新卒カードも無いし
終わった…
これからどうしたらいい!?
管理人の「転職サポーターゆうき」です!
フリーターから就職した経験や転職経験、人事目線を活かして働き方や転職に関する記事を執筆しています。
日本の就活では、新卒の強さが圧倒的です。
リクルートが調査したデータを見ても、2022卒の就活生の内定率は92.4%という高水準を保っています。(引用元:マイナビニュースより)
新卒のほうが、
- 大企業に就職しやすい
- 就職の選択肢が多い
と言えるため、「就活の失敗=大きなマイナス」というのは嘘ではありません。
しかし、新卒の就活に失敗したからと言って、「もう就職なんて無理」「負け組だ」と諦めるのは時期尚早です。
もちろん、「大企業に就職してエリートコースを歩む」というのは難しくなりますが、就活をリトライすればいくらでもチャンスはあるからです。
実際に僕は、フリーター経験後に就職をして、今はやりがいのある仕事をしています。
就活に失敗したこそ、得たものもあると感じています。
この記事では、僕の就活経験と人事目線をもとに、就活に失敗して新卒入社できなかったときの対処法をまとめました。
- 悩むより前向きに
リスタートする - 就活失敗後の進路を
考えてみる - 既卒者として就活をする
【本当に就活失敗は終わり?】悩むよりも前向きにリスタートすることが大切
1つ目の対処法は、悩むよりも前向きにリスタートすることです。
冒頭でもお話したように、就活に失敗したことを大きなマイナスと考える人は多いはずです。
もしかしたら、新卒を逃したことに引け目を感じるかもしれません。
ですが、就活に失敗したことをいくら悔やんでも、過去を変えることはできませんよね。
悩めば悩むほど、ドツボにはまってしまいます。
なので、難しいことではありますが「失敗から得るものもある」と気持ちを切り替えて、前向きに就活をリスタートすることが大切です。
失敗から
何を得られるわけ?
と思うかもしれません。
ここで、フリーターから就職をした人の体験談(失敗から得たもの)をご紹介します。
就職に失敗して3年フリーターをした後、半導体メーカーに営業で就職しました。
自分が契約した初めてのお客様は、フリーター時代にアルバイト先でお世話になった先輩が立ち上げた会社でした。
回り道はしましたが、そのおかげで大きな契約ができました。
フリーターだったころ、私の趣味は英会話でした。
アルバイト先は英語を使う環境でしたし、お金を貯めてオーストラリアに短期留学もしました。
そんな経験が功を奏したのか、就職後は憧れだった海外事業部への配属が決まりました。
新卒は逃しましたが、充実した毎日を過ごしています。
このように、就活失敗という経験をプラスに変える人もいます。
大切なポイントは、「失敗からも得るものはある」という意識をもつことです。
新卒を逃してもチャンスはある
また、
- 就活に失敗したら終わり
- フリーターになったら
就職できない
と考えてしまう人もいるかもしれませんが、それは間違いです。
というのも、新卒の就活は人生で一度きりのチャンスですよね。
しかし、人生のすべてがたった一度のチャンスで決まってやり直しがきかないなんて、厳しすぎると思いませんか?
もちろん、バリバリのエリートコースを進むのは厳しいかもしれませんが、たとえ新卒を逃したとしても、正社員で就職することは可能ですし頑張り次第でステップアップはできます。
「就活に失敗したら終わり」というのは、極端な考え方です。
実際、近年の既卒者の内定率は40%以上となっています。
現在の内定の有無
- 2021年 42.4%
- 2020年 34.4%
- 2019年 43.3%
なので、新卒を逃しても頑張ればチャンスはあると考えて、前向きに就活をリトライしてみましょう。
【どの道を目指すのがベスト?】就活失敗後の進路をチェック
では、就活失敗後はどんな道に進んだら良いのでしょうか?
一般的には、以下の4つの選択肢が考えられます。
- フリーターとしてアルバイトをする
- 派遣社員をする
- 専門学校に入学したり資格取得を目指す
- 既卒として就職を目指す
就活失敗後の進路:フリーターとしてアルバイトをする
1つ目の進路は、フリーターとしてアルバイトをする道です。
ちなみに僕が就活を諦めたあとに選んだのもフリーターでした。
- やりたいことがなかった
- 就職は難しいと感じた
- フリーターでも
やっていけると思った
という理由でフリーター生活をはじめましたが、個人的にはおすすめできる方法ではありません。
もちろん、「自由に生きたい」「お金には困らない」「就職よりもやりたいことがある」という場合は、フリーターという働き方もアリかもしれません。
- 夢を追うために
フリーターでお金を稼ぐ - 留学をするために
しばらくアルバイトで
貯金をする
など、目的があるなら悪い選択ではありません。
ですが、なんとなくフリーターになってしまうのはNG。あとで後悔する可能性が高いと言えます。
というのも、フリーターは職歴が評価されないケースが多く、給料もなかなか増えません。
また、僕の経験から言って、「職業=フリーター」という肩書きは、様々な面でマイナスです。
例えば、こんな経験をしました。
- 友人や知り合いに
「今何してるの?」と聞かれると
答えに詰まる - 家族や親戚に
会うのが億劫 - 社会的信用度が低い
=ローンが組めない・クレカが作れない
「フリーター=だらしない」と色眼鏡で見られるケースもありました。
なので、「就活に失敗したからなんとなくフリーターを選ぶのは後悔のもと」ということは頭に入れておきましょう。
就活失敗後の進路:派遣社員として働く
2つ目の進路は、派遣社員として働く道です。
派遣会社に登録して働く「派遣社員」は、フリーターよりも高時給かつ待遇が良いケースが多いと言えます。
ただし
- 派遣切りなどに遭う場合がある
- 何年かごとに契約を
更新する必要がある - 決められた年数以上は働けない
といったリスクがあることは頭に入れておきましょう。
もしも派遣社員の道を選ぶ場合は、
- スキルアップできる職場を
紹介してもらえるか - 紹介予定派遣を利用できるか
など、正社員につながる道を考えた上で派遣会社を選ぶことをおすすめします。
【紹介予定派遣とは?】
紹介予定派遣とは、派遣期間(最長6ヶ月)終了後、本人と派遣先企業双方合意のもとに社員となる働き方です。
引用元:テンプスタッフより一部抜粋
なぜなら、フリーターと同様、いずれ派遣社員も「派遣社員を続けること」に不安を感じる可能性が高いからです。
- 派遣でがんばってきたけど
なにもスキルや経験が残らなかった - 派遣切りに遭い
次の派遣先が見つからない
という状況にならないように、きちんとステップアップできる環境で働くことが大切です。
就活失敗後の進路:専門学校入学・資格取得を目指す
3つ目の進路は、専門学校入学や資格取得を目指す道です。
お金に余裕がある・生活に困らないという場合は、専門学校に入学してスキルを得たり、資格取得を目指す進路も考えられます。
ただし、専門学校や資格取得は、
- 本当にやりたいこと
- 必要なスキルや資格
を明確にすることが非常に大切です。
そうしないと、途中で挫折してしまったり、就職を先延ばしにする理由になる場合も少なくありません。
また、学校卒業時や資格取得後に再度就職を逃す可能性もあります。
実際に僕はフリーターをしていたとき、「なんとなく役立ちそうだ」という理由で簿記と英検の資格を取りました。
しかし、スキルの活かす道を考えていなかったため、就活では全く役立ちませんでした。
なので、専門学校や資格取得の道を目指す場合は、目的を明確にしておくようにしましょう。
関連記事:【フリーターやニートの就職に資格取得はあり!?】知っておきたい資格の見極め方
就活失敗後の進路:既卒として就職を目指す
最後4つ目の進路は、既卒者として就職を目指す道です。
先にお伝えしたように、既卒者の内定率は40%程度。10人に4人は正社員として就職している計算です。
近年は、既卒者や第二新卒を採用する企業が増加傾向にあるため、今後はさらに既卒の就活率は上がるかもしれません。
ちなみに僕は、フリーターから既卒として就職をしました。
そんな経験から言えるのは、新卒の就活を失敗したあとの進路は、既卒で就活するのがベターだということです。
そして、既卒の就活は早ければ早いほうが良いと言えます。
なぜなら、
- 年齢が上がるにつれて
応募できる求人は減る - 若いほうが「企業受けは良い」
このような傾向があるからです。
とくに未経験者を受け入れる企業は、若い人材を好む傾向にあります。
同じ既卒でも、年齢が若い人材が有利になりやすいわけです。
既卒で就職を狙うなら、就活に失敗したあとのブランクはなるべく空けないが良いです。
【就活失敗後のおすすめ】既卒で就職をする道
もうお分かりかと思いますが、僕がおすすめしたいのは、既卒者として就職を目指す道です。
もちろん、正社員が唯一の正解と言うつもりはありません。
しかし、経済的に恵まれていないと、フリーターは年を重ねるにつれて厳しくなりますし、専門学校や資格取得なども相当なお金が必要です。
そもそも、やりたいことや必要な資格が不明瞭な場合、失敗する可能性も高くなります。
自分自身が何を大切にしたいかで進路は変わりますが、
- 目指すものがない
- 経済的に余裕があるわけではない
- 進路に迷いがある
という場合は、既卒者として就活をするのがベターではないでしょうか。
まずは、
- どんな求人があるか
- どんな仕事をやりたいか
- どんな仕事に適正があるか
などをチェックしてみることをおすすめします。
【就活失敗にもプラスはある】終わりではなく始まりになった話
ちなみに僕は、就職することなく学校卒業。3年ほどフリーターをしたあとIT系の企業に就職しました。
そんな経験を振り返って感じるのは、
新卒の就活失敗もいい経験になった
ということです。
たしかに、新卒でスムーズに就職を決めていたら、もっと楽だったかもしれません。
しかし、新卒の就活時は「内定=ゴール」と考えていたので、「とにかく早く就活を終えたい」という気持ちしかありませんでした(結局、新卒では就職できませんでしたが)。
正直に言って、やりたい仕事は無く、働く目的もよくわかりませんでした。
ですが、一度フリーターとして働いたことで、自分を見つめ直すことができ、本当に入社したい会社に就職することができました。
その結果、仕事を楽しいと感じられるようになったと思います。
なので、新卒で就活に失敗したことはマイナスに思っていません。
もちろん、新卒のほうが就職チャンスは大きいですし、プラスの面がたくさんあることも事実です。
しかし、「就活失敗=終わり」と決めつけず、
- 失敗をどう活かすか
- プラスに変わる
ポイントはないか
と考えて、前向きにがんばることが成功の秘訣ではないでしょうか。
【就活失敗後の就活】新卒の就活方法とは違うことを知っておく
ただし、ひとつだけ注意してほしいことがあるんです。
それは、就活失敗後の就職は新卒の就活とはやり方が異なるということです。
たとえば、
- 応募書類の書き方
- 面接での受け答え
- 就職に対する姿勢
など、新卒就活時のノリでアピールをしてもうまくいかないことが多いです。
そのため、既卒の就職活動はひとりで進めずに就職支援サービスを活用することをおすすめします。
幸い今は、既卒者などの「未経験者」をサポートしてくれるサービスがたくさんあります。
- わかものハローワーク
- サポステ
- 就職エージェント
などを利用すれば、就職に詳しいキャリアアドバイザーやキャリアカウンセラーが無料でサポートをしてくれます。
エージェント系サービスが就活を楽にする
とくに「就職エージェント」は、求人を出している企業と結びつきが強いため、
- 仕事を紹介してもらいやすい
- 細かな情報をおしえてもらえる
- 書類免除のケースもある
など、たくさんメリットがあります。
また、面接に自信がなかったり、仕事選びで迷ったときも、エージェントの担当者に相談すれば、
こんなアピールが
好印象です。
こんな感じだったので
◯◯さんに
合っていると思います。
このように的確なアドバイスをもらえます。
ひとことで「就職失敗」と言っても、
- 大卒で就職できなかった
- 高卒で就職できなかった
- 就職に失敗して無職に
など、様々な状況があるはずなので、ひとりひとりに合った就活が必要です。
そういう意味でも、エージェント(就活のプロ)のアドバイスは非常に有効です。
もちろん、エージェントを使えば絶対に転職できるわけではないですし、「転職活動はひとりで進めたい!」という人にはおすすめできません。
ですが、エージェントを活用することで、情報収集の質はグッと上がり、自分にとって最適な職場に応募できるチャンスは確実に広がります。
僕自身はエージェントサービスを活用したことで
- 書類落ちが激減した
- 面接に自信をもてるようになった
- 普通は応募できない
求人を紹介してもらえた
などいろいろなメリットがありました。
注意したいエージェント選び
ちなみに就職エージェントは、既卒者などの「未経験者」をきちんとサポートしてくれるサービスを選ぶことがとても大切です。
下記のようなエージェント系サービスは、正社員経験アリの転職者を対象にしているケースが多いので、あまりおすすめはできません。
- リクルートエージェント
- doda
- マイナビエージェント
関連記事:職歴なしのフリーターやニートはリクルートエージェントを使える?【就活で必ず知っておきたい3つのこと】
未経験者を専門的にサポートしているエージェント選ぶことで、
- 未経験者歓迎の求人を
紹介してもらえる - 面接のコツなどを
1から教えてもらえる - 就活の悩みを相談しやすい
など、手厚いサポートを受けられます。
とくにおすすめできるのは、以下の3つの就活サービスです。
就職カレッジは、株式会社ジェイックが運営している未経験者やフリーター、既卒者などに特化した就職サービスです。
- 初めての就活でも
相談しやすい - 離職率が低い
優良企業の紹介 - 無料の就職講座実施
などの特徴があり、就活が不安な人にとことん寄り添ったサービスです。
厚生労働省委託業者が認めている、「職業紹介優良事業者」でもあります(日本で43社しか認められていません)。
そのため、ブラック企業対策にも強く、サポート内容も手厚いエージェントです。
サポート対応地域は、下記のとおり。
山形 福島 茨城 栃木
群馬 埼玉 千葉 東京
神奈川 新潟 石川 山梨
長野 岐阜 静岡 愛知
三重 滋賀 大阪 兵庫
奈良 和歌山 岡山 広島
福岡 熊本
(※対応地域は変わる可能性あり)
会員登録は簡単な入力をすれば1分程度で終わります。
未経験で優良企業に就職したいなら、真っ先に活用したいサービスです。
登録をサクッと済ませて、1歩前に進みましょう。
※就職カレッジではWEB面談も実施しています。自宅にいながら安心して相談できます。
続いてお伝えする「キャリアスタート」は、株式会社キャリアスタートが運営する、第二新卒やフリーター、既卒者に特化した就職エージェントです。
- マンツーマンフルサポート
- 未経験OK求人が多数
- 内定率80%超え
などの特徴があり、利用者の満足度が非常に高いサービスです。
経験豊富なコンサルタントが書類添削から面接までマンツーマンでフルサポートしてくれるので、迷わずスムーズに就活を進めることができます。
また、約1000件の未経験向け求人から仕事を紹介してもらえるため、内定率が高く満足度の高い結果が期待できます。
登録は以下のように3ステップで簡単に行えます。
就職率とサポートの質は間違いないので、未経験で就職を目指すなら必ず登録しておきたいサービスです。
最後にお伝えする「ハタラクティブ」は、レバレジーズ株式会社が運営する20代向けの転職・就職エージェントです。
- 適職が見つかりやすい
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ハタラクティブでは、自己理解を深める独自のカウンセリングを行っています。
そのため、適職が見つかりやすく就活の成功率も高いのが魅力です。
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登録は、以下のような対話形式で進むのでとても簡単。
早く就職を決めたい方や適職を相談したい方は、ジェイックやキャリアスタートと併せてハタラクティブも活用しましょう。
【不安を解消して優良企業に就職したい】
⇒就職カレッジ(ジェイック)
【就職率とサポートの質が高い】
⇒キャリアスタート
【内定が早く適職が見つかりやすい】
⇒ハタラクティブ
フリーターや既卒、ニートなど「未経験」から就職を成功させるには、未経験者専門のエージェントサービスを選ぶことが大切です。
- 未経験歓迎求人が多い
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- 不安や悩みを相談しやすい
このようなメリットがあるので使わない理由はありません。
以下の記事では未経験からの就職に強いエージェントを3社厳選しています。