就職したいけど、
どうしたらいい!?
英語の仕事に就くには
TOEICは何点必要?
管理人の「転職サポーターゆうき」です!
フリーターから就職した経験や転職経験、人事目線を活かして働き方や転職に関する記事を執筆しています。
今や「英語力」は、グローバル化する社会で必須のビジネススキルと言えます。
社内の公用語が英語という会社もありますし、海外に支社を展開する企業も増えています。
留学経験や語学を学んだ経験がある既卒者やフリーターのなかには、「英語を使える職場に就職したい」と考える人もいるはずです。
しかし、就活でアドバンテージを得るには、それなりに高いレベルの英語力を求められるのも事実です。
また、英語力を生かした仕事をしたくても、英語だけに焦点をあてると上手くいかないことも多いので注意が必要です。
この記事では、僕の就活経験と人事目線をもとに「既卒者やフリーターが英語を使った仕事に就職するなら注意したい7つのポイント」をお話します。
- 「これから英語力をつけて就活したい」
は要注意 - TOEIC700点以上が目安
- 英語を使う企業で求められるスキル
- 「TOEIC高得点=有利」とは限らない
- 英語力が足りないときの対処法
- 英語を使って何をするかが大切
- 英語力を活かすには
就職支援サービスを活用する
関連記事:早く就職したいフリーターがやるべき5つのこと【すぐ正社員になりたいなら必見】
【これから英語力をつけたいは要注意】フリーター歴が長引く原因になる!?
1つ目に注意したいのは、もしも「これから英語力をつけようと思っている」という場合は、フリーター生活の長期化に注意すべきだということです。
実は僕もフリーター時代に英会話スクールや独学で英語の勉強をしていたことがあります。
- 英会話に興味があった
- 就活で役立つ
- 資格を取得したい
という理由で英語を勉強しましたが、結局英語の勉強は、就活の大きなプラスにはなりませんでした。
もちろん、すでに高いレベルで英語を使いこなせていたり、「どうしても英語の仕事がしたい!」という強い気持ちで臨むのであれば、就活のプラスになる可能性は高いです。
しかし、「なんとなく英語が話したい」「英語は就活で有利になりそう」程度の気持ちでこれから英語の勉強をするのは、フリーターや既卒にとってはリスキーです。
なぜなら、フリーター生活が長期化して就職チャンスが減る可能性があるからです。
英語の勉強に時間をかけたせいで就職チャンスが減ってしまう!?
基本的にフリーターや未経験者の就職は、年齢が上がったりブランクが空くほどに難しくなっていきます。
これはどうしてかというと、フリーターを採用する企業は、
- やる気・熱意
- バイタリティ
- 将来性
- 指導のしやすさ
などを重視するため、どうしてもブランクが短く年齢の若い人材を欲しがるためです。
この後詳しくお伝えしますが、就活でアドバンテージになるほどの英語力は、大抵の場合数ヶ月では身につかないケースがほとんどです。
少なくとも半年から年単位の時間がかかってしまいます。
そうなってしまうと、フリーター生活が長期化し、結果的には英語の勉強に時間をかけたせいで就職チャンスが減ってしまうかもしれないわけです。
また、これは英語に限った話ではありませんが、企業は世間が思っているほど「資格」を重視してはいません。
転職サイトのリクルートが調べたデータによれば、企業が採用基準で重視する割合は、わずか9.5%にとどまっています。
企業が採用基準で重視する項目(複数回答)より
- 人柄 92.2%
- 自社・その企業への熱意 74.8%
- 今後の可能性 66.9%
- 性格適性検査の結果 44.2%
- 基礎学力 38.0%
以下省略
- 取得資格 9.5%
引用元:リクルート就職白書より抜粋
もちろん、冒頭でもお話したように英語は今後必須になりますし、勉強すること自体は非常に素晴らしいことです。
しかし、既卒やフリーターから就職する場合、英語に頼りすぎるのもリスキーです。
英語をこれから勉強しようと考えている場合は、最低限
英語を活かして
具体的に
どんな仕事をしたいか
期限を決めて
シビアに取り組む
という姿勢が大切です。
【企業が採用時に期待するTOEICスコア】フリーターは600点台を目指す
2つ目のポイントは、企業が採用時に期待するTOEICスコアについてです。
TOEICは日本企業が約7割がそのスコアを参考にする英語資格と言われています。
そのため、「英語に自信がある」「英語の仕事をしたい」という方は、TOEICをアピールポイントに就活を進めたいところです。
しかし、気になるのは、
就活で有利になるのか
わからない。。。
ということではないでしょうか?
「TOEICスコアが足りないなら勉強が必要かも」と思う人もいるかもしれません。
そこで参考になるのが、TOEIC公式サイトで公表している「企業が期待するTOEICスコアとビジネスパーソンの平均スコア」というデータです。
【IMAGE】
このデータを参考にすると、企業が期待する新入社員のTOEICスコアは465点から670点という結果が出ています。(平均値は565点、採用応募時に参考にするスコアは625点)
なので、625点前後のスコアがひとつの基準になります。
日系企業の場合は、600点以上であれば履歴書等に記載できるレベルと言われています。
また、実際に英語の実務を行う場合、TOEICスコア700点以上が好ましいということも頭に入れておきましょう。
TOEICスコア700〜795点で、できることの目安
- 会議の案内等の社内文書・通達を、読んで理解できる。
- 自分の仕事に関連した日常業務のやりかたについての説明を理解できる。
引用データ:TOEIC公式ウェブサイトより一部抜粋
700点以上になると、外資系企業の面接でもアピールできるレベル感と言えます。
もちろん、応募する業界や職種によって、期待されるTOEICスコアの基準値は変わってきますが、
600点以上
日系企業で
アピールできるレベル
700点以上
外資系企業で
アピールできるレベル
このようなイメージで考えておけば、大きなズレは無いはずです。
【就活するフリーターは知っておきたい】英語を使う企業で求められるスキル
英語を使って仕事をしたいなら、英語を使う部署に就職したいはずです。
そこで知っておきたいのは、英語を使う部署ではどんな英語スキルが重視されるかではないでしょうか。
英語スキルは主に
- 「リーディング」
- 「ライティング」
- 「スピーキング」
- 「リスニング」
の4つに分類されますが、国内企業で重視されるのは「リーディング」と「ライティング」と言われています。
もちろん、4つの英語スキルすべてバランスが良いほうが評価は高いですが、日本において重宝される可能性が高いのは、「リーディング」「ライティング」ということは押さえておきましょう。
ただし、このあたりも業務内容や就職する企業によって異なります。
まずは入社したい企業がどんな形で英語を使っているかを見極めることが大切です。
既卒やフリーターの就職はTOEICの点数が高ければ有利とは限らない!?
さてここまで、
- 企業が採用時に期待するTOEICスコア
- 英語を使う企業で求められるスキル
をお伝えしましたが、既卒やフリーターから就職する場合、TOEICの点数が高ければ有利とは限らないということも頭に入れておくべきです。
TOEICに期待しすぎるはリスキーかもしれません。
と言うのも、TOEICなどの英語資格は、あくまでも仕事に必要なツールのひとつに過ぎません。
先ほどもお伝えしたように企業は、資格を大きな評価基準とはしていません。
例えば、英会話の先生になる場合を考えてみてください。
英会話の先生は、当然TOEICなどの英語力は必須ですが、それ以外にも
- 生徒との
コミュニケーション力 - やる気や熱意
- 学習経過の
マネジメント力
など、様々な資質が問われます。
つまり、就活を有利にするにはTOEICの点数だけではなく、その仕事に適した人材であることをきちんとアピールする必要があるわけです。
英語資格やTOEICの点数ばかり考えていると、就活はなかなかうまくいきません。
そういう意味でも、
- 英語を使ってどのように
仕事をしたいのか - その仕事をするには
英語以外に
どんなスキルが求められるか
をよく考えてみてください。
関連記事:【フリーターやニートの就職に資格取得はあり!?】知っておきたい資格の見極め方
【英語の仕事がしたいけど英語力が足りない】フリーターにおすすめの勉強方法
では、英語の仕事がしたくてもTOEICスコアや英語力に不安があるフリーターや既卒者はどうしたら良いのでしょうか?
いろいろな方法はあると思いますが、まずは英語力を問われない求人に就職してしまうのがベターです。
就職を決めてから英語の勉強を進めて、数年後に英語を扱う仕事に転職をするという流れがスマートだと言えます。
なぜなら、もともと英語に自信がある場合はともかく、これから短期間でTOEICの点数を大幅に向上させるのは至難の技です。
実務レベルで使える英語力を身につけるのも現実的とは言えません。
お伝えしたように、英語を使った仕事でアドバンテージを得るには、最低でもTOEICスコアは600点以上が必要になります。
例えば、今から2〜3ヶ月でスキルが身につくなら話は別ですが、フリーターのまま1年〜2年と時間を費やすと、就職チャンスそのものが減ってしまいます。
それよりは、今のうちに就職をして職務経験を積んだほうが、後々有利になる可能性が高いです。
もちろん、これが正解とは限りませんが、現在フリーターや既卒でこれから英語力を身につけて仕事に活かしたいなら、
- 就職をして
実務経験を積みつつ
英語力を高める - 数年後に
英語の仕事に
転職をする
というキャリアを描いたほうがリスクが少ないかもしれません。
【英語を使って何ができる!?】フリーターの就職に必要なアピール
6つ目に考えておきたいのは、英語を使って何ができるかです。
英語などの語学に限らず「資格」も同様ですが、その「資格」が無いと業務が成り立たないわけではない限り、あくまでその資格はプラスアルファの能力です。
「英語力があれば大丈夫」「資格があれば有利」ではなく、
英語を使ってなにができるか
を考えて就活を進めることが非常に大切です。
英語力に自信がある場合も、英語だけをアピールしてもなかなか就活はうまくいきません。
それよりも、
- 自分はどんな利益を生み出せるか
- 自分の長所や短所はどこか
- 英語をどう活かすつもりか
をきちんと伝えられるように整理しておきましょう。
英語(TOEIC)を活かして既卒フリーターから就職したいなら就職支援サービスを賢く活用しよう
また、英語や資格を活かして就職したいと考えているなら、就職支援サービスを使って就職活動を進めることをおすすめします。
キャリアアドバイザーという担当者が、
- 希望に合った求人探し
- 就職活動の不安や悩み相談
- 面接の対策や応募書類のアドバイス
などをしてくれるので、英語や資格など、自分が活かしたい能力を相談してみるといいですね。
希望にピッタリ合う英語の仕事は難しくても、思っても見なかった仕事で自分の能力を活かせるかもしれません。
サービスは無料で利用できるので、チャレンジして損はありませんよ。
就職支援サービスは、既卒者やフリーター専門のサービスを活用するのが秘訣です。以下の記事では、未経験者の就職におすすめの就職エージェントをまとめているので参考にしてください。
フリーターや既卒、ニートなど「未経験」から就職を成功させるには、未経験者専門のエージェントサービスを選ぶことが大切です。
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以下の記事では未経験からの就職に強いエージェントを3社厳選しています。