なにから手を付けていいかわからない
こんなふうに悩んでいる方に送りたい言葉があります。
それは、世界で初の実用電話機を発明したアレキサンダーグラハム・ベルのこんな言葉です。
何はさておいても、準備こそが成功の鍵である
by アレキサンダーグラハム・ベル
管理人の「転職サポーターゆうき」です!
20代中盤を過ぎると、「就職は厳しいのでは?」と不安になりますよね。
僕も同じ時期にバンドマンフリーターから就職をしたので気持ちは分かります。
でも、26〜27歳は、就職チャンスがまだまだたくさんある年代。就職が遅いなんてこともありません。
大切なのは、
- 就職のコツをつかむ
- きちんと準備をして就活をする
この2ステップです。
この記事では、就職のコツや準備のしかたをサクッとわかりやすくお伝えしていきます。
- 就活の悩みを解決する
- 26〜27歳で就職する強みを理解しておく
- 就活を成功させる4つのコツを押さえる
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正社員経験なしでも最速で就職するヒント【職歴なしの就活術】
これで解決【26歳・27歳の就活者に多い悩み】
まずは、26歳・27歳で就職する人に多い悩みをまとめてみました。
- 「職歴がないと就職できないのでは?」
- 「資格がないと就職は難しいかも」
- 「ブラック企業しか雇ってくれない気がする」
- 「アルバイトが忙しくて就活する時間がない」
これらの悩みにどう対処すべきかお伝えするので、チェックしてみてください。
「職歴がないフリーターや既卒は就職できないのでは?」
「職歴なし」を知った上で採用活動をしているので大丈夫です。
たしかに「職務経験」は、企業にしてみたら「採用を決める大きなポイント」です。
選考基準に関する下記のデータを見ても、「職務経験」を重視する割合が非常に多いことが分かりますよね。
◆未経験者採用で採用を厳しくした基準は?
- 職務経験 59.6%
- ポテンシャル 54.3%
- 学歴 37.2%
- 志望動機 29.8%
- 自己PR 27.7%
- 仕事の成果 24.5%
- 資格 21.3%
- 語学力 10.6%
ですが、26〜27歳の「未経験者」を意欲的に採用する会社に限って言えば、そもそも職務経験が少ないことを知った上で採用活動をしています。
職務経験なしがNGなら、求人票には「経験者のみ」「◯◯の経験◯年以上」という記載があるはずですし、わざわざ面接にも呼びません(時間や費用の無駄になるので)。
つまり、応募する企業選びを間違えなければ(未経験歓迎、フリーターOKなど)、職歴がないことやフリーターであることを過度に気にする必要はないんです。
基本的に未経験者を採用する会社は、
- ポテンシャル
- 志望動機
- 自己PR
を採用基準にします。
また、採用の現場では、
「職場に馴染める人物か」
「素直な人材か
「一緒に働きたいと思えるか」
など、人間性で判断されるケースも多いです。
なので、「26〜27歳で職歴なしだから就職は難しい」と思わずに、ポテンシャルや志望動機、自分らしさを伝える努力をすることが就職のカギですね。
「資格がないと就職は難しいかも」
無いと就職できないわけではありません。
資格に関しては、
- 就職が有利になる
- スキルがないなら身につけるべき
- 資格がないと採用されない
このように言われることが多いですよね。
たしかに半分は当たっていますが、資格さえあれば内定間違いなしというのは正しくありません。
なぜなら、採用の場で資格の重要度は低いからです。
先ほどのデータをもう一度見てみましょう。
◆未経験者採用で採用を厳しくした基準は?
- 職務経験 59.6%
- ポテンシャル 54.3%
- 学歴 37.2%
- 志望動機 29.8%
- 自己PR 27.7%
- 仕事の成果 24.5%
- 資格 21.3%
- 語学力 10.6%
このように、資格や語学力は下位ですよね。
もちろん、その資格が必須の仕事なら大きなプラスになります。
例えば、宅建(宅地建物取引士)は、不動産業を経営するにあたり、従業員の5人に1人の割合で、必ず宅地建物取引士を置かねばならないという法律があるため、こうした資格は大きなプラスになります。
ですが、一般的に人気の高い「簿記検定」「ビジネス検定」「TOEIC」「MOS」などの資格は、
- 資格で得た知識や技術
- 実際に行う実務
この2つに大きな溝があるケースが多いので、資格があればOKとはいかないケースがほとんどです。
なので資格に関しては、
- 無いよりはあったほうがいい
- プラスアルファ程度
こんなふうに考えて就活に望みましょう。
「ブラック企業しか雇ってくれない気がする」
たしかに26歳〜27歳の就活者は、ブラック企業につかまりやすいと言えます。
ですが、きちんと情報収集をしたり対策を立てることでホワイトな職場に就職することはできます。
詳しくは、ホワイト企業に就職する道しるべ【ブラックに捕まらない方法】という記事にまとめています。
「アルバイトが忙しくて就活する時間がない」
自分ひとりでがんばらなくてもOKです
アルバイトで生計を立てていると、
- バイトが忙しくて就活する暇がない
- 毎日のアルバイトで精一杯
こんな悩みを抱える人もいるはずです。
僕も同じ状況だったので気持ちはわかりますが、そんなときは自分の将来についてよく考えてみましょう。
- アルバイトを続ける将来
- 就活をがんばって正社員になった将来
明るい未来が見えるのはどちらでしょうか?
今の時代、スマホひとつあれば就活はできますし、バイト先に相談すればシフト調整をしてもらうこともできますよね。
また、あとでお話しますが、就活エージェントなどのサービスを使えば、就活をひとりでがんばる必要もありません。
アルバイトと就活、どちらを優先すべきかをよく考えて行動しましょう。
26〜27歳で就職する「強み」を理解しておく
26〜27歳で就職する自分は、マイナスだらけ。。。
ひとつも強みがない
こんなふうに思っていませんか?
たしかに26歳・27歳の就活では、
フリーター歴や無職期間がある
職歴がない
スキルや経験がない
などマイナスが多いのは事実です。
しかし実は「26〜27歳の就活者ならではの強み」もあります。
素早い対応ができる
大きな強みと言えるのが、
- 「すぐに就職して働ける」
- 「素早い対応ができる」
ということです。
例えば、転職者や新卒者は、会社や学校があるので、採用から入社までに時間がかかります。
転職者は、現職が忙しくて面接時間が確保できなかったり、入社期間の調整で手間取ったりします。
新卒は入社時期が決まっているので「今すぐ人手がほしい」という企業のニーズには答えられません。
一方26〜27歳で就職をするフリーターや既卒者は、基本的に「即入社」が可能ですよね。
さらに面接日なども対応しやすいので、素早い就活が可能になります。
未経験でも就職しやすい最後のチャンス
もうひとつの強みは、26〜27歳くらいまでは
- 未経験でも活躍できる求人がまだまだ豊富
- 将来性を期待されて採用されやすい
ということです。
これが20代後半、30代になってしまうと、今後の成長に疑問をもたれやすくなりますし、実際に応募できる求人も減ってしまいます。
26歳・27歳の就活を成功させる4つのコツを押さえる
最初にお伝えしたアレキサンダーグラハム・ベルの言葉を覚えていますか?
何はさておいても、準備こそが成功の鍵である
by アレキサンダーグラハム・ベル
就活を成功させるには、
- 就職のコツをつかむ
- きちんと準備をして就活をする
この2ステップが大切。次の4つのコツを押さえて就活に臨んでみてください。
- デッドラインを設定して自分だけの目標を決める
- 求人を出す企業はなにを考えているか意識する
- 痛いポイントをしっかりフォローする
- ひとりで悩まない環境をつくる
デッドラインを設定して自分だけの目標を決める
1つ目のコツは、デッドライン(いつまでに就職する)を設定することです。
先ほどお話したように、未経験でも就職チャンスはたくさんあります。
ですが、26〜27歳がダラダラ就活をしていたら、あっという間に20代後半、30代になってしまいますよね。
また、新卒とは異なりエントリー期間が決まっているわけではないですし、就活をするしないもすべて自分次第です。
なので、自分なりに就活のデッドラインを設定して、モチベーションを高めましょう。
就活を延々先延ばしにしたり、気がついたときにはアルバイトのまま30代を迎えてしまったなんてことにならないように!
そして、自分なりの「就活する目的」を決めると良いですね。
「内定」を目指すのは当たり前ですが、「就職したその先」を考えてみるのがおすすめ。
例えば、
「就職をしてひとり暮らしをする」
「ボーナスがでたら海外旅行にいく」
「給料で彼女・彼氏や親にプレゼントを買う」
などなんでもOKですが、自分が心の底からワクワクする目的を決めたほうが、やる気にブーストがかかるはずです。
求人を出す企業はなにを考えているか意識する
就活で採用されるのはどんな人か知っていますか?
- 高学歴
- 自己PRがうまい
- スキルや経験が豊富
もちろん、これらも間違いではありませんが、結局就活で採用されるのは企業のニーズに合致した人です。
例えば、いくら高学歴で自己PRがうまくても、ニーズとかけ離れていたらなかなか採用に結びつきません。
企業のニーズ(求める人物像)
- 20代の未経験者がほしい
- 淡々と仕事をこなす素直な人材がほしい
- 事務系のスキルがあれば尚可
高学歴で自己PRのうまい求職者
- 大手企業でバリバリ働いていた
- 営業でNo.1の成績
- 会社の外で動き回るのが好き
上記は極端な例ですが、就活は「適材適所」で決まるケースが多いです。
つまり、自分がしたいアピールだけでは駄目で、
この会社のニーズって何だろう?
このように考えて、「企業側のニーズ」を意識した自己PRや志望動機を組み立てるのがコツなんです。
応募する企業のニーズに合わせて練り上げましょう。
触れてほしくない痛いポイントはしっかりフォローする
26〜27歳で就活するとなると、やはりいろいろと「触れてほしくない痛いポイント」がありますよね。
- フリーター歴や無職期間がある
- 職歴がない
- スキルや経験がない
など。。。
これらは面接で聞かれる可能性が非常に高いので、ちゃんとフォローできるように準備しておきましょう。
フォローの仕方ですが、以下のポイントを押さえるのがおすすめ。
- 嘘はつかない
- 反省する
- 学びを伝える
- 努力はきちんと伝える
- 今後の展望を伝える
例えば、26歳まで職歴がないことを聞かれたら、こんな感じのフォローを組み立てます。
就職ではなくバンドマンの道を選んだ。
しかし、将来をよく考えず勢いで決めたことを後悔している。
バンド活動を通じて人を喜ばせる方法、音楽と人をつなぐ素晴らしさを学んだ。
今後は営業マンとして、御社の商品と顧客をつなぐ架け橋になりたい。
グズグズ悩まない環境をつくる
ビートルズのジョン・レノンは、こんな言葉を残しています。
人生はあれこれ準備をしているうちに過ぎていく
By ジョン・レノン
就活の準備は大切ですが、悩んでいたら人生はあっという間に過ぎていきます。
20代後半が近い26歳・27歳の就活は、ある意味スピード勝負と言えるので、グズグズ悩まない環境を作ってしまいましょう。
そもそもどうして就活に悩むかというと、
- 相談できる人がいない
- 就活の仕方やコツがわからない
この2つが大きいと思いませんか?
逆に考えれば、就活を相談できて、就活成功のコツを教えてもらえれば、悩まずに済むわけです。
幸い今は、就活サービスが充実しています。
26〜27歳でも、就活をひとりで乗り切る必要がありません。
まずは2〜3社就活サービスを選んで、相談してみましょう。
https://hataraku-switch.com/category/syushoku-nayami/

20代の転職を成功させるには、20代に強い転職エージェントを使うのがセオリーです。
なぜなら、
- 20代を対象にした求人が多いので転職しやすい
- 転職のコツ・ノウハウをアドバイスしてもらえる
- 未経験職への転職・初めての転職に対応してくれる
このようなメリットがあるからです。
以下の記事では、20代の転職に強いエージェントをまとめてみました。ぜひチェックしてみてください。