を抜け出す対処法をお伝えしていきますね。
- 職場に馴染めずしんどいケース
- 精神的にしんどいケース
- 人間関係がしんどいケース
- 体力的にしんどいケース
以上4つのケース別に対処法をシェアするので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
職場に馴染めずしんどいケース
- 入社したばかりで職場に馴染めない
- 仕事ができない・周りについていけない
こんな場合は、自分なりのデッドラインを決めてがんばってみるのがおすすめです。
なぜなら、
「職場に馴染めるか」
「仕事に適性があるか」
などは、それなりに経験を積まなければ見えてこないからです。
ここで、大手転職サイトが社会人に対して調査した「新人が一人前になるまでに必要な期間」のデータを見てください。
Q.新人が一人前になるまでの期間は、どのくらい必要だと思いますか?
1位 3年以上……39.3%
2位 1年以上〜1年6カ月未満……16.3%
3位 10カ月以上〜1年未満……15.7%
4位 2年以上〜3年未満……9.3%
5位 1年6カ月以上〜2年未満……6.3%
※第6位以下は略
引用元:マイナビ
3年以上と答えた人が4割、半分以上の人は、一人前になるまでに1年以上かかると考えていることが分かりますよね。
つまり、入社したてだと、本当に馴染めない職場なのか、仕事に適正がないのか、判断するのは時期尚早な可能性が高いわけです。
なので、自分なりに期限を決めて、もうひと頑張りしてみるのもひとつの方法ではないでしょうか。
仕事がしんどくても、
- 1年だけがんばってみる
- 次の年度末までに結果を出す
- あと3ヶ月だけ様子を見る
など、自分でデッドラインを決めてしまえば気持ちは少し楽になりますよね。
- ゴールを設定
- 結果がでる
- 結果を見て次の一手を考える
建設的なやり方だと思いませんか?
それに、入社したてや転職直後で職場に馴染めない・仕事ができないのは別におかしなことではないので、ふつうなら周りも大目に見てくれるはずです。
もし、
「いや、しんどくて無理」
「デッドラインを過ぎてもやっぱりしんどい」
という場合も絶望しなくてOKです。
転職して別の職場で活躍する道はちゃんと残されているからです。
周りはいろいろ言うかもしれませんが、メンタルや体は自分で守る必要がありますし、最初にお話したように大切なのは自分がどう思うかです。
- デッドラインを決めてがんばってみる
- ダメなら転職の道を探る
人間関係がしんどいケース
- 上司との関係がうまくいかない
- 気に食わない社員がいる
- 職場いじめやモラハラが横行している
このように人間関係がしんどい場合は、仕事を辞める前に人間関係で悩まないテクニックや考え方を身に着けるのが先決です。
なぜなら、人間関係の悩みは、程度の差はあれどんな職場でも起こり得るからです。
転職すればOKという問題ではなく、「世渡りスキル」として、うまく立ち回る方法を頭に入れておいて損はありません。
まず、上司や先輩との関係がうまくいかないなら、次の4つのゴマすりテクニックを知っておいて損はないですね。
- オイショする(褒める)
- 自分を下に見せる
- 意見を合わせる
- 相手を特別な存在として扱う
露骨に行うとウソっぽいですが、褒められたり意見を支持されて嫌に思う人はいません。
「ゴマすり=みっともない」と思う人は多いかもしれませんが、上司や先輩の好意を得る行動は、ビジネスにおける立派なコミュニケーションスキルです。
結局、「自分のキャリアのため」なんですよね。
人は、好意を受ければ好意を返したくなる(好意の返報性)生き物。まずは自分から、好意を振りまくのがキホンです。
また、気に食わない社員がいてしんどい場合は、
- その人の意見・仕事ぶり
- その人の人間性
をバッサリ分けて考えるのがおすすめ。
「生理的に嫌いだからこの人の意見はダメ」このように考えてしまうと、相手の良さは全く見えてきませんし対立を生むばかりです。
なので、その人の人間性は置いておいて、意見や仕事ぶりだけを客観的に見て、同意できることは支持して、感謝すべきことは素直に感謝してみましょう。
そうすれば、相手に対するイメージが少しずつ変わっていくかもしれませんよ。
ただし、職場いじめやモラハラが横行している場合は、しんどい思いを我慢する必要はありません。
本来職場は、仕事をして成果を出す場。それが、権力を振りかざす場や単なるいじめの温床になっているなら、あなたのキャリアにプラスはないですよね。
先ほどもお話したように、「仕事を辞める=逃げ」と考える人もいますが、転職活動は自分のキャリアをデザインする前向きな行動です。
- 世渡りスキルを身につける
- 職場いじめやモラハラの場合は我慢しない
精神的にしんどいケース
- 仕事が合わない
- ミスばかりで周りに迷惑をかけている
- 評価が上がらない
このように精神的にしんどい場合は、デッドラインを設定して成功体験を作るのがおすすめです。
例えば、仕事が合わずミスばかり、周りにも迷惑をかけてしまうと、自分に自信がもてなくなりますよね。
評価が上がらないと、「自分はダメだ」と自己嫌悪に陥るはずです。
そんなときに足りないのは、「成功体験」です。
なんでもいいので目標を決め、自分が設定したデッドラインまでに達成できるようにがんばってみましょう。
きっとあなたも学生時代にこんな経験をしているはずです。
嫌いな教科で先生に褒められた
それから、積極的に授業を聞くようになった
できなかった逆上がりができるようになった
それから、苦手だった体育が楽しみになった
人は、一度の成功体験でガラリと変わります。
しんどい仕事を楽しめるようになるかもしれません。
なので、
- お客さんに積極的に話しかける
- 今月あと◯◯件営業を成功させる
- 上司にアイデアを認めてもらう
など、どんな小さなことでも構わないので、まずは成功体験づくりにトライしてみてください。
ただし、
- がんばっても仕事に適正を感じられない
- 自分に見合う適切な評価を得られない
こんな場合は、転職を考える必要もあります。
なぜなら、嫌々仕事を続けたり正当な評価を得られないままだと、スキルや経験、信頼度は上がりにくいからです。
「勤続年数や年齢は増えるのに市場価値(ビジネスパーソンとしてのレベル)は低いまま」
「転職したくてもできない・今の会社にしがみつくしかない」
こんな状況にならないように気をつけてくださいね。
- 成功体験づくりをする
- デッドラインを決めて目標を達成する
- がんばっても適正がない・適切な評価が得られないなら転職を考える
体力的にしんどいケース
- 仕事量が多い
- 拘束時間が長い
- 休みが少ない
このように体力的にしんどい場合は、自分の将来ついてよく考えたり、ホワイトな環境を探してみることをおすすめします。
体力的にしんどい仕事は、業界的または会社的に、
- 激務
- 長時間動労
- 人手が不足
このような状態がデフォルトである可能性が高いです。
今以上に体力をつけたり、仕事を減らしてもらえないか相談してみるなどの方法もありますが、基本的には今後も体力的にしんどい状態が改善される見込みは少ないのではないかと思います。
なので、「5年後、もしくは10年後、自分はこのまま働き続けられるのか?」と自問して、今後の方向性を考えるのがベターではないでしょうか。
体力的にしんどいということは、いわゆるオーバーワーク状態です。
労働時間は、労働基準法の36協定が目安になります。
原則的には延長時間の限度は以下のようになっています。
1週間あたり 15時間
2週間あたり 27時間
4週間あたり 43時間
1ヵ月あたり 45時間
2ヵ月あたり 81時間
3ヵ月あたり 120時間
1年間あたり 360時間
※ただし条件条項付き協定という決まりもあり、特別な事情がある場合限度の延長が可能
そして、残業時間は月80時間が「過労死ライン」とされていることも頭に入れておくべきです。
これを超えているようなら、完全に働きすぎ。「精神的にも身体的にも危険」ということを国が認めているわけなので、今後の働き方をよく考えましょう。
また、しんどい環境で働いた経験は、転職活動でプラスになります。
うまくアピールができれば、
- 粘り強い
- へこたれない
- ガッツがある
このような印象を与えることができるからです。
明確な目的があるなら別ですが、体力的にしんどい仕事を我慢して続けたツケはいつか自分の体に跳ね返ってきます。
今よりもホワイトな環境を探してみるのも一つの方法ではないでしょうか。
- 自分の将来を考えてみる
- ホワイトな環境を探してみる
===関連記事===
ブラック企業・やばい会社の見分け方【ホワイト企業に転職しよう】
転職を成功させるには、サポート力が高く相談しやすい転職エージェントを使うのがポイントです。
なぜなら、
- 自分に合う求人を紹介してもらいやすい
- 転職のコツ・ノウハウを吸収できる
- 情報収集が圧倒的に捗る
このようなメリットがあるからです。
以下の記事では、サポート力が高く相談しやすいエージェントをまとめました。ぜひチェックしてみてください。